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2007.03.31

杉田久女

杉田久女と宇内 「杉田久女句集」

朝日新聞土曜のbe欄「愛の旅人」は、杉田久女とその夫宇内を取り上げている。
時代の制約を受けながらも、俳句を初めて15年ほどで、久女は「ホトトギス」の同人に昇格している。
だが、その4年後、師の高浜虚子から同人を除籍される。

ここでは淡々とその事実と推測を述べているだけだが、松本清張の「菊枕」は久女をモデルにしたものではなかったか。
「菊枕」では、いわば師へのストーカーまがいの行為が虚子の不興をかっていったようなストーリー展開だったように思うが。


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折々のうた 最終回

大岡信さん「折々のうた」最終回 6762回、惜しむ声(asahi.com)

1979年1月、朝日新聞の創刊100周企画として始まったこの連載が、今日終わった。

途中、充電のための休載はあったが、最終回で6762回目だったという。

 「『折々のうた』は短歌、俳句、現代詩から漢詩、歌謡まで、ジャンルの枠を取り払った、日本の詩歌の広場。『台湾万葉集』など、あまり知られていなかった作品に光を当てたことも大きい」と、朝日歌壇選者の歌人、佐佐木幸綱さん。
という評価もあるが、市井の人たちの作品をもよく取り上げられていたと思う。

最終回は、

薦(こも)着ても好な(すきな)旅なり花の雨

田上 菊舎
だった。

朝刊を手に取ると一番に読んでいた欄だけに、淋しくなる。


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2007.03.30

ネット接続トラブル

今日は行き先行き先で気持ちのいい応対をして貰えて、いい気分で帰ってきた。

帰宅後いつも通りパソコンを起動。普通に動いていた。

ところが、夕方メールチェックをしようとすると、繋がらない。ノートからもダメ。
ルーター類の電源もちゃんと点灯している。ノートの無線も効いているようなのにどうしたことだろう。

慌てるな、涼! そう、一旦モデムの電源を落としてみよう。

モデム・ルーター類が幾つかあるため、元の電源を抜いてみる。ところが、それでも繋がらない。

停電と同じで、ご近所全部がそうだとある意味安心するのだが、我が家だけだと心配になってくる。

というわけで、NTTに電話をする。
ところが、電話帳に載っている番号に掛けると「こちらは云々、」要するに、時間外だからダメだというのだ。
仕方なく@Freedから接続してNTT西日本を探してみる。企業のサイトというのは、「こんなにいいことがあります」的なお知らせはいっぱいあるが、最近は電話番号が掲載されていることは滅多にない。

やっと見つけた番号に掛けて、故障係を教えてもらうことにする。これがなかなか繋がらない。待つこと何分か(数分よりは長いということ)で教えてもらった番号は「現在使われておりません云々」
仕方なく元の番号に掛けてまたまた待つこと何分か(>数分)で、サポートセンターの正しい番号を聞く。


そこでの応対は、非常に親切なものだった。
基本的には、最初にした電源を落とすということでよかったということだったのだが、機器の一つが不安定だということで、それの電源を最初に落として様子を見る必要があるということだった。
電源を入れ直した時間が早すぎたのも、うまく接続できなかったことと関係あったのかもしれない。

また、機器の接触不良ということで「申し訳ないが、機器の不具合も考えられる」というお話しだった。

ということは、又起こる可能性があるかと聞くと、そうだということだった。


という、年度末のおそまつな出来事!


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2007.03.29

わらわらわら

070329cat5
出てくるわ、





070329cat3
出てくるわ、





070329cat4
出てくるわ。






同じように見えるが、みんな違うネコ。

関連記事:サトザクラ


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2007.03.28

植木等さん、逝去

植木等さん死去 80歳 「無責任男」で一時代

今朝(27日朝)、呼吸不全のため死去なさったという。まだ80歳だった。

スーダラ節がヒットし、映画「ニッポン無責任時代」に出演されたことから無責任男と言われていらっしゃったが、ご本人は決していい加減な方ではなかった。ご自身や父上の生き方について語っていらっしゃったのを読んだことがある。詳細は忘れてしまったが。


中村草田男が句集「長子」に「降る雪や明治は遠くなりにけり」 を掲載したのが、昭和11年。明治から四半世紀経った頃だった。
平成も19年。「昭和は遠くなりにけり」だと、過日の天声人語にあった。

元クレイジーキャッツのメンバーも、ハナ肇・安田伸・石橋エータロー氏が既に死去。

又ひとり、昭和の男が逝った。


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2007.03.27

月命日:仏花

以前にも仏花について書いたことがある。

一般的には、「供える花」という捉え方がなされるだろう。

しかし、そうではなく、『仏花を美しく飾ることによって、仏国土のこの上も無い美しさをわたし達にいただけるようにと立てるのだ』という文章を読んで、腑に落ちたような気がした。

それならばどんな花でもよいかといえばそうではなく、毒のある花、つるのある花、とげのある花は立てないようにするべきだという。


一年中花が咲いているという世界をつかの間垣間見せていただけるのだとしたら、心をこめて花を飾り、またそれを受け入れたいと思うのである。



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2007.03.26

記事タイトルへの固定リンク追加について

ココログから、お知らせが出た。

タイトルに下線が出る(07.03.23)関連。

そうだろう。自分の周りでも随分と とまどいの声を聞いた。
黙って変更されたのでは、何がなにやら理解に苦しむのだ。
素人が作っているブログではあっても、自分が作ったものを勝手に変えられることに怒りを覚えるのは当然だと思う。
幸い自分の場合、教えていただける方がいらっしゃって希望の形に修正することが出来た。

