伊坂幸太郎【アヒルと鴨のコインロッカー】
| アヒルと鴨のコインロッカー | |
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伊坂 幸太郎〔著〕 出版 東京創元社(創元推理文庫) 発売日 2006.12 定価 \680 (本体 : \648) ISBN 4-488-46401-7 |
「一緒に本屋を襲わないか」 引っ越してきた途端、悪魔めいた長身の美青年から強盗計画を持ち掛けられた僕。標的は…たった一冊の広辞苑!? 清冽なミステリ。
本屋を襲って広辞苑を奪うというのも、勿論犯罪だ。そしてその本当の目的が、もっと熾烈なものであったのなら一層。
しかし、この人の本は、そうしたことをも正当化して応援したくなってくる。
現在と二年前を交互に描きつつ、悲劇と真相に近づいていく手法は鮮やかだ。
なぜ本屋を襲うのに、相棒が必要だったのか。なぜアパートに置いていた椎名の教科書がなくなったのか。
おそらくドルジは、琴美のために、琴美の仇をとるために、一生懸命日本語を習ったのだろう。しかも教える相手は余命いくばくもない。
椎名が真相を知ったとき、彼自身も仙台暮らしにサヨウナラをして故郷へ帰らねばならないのだった。
「ダ・ヴィンチ」を読んで判っていたのだが、他の本との相関関係では「春」が(姿は現していないが)登場している。もう一人、読んでいる途中で相関図にはなかったのを「あ、ここにも」と見つけて嬉しかったのだが、読了後日が経ってしまったので今思い出せない。
アヒルと鴨のコインロッカー
2006年12月22日初版
2007年3月9日5版
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