ココログでは、近日中に色の指定が出来るように変更を検討中だという。


ココログが始まった頃のシンプルなデザインを選べなくなったのは、いつ頃からだろう。
リッチテンプレートをどんどん増やしているが、目を惹くものは(同じデザインを取り入れているブログと重なったりした場合)却って個性的でなくなるような気がする。
ラブリングとかいうことで、同デザイン同士の繋がりも重視しているようだが。


以下、ココログのお知らせページより

2007.03.26 記事タイトルへの固定リンク追加につきまして  ココログをご利用いただきありがとうございます。

 先日のココログベーシック/プラス/プロのバージョンアップにて、以下の機能変更についてご案内をさせていただきました。

 ・メインページ、日付ベースのバックナンバー、カテゴリー別のバックナンバーに表示される記事のタイトルに固定リンクを追加しました。

 この機能変更により、現在のところ、デザインのカスタムテーマで記事タイトル色の変更はできませんが、近日中に色の指定ができるようにすることを検討しています。また、オリジナルテーマにつきましても、以前と同様の見た目になるような対応を行います。

 本件については、ご利用の皆様からも様々なご意見を頂戴しておりますので、今後のスケジュールにつきましては、改めて本ブログにてご案内させていただきます。

 今後ともココログをよろしくお願いいたします。


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府庁近く

府庁近く
by モブログ

剣呑だったことの一つの解決が見えてきて、少しホッとしている。相変わらずバタバタと慌ただしい年度末である。

ようやく暖かくなってきた。それでも厚着をして出かけたら暑くなり、風が心地よかった。


府庁近くで満開になっている花を見つけた。左側はもっと花が多かったのだが、鳥が止まったのを移そうと右に寄りすぎた。
メモリがいっぱいでモタモタしているうちに、彼の鳥が移動し少々見えづらい位置に移ってしまった。
画面のちょうど真ん中あたりに位置しているのだが、お判りいただけるだろうか?


白血病で入院なさっていた方から退院のお知らせメールがあった。よい季節になってからでよかった。一緒にお見舞いに行った人から、さっそく飲み会のお誘いの返信が返っていた。

また楽しいお話しが伺えると思うと、嬉しい。


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2007.03.25

藤原伊織【てのひらの闇】

てのひらの闇
藤原 伊織〔著〕
出版  文藝春秋(文春文庫)
発売日 2002.11
定価 \660 (本体 : \629)
ISBN   4-16-761402-2
2人の男の道を決定づけたのは、生放送中のスタジオで発せられた、不用意な、しかし致命的な一言だった。20年後、その決着をつける時が訪れ、1人は自死を、1人は闘うことを選んだ。

再読。それも読了後かなり経ってしまった。

短編集「雪が降る」の中の「紅の樹」を膨らませたような作品だというが、印象はまったく違う。
この紹介文とあらすじは知っているが全部読むのは初めてだと思って読み始めたのだが、そうではなかった。だがナミちゃんの描写も初めて読むような感覚だった。

細部まで覚えている本もあれば、こうした印象しか残っていない本もある。少々情けない思いをする。

現実的ではないが、主人公はかっこいいなと思う。戦うことを選んでその戦が終わったときが実は彼の始まりであるのだが、それは描かれない。
いわば、シェーンの、ギターを抱いた渡り鳥の、淡い恋情も持ったままの別れの、そういったかっこよさであろうか。
だが、現実的ではないこうした生き方を描いたものを読むのも、嫌いではない。題材がというより、小気味よいセリフに惹かれているのかもしれない。


てのひらの闇
2002年11月10日第1刷
2005年10月15日第7刷


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2007.03.24

幾つか変更点

コメントとトラックバックについて少し変更しましたので、お知らせします。

まず、コメントについてです。

いつぞやのメンテのときから、コメント欄の「スパム防止認証画像の表示設定」について選べるようになりました。
そこで、「スパムの疑いがあるコメントに対して表示」にしていたのですが、連続投稿でなくてもこの画像が出てきてご迷惑をおかけしていました(自分自身のコメントもスパムですって)。

現在スパムコメントは殆どないということから、「すべてのコメントに対して表示しない」を選択しました。今のところ正常に働いているようです。

次に、トラックバックについてです。

これも前回のメンテのときから、コメントと別管理が出来るようになったのを機に、承認制を採らせていただいています。しかし、スパムトラバの多いこと多いこと。その通知がメールで来るので、メールをケータイに転送している事情もあり、「メール通知をしない」ことにしました。
その為、トラックバックを頂いても気付くのが遅れる場合があるかと思いますが、ご容赦ください。


このところ、ココログのことばかり書いてきたなぁ。
しばらく、ココログのことを忘れていたい気分だ。


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タイトル下線のその後

お騒がせしていたタイトルに下線が出るのその後のご報告です。

takoさんに教えていただいてCSSに書き込んだら、下線が消えました。
ただ、takoさんにお返事を書いている段階では、元通りになったのだと思っていました。
しかし、そうではなかったのです。

どういうことかというと、「新しい仕様になったが下線はつかない」、つまり「マウスを持って行くとリンクされる」という、自分では好きな形になったので大満足です。

takoさん、本当にありがとうございました。

追記です
takoさんから先の記事にコメントを頂いて修正した涼ですが、takoさんがココログ:記事タイトルに付加されたリンク下線の消し方という記事を書いておられます。
ご紹介させていただくと同時に、トラックバックさせていただきました。


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2007.03.23

タイトルに下線が出る

昨夜の、アクセスカウンターが表示されずに重たくなった症状はninjaのせいだったが、同じ頃から別の症状が出ている。

トップ画面で、タイトルの下に下線が表示されるのだ。(個々のページでは出ない)

ココログでも、同じ症状が出ているところと出ていないところがある。また、自分のブログでも、出ていないのもあるから、これはninjaのせいではない。

現在確認した、同じ症状が出ているブログ(勝手にリンクしてゴメンナサイ)

アリスとお茶を
あん・ぷろん・ぷちゅ
kuro-mama
言葉・ことば・コトバ・・・
芝と苑の隠れ家
second message
大学への基礎数学-雑記帳
な〜んちゃって通信
葉桜日記
花のひかり
備忘録
Fancy Pet
へいぽーが復活!
pocket book
本日は晴天なり…!?

マウスをフォーカスすると、リンクが出てくるところ
犬小屋の地下室
わくわく日記


全く影響ないところ
akira的はみ出しノート
いい富山~E_TOYAMA
大萩康司のココ最近
まったり・気まぐれ日常記
やっぱ九州が好きったい

デザインを見ても、タイトルに下線を引くかどうかという選択肢はないし、こんなこと勝手にしてほしくない。

当日追記
「下線が出る」というのはリンクが張られたという意味で、単に見た目だけのことではない。
ただデザインによってはマウスを合わすとリンクしていることがわかるというのもあって、これはスマートだ。
というわけで、見た目だけではなく全てリンクされるようになったのかと思ったが、まったく関係ないところもあるようで、よくわからない。

トップページがpermalinkか固定リンクかに係わらずおきているので、この辺も不思議なところ。(これは、古いデザインのところでも両方ある)
いずれにせよ、ここはタイトルに枠線を入れているので、余計邪魔に感じられるだけのことなのだが。

さらに追記
マウスを合わせると現れるところと、全く影響ないところを追記しました。


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メンテのあとは……

メンテのあとは、必ず何かが起こるココログ。

今夜はやけに思いじゃない、重い。
それに、コメント投稿時に『スパム防止』のための画像入力画面が出すぎ。
結果、何故か二重投稿になっていた。

おまけに(これはココログとは直接関係ないと思うが)、アクセスカウンターが働いていない。

一夜あけたら直っていればいいのだけれど。


今マイニフティに知人のブログ更新が挙がってきた。管理画面は開くが、表が出てこないという内容だ。
どうも、フリーも重たいようだ。

おーい、あざみさーん。
今試したら時間はかかったけれど開きましたよー。
でもやはりアクセスカウンターは表示されてないなぁ。

しかし他所のココログはどうもないところが多い。どうやら、メンテのせいではなくて、NINJAの不具合のようだ。


即追記
やはりNINJAの不具合ということで、takoさんに障害報告が出ていることを教えていただきました。ありがとうございました。

しかし、アクセスカウンターの非表示くらいならともかく、管理画面へアクセスできなくなるのは嫌だなぁ。


さらに追記
takoさんのコメントにお返事を書いたら、またもやスパム防止の画像が現れた。


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2007.03.22

右サイドバーが表示されない

ここではなく、会員用のブログなのでリンクできないのだが、右サイドバーが表示できない現象が起きている。
そのブログすべてがそうなのではなく、ある記事だけなのでいつからなのかはっきりしない。その記事の一番下に、右サイドバーにあるものが出てくる。

コメントについても、一応出てくるが、その記事についたコメントは表示されないし、書く欄もない。他の記事についたコメントへは飛べる。
過去記事だが現在進行中のものなので、これは困る。

そこで一旦記事の内容をコピーして新しい記事にしたが、同じ事だ。過去記事のほぼ同じ業務のものを引っ張ってきてコピペした上で修正したものは、うまくいった。

一旦はチャンと表示されていたし、コメントをつけることが出来たのに不思議だ。

桜桃さんやtakoさんのところで出ている症状とは違うようだが、突然こうしたことが起こってはわけがわからない。


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2007.03.21

青いマカロン

青いマカロン
byモブログ


これが噂の?青いマカロン。

昨日、青いマカロンがないというmixiでのやりとりの中で紹介されていたお店が、意外や近いところにあった。
可愛らしい(ごく小さいとも言う)お菓子で、値段は一個180円也。9個で1500円ということで、好きなものを組み合わせることが出来る。
全部違う色だ。
上の段の一番左側が写ってないが、これは黒に近いチョコレート色。青とピンクの間にあるのは二種類ずつで全部で九色というわけだ。

新しいチェリーピンク(註)もあると薦められたが、同じような色なのでこれはパス。

(註)下の段にあるもの。

桜桃さんのお話によるととても甘いということなので、ちょっと心配。


ところでこのお店へ辿り着くのにも、少々迷ったのだった。
駐車場へ車を入れて、勇躍出発したのだが、いくら行ってもお店がない。ようやく辿り着くと、そこにはつれあいが既に来ていた。のこのこ一緒に入ってきて
「へー、こんなので180円?」などと言うので、
「車へ戻ってて!」と、追い返したのだった。


それにしても、この近辺にはおしゃれなケーキやさんが多い。


マカロンを教えてくださった、桜桃さんの猫に小判にトラックバックさせていただきます。


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2007.03.20

リアルシンプル5月号

Realsimple0705

先週末からまたもや溜まりに溜まったものを放出中の昨日、つれあいが郵便ポストに届いたものを持ってきた。

「捨てるより届くものの方が多いのと違うか」としか言わないが。

もっとも先日は「余計拡げてるような……」とも言っていた。

BK1に注文した本三冊と、このリアルシンプル。もう五月号が出たんだ。

で、今号の特集は「ムダのない掃除法」。どの雑誌でも繰り返し提唱される様々な方法だが、それでも需要があると見えて特集してくれている。

今さらの感もあるが、この雑誌はちょっとおしゃれな感じがしてこれまで続いている。今号はプレゼント企画もある。プレゼントに応募するというのではなく、雑誌をプレゼントしないかという提案だ。
日経BP社はこの手のお誘い?が好きなのかな?

ちょっと考えてみることにする。


お料理紹介も、簡単に取り入れられそうなものがあって、時折便利に利用している。


今号は又、「私の運命を変えた一日」として三人の体験が紹介されていた。


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2007.03.19

船越英二さん逝去

俳優の船越英二さんが死去(asahi.com)

亡くなられたのは、17日だということだ。

船越英一郎の父といえば、判る方がいらっしゃるだろうか。
奥さんが長谷川裕見子だったことは、忘れていた。

二枚目としてデビューしたというが、菅原謙二や根上淳に比べて主役よりは敵役の方が多かったような気がするが。「金色夜叉」で富豪の富山を演じたときのことが印象に残っているのかもしれない。

大映映画が盛んだった頃のスターである。

よく映画を観た俳優さんが次々と亡くなっていく。上記のお二人も、既に鬼籍に入っておられる。


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2007.03.18

◆高田崇史【QED 竹取伝説】

QED 竹取伝説
高田 崇史〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 2006.3
定価 \800 (本体 : \762)
ISBN   4-06-275347-2
bk1で詳しく見る
不吉な「手毬唄」が残る、奥多摩の織部村。この村で、まるで唄をなぞったような殺人事件が発生。祟は事件の本質を解き明かすべく、「竹取物語」の真実から「かぐや姫」の正体にまで迫る。「QED」シリーズ第6弾。

手まり歌から、横溝正史の「悪魔の手鞠歌」を想起したのは、あながち的外れではなかったらしい。解説氏も同じように思ったと述べておられるし、実際見なし殺人ともとれる。
今回は蘊蓄を傾ける薬局店主が殺人の発見者で入院したという経緯もあり、彼の蘊蓄は聞かれない。その分、崇の蘊蓄に紙数を割かれている。

奥多摩の山中で起こった事件と、崇が解説していく「松竹梅」など古来めでたいものとされて来たものの真の意味の解説を交互に語りながら、物語は進行していく。

言葉や土地の名前についての解説には驚かされるものが多いのは、これまでのシリーズと同じだ。
かぐや姫の伝説が、小野妹子や紀貫之とも繋がっているという話は興味深い。また出雲という地名についても、あるいは出雲大社についても、初めて聞く話もある。

ただ、どこまでが検証されたもので、どこからが著者の創作なのかがもっと分かればいいのだが。
本書の中でも、崇に「これは自分の想像だが」という言葉で言わしめている解説もあるが。
一方で、昔読んだ柳田国男の全集なども参考にしていらっしゃるようだし、杉本苑子氏の考証についても触れられている。

前作「式の密室」とも絡ませながらの話の展開は、かなり悲惨だ。しかし冒頭の橋の場面から、二つの村のことはおおよそ見当がつく。動機については、多少ご都合的な感もあり弱いような気がする。


「尼川」と「鵲橋」という地名・橋の名前については、当地にも「天の川」と「かささぎ橋」があり、面白かった。またこの川から遠くない 場所には、惟喬(これたか)親王.の逸話も残っている。


QED 竹取伝説
2006年3月15日第1刷発行
2006年9月8日第8刷発行


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2007.03.17

JR西ノ宮駅が西宮駅に

JR「西ノ宮」駅、130年ぶりになくなる「ノ」(asahi.com)

夕刊で見出しを読んだとき、「ノ」って何だ?と思ったが、駅名から片仮名の「ノ」の字が消えるということだった。

ちなみに西宮市は、甲子園球場のあるところ(甲子園は大阪ではありませぬ)。

市は市名と駅名を一致させるよう、長年JR側に要望していたが、運賃表示板の書き換えなど多額の費用負担を要求されていたのがネックになっていたという。
この春新駅「さくら夙川(しゅくがわ)駅」が開業するのに合わせて一致させるということで、大部分の費用をJR側がもつことで130年ぶりに「西宮駅」になる。

なぜ「ノ」の字が入っていたかについては文献でも判らないという。

旧国鉄の前身にあたる工部省鉄道寮が「東京の人には読めないから」と、隣駅だった三ノ宮とともに「ノ」を入れたとも言われるが、真相は不明だ。

そういう地名は多いのではないかと思うが。

いつぞや書いた「日本縦断鉄道パズル」(06.10.22)にも駅名に関するものが多く、かなり楽しめる。


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クラシック演奏会でトラブル急増

キレる客対策、業界本腰 クラシック演奏会でトラブル急増

ドラマ「のだめカンタービレ」効果で、これまでクラシックに関心のなかった人がコンサートに行くようになったという新聞記事を読んで、テレビの影響の大きさに驚いていたのだが。

これらのトラブルは、これまでと違った雰囲気に「キレる」客をいうことで、古くからのファンが新参ファンをうっとうしがっているようでもある。

「のだめ軍団」という言葉もできたようだ。グループで来てクレームをつけられてトラブルに発生することが多いのだという。

最近の特徴はごく普通にみえるクラシック好きの常連客が、周囲の音や行動に過敏に反応し、突如キレる客に変貌(へんぼう)する点だ。
 「クラシック業界には、得意客を大切にする老舗(しにせ)旅館的な空気がある。従来のファンが、気付かないうちに、他者に自分の『聴き方』を強要している面もあるのかも」
という分析もあるらしい。

どこの世界にも、自分たちだけのものにしておきたい風潮のようなものはあるわけで、より多くの客にきてほしい主催者やオーケストラ側は苦労しているようだ。
プログラムにチラシを挟み込んだり、少しくらい音を出しても気にせずにすむような「自由スペース」をつくったりしているという。

ちなみに関西ではこうした「キレた」客がらみのトラブルはないということで、これは従来のクラシックファンがおおらか?ということなのか、仕方ない土地柄とみているのかは謎だ。


ここから思い出したのだが、天満繁盛亭でも昼席ではフラッシュをたくお客もいるとかいう話を、以前聞いたことがある。


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2007.03.16

電磁調理器、要注意

電磁調理器、要注意 おろし金過熱・空だき7時間機種も(asahi.com)

電気ポットとは別に、電磁調理器に小鍋をかけて湯を沸かしている。早い時間に沸くから側を離れなければいいのだが、ついここ(PC)の前へ来て沸かしていることを忘れてしまう。
別に焦げ臭くなるわけではないが、水はなくなり鍋は黒くなっている。

この電磁調理器は、99年に改築したときに導入したもの。N社製のビルトインタイプだ。
単独で使っている同じN社の電磁調理器は空だき防止機能がちゃんと働いていたが、今主に使っているこの調理器にはその機能がないのだろうか。

などと、自分の迂闊さを棚に上げているのだった。ガスは使っていないが、それでも調理中にその場を離れてはいけないと一層肝に銘じることにしよう。


場所に対する認識が、ますます希薄になってきている。新しく置き場所を替えるのは厳禁だ。何かをしまい込んだときには、必ずそのことをメモしておく必要があろう。


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2007.03.15

変換バトン

KOROPPYさんのところで紹介してくださっていた「変換バトン」を受け取ります。

これが、ルールです。

☆ひとぉつ
お題の4文字を携帯記憶変換機能で1文字づつ変換する事

☆ふたぁつ
その携帯記憶変換機能で出てきた上位5ツを惜しげもなくさらす事

☆みーっつ
新たに【4文字お題】をつけてマイミクさん5人に回す事

☆よぉーっつ
相手を驚かすために、タイトルを相手の名前にする事

KOROPPYさんのお題は、【こうさぎ】でした。

それではケータイを持ってきてはじめます。

【こ】昆布コレト胡椒この

【う】上野ウェットウレパール

【さ】さまサンスター

【ぎ】業務牛乳牛肉ギャバ

携帯メールは、(○○時○○駅着)といった電報的用途が殆どなので、買い物メモ的な変換が多く出てきています。
「これなーに?」という語もあるようで…… (^_^;)

コレトは、しょっちゅう買っているハイテックCの「コレト」(ボールペン)のこと。サンスターも、歯磨きではなく文具関係の会社名です。


バトンは、この後続けて下さる方が自由にお持ち帰り下さい。マイミクさんに限りません。お題は、【くろねこ】でお願いいたします。

それでは、よろしくお願いいたします。


KOROPPYさんの記事に、トラックバックさせていただきます。


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2007.03.14

春の歌

へいぽーさんが書いていらっしゃるうららを拝見して、なんだか居ても立ってもいられない気持ちで(オーゲサ)歌詞を探したのが「春の唄」

歌詞はこちらにある。と書いたが、作詞者野口雨情の没後50年以上経っているので、ここでも一番だけ掲載させていただく。なおリンク先のページでは、midiの演奏も聞くことが出来る。

桜の花の咲く頃は
うらら うららと 日はうらら
ガラスの窓さえ みなうらら
学校の庭さえ みなうらら

この歌を歌うと、小学校時代へタイムスリップする。校庭の隅っこにあったのは桜の樹ではなかったが、その周りでよく遊んだ。洞(うろ)は秘密基地のようなものだった。
歌詞は一番しか覚えていない。「ガラス」や「学校」の『が』は鼻濁音だと知ったのは、後年である。

「うらら」という言葉と桜からは、滝廉太郎の「花」も思い出す。そう『春のうららの隅田川』である。が、これはもっと長じてからの思い出に繋がる。


と書いてきたからといって、将来老健施設で童謡を歌うなどというのは真っ平である。これに関しては最近のニュースからの連想でもあるが、日をあらためて書く。


ここまで書いて過去記事を調べたら、この歌についても既に言及していた(→老化現象の現れ (^_^;)
今年は桜の開花が早いというが、ここのところ冬に戻ったような寒さが続いている。

関連記事:春の唄(05.03.16)


上記へーぽーさんの記事に、トラックバックさせていただきました。


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2007.03.13

ブロガーのイメージ

いつも楽しみにしていたブログが、リニューアルされた。

と同時に、ご自身の(お若い頃の)写真をサイドに貼られている。
これまで書かれていたものやアップされた写真からイメージしていた方とは、何となく離れてしまった。

だからどうだというのではないが、何となくどこかへ記しておきたくなったのだった。


どうもテキストだけでは誤解されそうだなという思いを抱きつつ……


当日追記
写真がメインのブログだけに、肝心の記事の写真がこれまでよりインパクトを感じなくなってしまったということかもしれない。


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2007.03.12

郡上八幡

今夜8時からのNHK「鶴瓶の家族に乾杯」で、郡上八幡が取り上げられるそうだ。

郡上在住の叔父に電話をする。
母にもFAXをする。

母は今年90歳、叔父が80歳で叔母が77歳になる。

この叔父は、自分が小さい頃からよくかわいがってくれた。大好きな叔父だ。
本好きになったのも、この叔父の影響が大きいし、仕事を選ぶときも影響を受けている。

いつまでも元気でいて欲しいが、最近はめっきり体力が衰えたという。


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2007.03.11

ジュンク堂社長 工藤恭孝さん

退路を断たれ「本の森」広げる
ジュンク堂書店社長
工藤恭孝さん(56歳)

今はネットで本を買うことが多いが、本屋さんが好きだ。知らない町lを歩いていても、本屋を見つけるとフラフラと入っていく。

ジュンク堂堂島アバンザ店へは、肥後橋への途中なのでよく立ち寄った。この店が出来たときは、日本一の売り場面積だった。

つれあいは、勤務場所へ行く途中で本屋に寄りたいときは天満橋店へ行くそうだ。
「ゆっくり腰掛けて、川を眺めながら吟味できるのがいい」という。腰痛を抱えているつれあいにとって、重宝しているようだ。

この記事で池袋本店とあるのでちょっと違和感があったのだが、堂島アバンザ店は大阪本店というのだそうだ。しかし、実際には三宮発ではなかったか。

最近は肥後橋のセンターが道頓堀に仮移転しているので、立ち寄る機会が減ってしまった。次にキタへ出るときには、ヒルトン店へ寄ってみよう。


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2007.03.10

東野圭吾【手紙】

手紙
表紙 fuurin kazan 東野圭吾〔著〕
出版  文藝春秋(文春文庫)
発売日 2006.10
定価 \620 (本体 : \590)
ISBN   4-16-711011-3
bk1で詳しく見る
兄は強盗殺人で服役中。その時、弟は…。断ち切られた兄弟の絆。希望なき世界を彷徨う人生。いつか罪は償われ、傷は癒されていくのだろうか。

昨年読んだ本。丁度映画化が話題になった頃か。
自分のために兄が殺人を犯した。といってしまっては違うかもしれない。しかし、自分を進学させるために盗みに入った家で結果的に殺人を犯してしまった兄。その兄を理解しようとしても、弟が岐路に立つたびに、兄のことが妨げとなる。

そんな兄は、ただひたすら弟に手紙を書き続ける。愚直と言えるようなその内容。

しかし、弟はついに兄と訣別することを選ぶ。自分だって幸せになりたいのだ。

本よりも映画の方が泣けると言った人がいた。
しかしそうした感情移入をしたとしても、人は自分がこうした人たちと温かく交わることが出来るだろうか。娘の親が、相手の家族のことを気にかけるのはあたりまえかもしれない。

本書を読んでいるときには切なくて困ったが、かなり日も経ってしまった今、その時の気持ちはかなり客観的になっている。

手紙

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2007.03.09

ダ・ヴィンチ

ダ・ヴィンチ

Da_vinci_1

今日は16時にJRの駅まで行く必要があり、電車・直通バスと乗り継ぐわけにいかない。

駅前へ着いたら、丁度バスがでたところだった。仕方ないので一本待つ間に本屋に入る。
ちょうど、「ダ・ヴィンチ」で伊坂幸太郎さんの大特集をしているというので、欲しかったのだ。

「ダ・ヴィンチ」を買うのは、何年ぶりだろう。

バスの中で、チラチラと読む。楽しみながら、伊坂さんの「ヒミツ」に迫っていこう。仙台に行きたいなぁ。

さて、JRの駅でお買い物?
Mさん、一ヶ月後(のここ)を楽しみにね。
ちょっと調子がよかったので、バスを待たずに歩いて帰る。でも寒かったから、風邪を引きなおしたみたいだ。


潮時というのは、いつのことを言うのだろう。人前へ立つとか講師をするとかいうのは、確かに潮時があると思う。しかし、自分が出来ることを(可能性の限界を知りながら)続けていくことは、完璧なリタイアよりはいいのではないか。

抜け殻になりそこねたKさん、そういうことです。
抜け殻は、いけません(笑)。


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2007.03.08

香川京子さん

先日の東京行きで、出発の朝ギリギリまでテレビを見ていた。

NHK生活ほっとモーニングの「この人にときめき」に、香川京子さんが出演されていたのだ。

香川さんは、「ひめゆりの塔」を観て以来の大好きな女優さんだ。「おかあさん」の方が後だと思っていたが、制作は先のようだ。

しかし、数多く出演されているのにそんなに観てはいなかったことに気付いた。それなのに、こんなに印象に残っているのはどうしてだろう?

番組の中では、芸名の由来や監督さん達のこと、仕事に対する姿勢などにも触れておられた。いわば、女性の理想的な働く姿だったといってもいいかもしれない。

映画「赤い鯨と白い蛇」についても時間を割いて語っておられた。認知症が出始めた女性の役だ。これまでも認知症を扱った映画出演の依頼はあったが、勇気がなかったと語っておられた。この作品は、認知症になるかもしれないという畏れを持ちながらも、どういう言葉だったかなぁ、その過程だけでない作品なのでといったことを仰有っていたのだが。

丁度音声と字幕の付いたこの映画の案内をエントリーしたばかりだったので、思い出しながら書いてみた。

「芋たこなんきん」でチラッと拝見していたが、いつまでも若々しくお元気で活躍されることを願っている。
そう、確かに姿形もお若いが、声が素敵だと思う。

関連記事
赤い鯨と白い蛇(07.03.07)


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2007.03.07

赤い鯨と白い蛇

「声のシネマ TOMO(とも)」より、
映画『赤い鯨と白い蛇』再上映会のご案内

春先の京都で映画鑑賞はいかがですか?
日時:2007年3月8日(木)午後12時30分から
場所:京都シネマ(四条烏丸南西角下がる「COCON(ココン)烏丸」3階)
費用:大人1800円(障害者と介助者1名はそれぞれ千円、障害者手帳が必要です)

☆申し込み不要。副音声・日本語字幕付き(情景説明や字幕の読み上げが会場全体に流れます)

出演:香川京子、浅田美代子、宮地真緒、坂野真理、樹木希林

<作品紹介>
 海辺の町の茅葺の家に集まった世代も生き方もまるで異なる女性たちが、互いの人生を交差させながら胸の中の本当の思いを今1度見つめ直していく。
齢70を超えたせんぼんよしこ監督が初挑戦した、出会いと別れを深い慈しみを込めて描いた珠玉の名編。

お問い合わせ:京都シネマ(電話 075-353-4723)


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2007.03.06

◆森博嗣【四季 秋】

四季 秋White Autumn
表紙 shiki Summer 森 博嗣〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 2006.12
定価 \620 (本体 : \590)
ISBN   4-06-275570-X
bk1で詳しく見る
大学院生となった西之園萌絵と、彼女の指導教官犀川創平は、真賀田四季博士が残したメッセージをついに読み解き、未だ姿を消したままの四季の真意を探ろうとする。「すべてがFになる」の真の動機を語る衝撃作。

秋に入って、物語は急速な展開を見せる。すべてが勢揃いした感がある。だが、すでに「四季 冬」を読み終わっているので、もはや混乱を生じている。また、内容説明にあるような衝撃作とも言えないような気がする。

「すべてがFになる」で西之園萌絵が真賀田四季と出会った始めから、Vシリーズで犀川創平の子ども時代すなわち瀬在丸紅子や保呂草が登場する時代へもどり、いままた成長した萌絵や犀川と四季との接点を探る。

時代をクロスさせた壮大なドラマと捉えることも出来ようが、四季(小説)四巻の中ではこの巻が一番面白かったような気もする。

今回は、萌絵が積極的に犀川に近づき、その関係が進展したようである。二人でイタリアまで出かけて行ったり、萌絵が四季を意識するあまり悪夢にうなされたりしたのも、ご愛敬か。
積極的といえば、萌絵は紅子に会いに行っている。このとき紅子は幾つになっているのだろう。この場面で、林もほんの少しだけ登場する。

いいなぁと思ったのが、紅子が萌絵に紅茶を入れたティーカップのこと。売れば何百万円もするカップを使う紅子を見て、萌絵は驚く。その価値を、勿論紅子は知っている。

「これくらいなんです。私の家にあったもので、残っているものは」
「でも、洗って、欠けたりしたら……」
「それが器の本領では?」
未来の嫁になるかもしれない娘に一番上等の茶器を使った紅子の心情は、どうだったのだろう?


関連記事
四季 春(07.02.10)
四季 夏(07.02.13)

四季 秋
2006年12月15日初版発行


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2007.03.05

ココログバージョンアップ

この22日、ココログのバージョンアップが行われるらしい。今回はこれまでと違って、その間管理画面へのアクセスが出来ないということもないという。


先日書いたように、トラックバックについてはリンクを張らねば承認しないような仕組みにしてほしい。
本来そうしたリンクについては、いつも訪れて下さる方についてはそうしたことは特に願わないのだが、最近のスパムトラバのひどさから考えると、これが一番有効な手段ではないかと思う。

次にアクセス解析について。
先週の東京でのこと。
アクセス解析を更新したら、突然文字化けした。その間の文字化けは、次の朝見ても直っていなかった。

また、ココログのアクセス解析は、かなりひどい。
一時忍者君との比較でデータを採ったことがある。その際、ココログのアクセス解析は、かなり飛んでいることがわかった。
先日も、コメントを頂いた時間のアクセスが反映されていなかった。


これらについて、今度のバージョンアップではぜひ改善していただきたいものだ。


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2007.03.04

電車の座席

まだまだ続く、東京ネタ。

先日、いつもの電車に乗ったときのこと。端から二番目に座ったのだが、隣席のおじさんが足を組んで座っている。次駅で乗ってきたおじさんが反対隣に腰掛けたが、これもふんぞり返ってすわった。席を寄ろうともしない。なんだかヤバイ雰囲気なので、向かい側に移る。

結局そのシートは、乗換駅で乗客の大半が降りるまで、五人がけで通していた。勿論立っている人がたくさんいるのにである。


で、東京での話。山手線で座席にバーがあることに気付いた。丁度左右から二人目の位置にある。ということは、そこを跨いで腰掛けるわけにはいかないので、自然と二人・三人・二人掛けということになる。
近鉄電車も車輌によっては一人分ずつくぼみがついているのもあるが、このバーもいいアイデアだと思う。

ついでに近鉄の車内と駅で見たポスターには

車内では、「すわらざる」「しゃがまざる」「へたりこまざる」
と書いてあった。ということは、そうする客がいるということだろう。
しまった、写真を撮って帰ろうと思っていたのに忘れた。

あれ?いつも間にか、東京ネタではなくなってしまった。


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ホテルのLAN

最近はホテルでもLANが構築されていることが多く、殆どはケーブルを使っての有線LANとなる。
今回もそれを使って、月に一度のだがかなりやっかいな数の更新を行おうと思っていた。

ところが、突然繋がらなくなったり動作が遅くなったりと、あまり快適な状態とは言えなかった。
おまけにShurikenでは受信は出来ても送信が出来ないという始末。これはもしかしてプロバイダーの関係で何か設定を変えなければならないのかと、真剣に悩んだ。

Webメールで普段使っていないアドレスを使って凌いだが、困ったことになった。
しかし、ふと思いついてケーブルを抜いて@Freedから送受信してみると大丈夫だったのでホッとした。

帰宅後も、通常どおり(家の無線で)使えている。
実はこの無線のトラブルについても、記録しておきたい。


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2007.03.03

東京の地下鉄

一昨日昨日と、東京へ行っていた。

昨朝、表参道から三田の会場へ行くのに、地下鉄を使った。
東京の地下鉄は、真ん中がすっぽりと抜けていて、その周りに敷設してある。その故か、お上りさんにとっては非常に解りづらい。(その点、大阪の地下鉄は非常に解りやすいと思う>ホンマか?)

会場案内では都営地下鉄浅草線の三田駅から近そうなので、新橋乗り換えで行くことにした。かたや東京メトロでかたや都営地下鉄。乗り継ぎはうまく行くだろうかという不安はあったが、会場までの距離が近い方を選んだのだった。

結果的に、失敗だった。新橋でかなり歩かされた。しかも、地下鉄のホームまで階段しかない。下車駅の三田でも、階段を使う。
勿論エレベーターを探して使うことも可能なのだが、いざ地上へ出たときに方向を見失うのが怖かったのだ。

会場へ着くとさっそく、(会館の)受付で帰途を確認。

後から思うに、赤坂見附乗り換えで東京駅へ出て山手線で田町へ出た方がよかった。歩く距離も、そんなに多くなかったのだ。


いずれにしても、(いつも書いているが)駅は何故これだけ階段が多いのだろう。
エスカレーターも、登りだけのことが多い。
自分はまだ自力で歩いているが、これでは足の弱いものは交通手段を使うために疲れてしまうということになる。

というわけで、移動に疲れた東京行きだった。


余談だが、東京人は電車を待つときにお行儀がよい(と、持ち上げておこう)。


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2007.03.02

トラックバックについて

比較的スパムトラバが少ないここだったが、今年に入ってからというか、はっきり言って1月のメンテ以後、おかしなトラバが増えている。

このメンテで、コメントとトラバを分けて管理できるようになったので、トラバについては承認制を採らせていただいている。
だから、そうしたトラバが訪問して下さった方の目に触れることはないのだが、削除するまでは公開数に影響があるわけで、そういう意味では迷惑である。

「トラックバックについて」を書き直す必要があると思っているが、今回は現状についてのみ。


takoさんも書いていらっしゃったが、リンクを張らないとトラバ出来ないようにするなど、一定の規制をココログ側で設けてほしい。
実際他のブログで、そうしたシステムを取り入れているところもあるし、出来ないことではないと思う。


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2007.03.01

東野圭吾【宿命】

宿命
表紙 shukumei 東野 圭吾〔著〕
出版  講談社(講談社文庫)
発売日 1993.7
定価 \650 (本体 : \619)
ISBN   4-06-185444-5
画像はAmazonからbk1で詳しく見る

先週の土曜日、移動する乗り物の中で読了。帰途は回り道をした。
東野作品はあまり数を読んでいないが、読み始めると止まらないものもある。「白夜」は持っているが、読み出すのが怖い。


さて本書はかなり初期の作品で、小学校からのライバル同士であり、長じてからは被疑者と刑事として対面し、しかもその相手の妻は初恋の人であるという設定。

こうした要素と殺人事件を絡ませながら、しかし著者が描きたかったのは単なる謎解き・ミステリーでは無い部分だという。
それは成功していると思う。

もしかしたらあり得たのではないかという、恐ろしい実験を扱っている。

殺人事件の犯人捜しでの決めては、少々強引な感がある。『客用のお茶が足りなくて、買いに行った』というところ。あれ?と思ったので印象に残っている。刑事部屋での名前を省略しての会話で、これを思い出してしまった。やはり不自然ではなかったか。


夏木静子の作品に、手を付け替えた画家の話があったが、それを思い出した。
いやそれは、次作「変身」に期待したい。

東野作品索引



宿命


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