エド・マクベイン【ラストダンス】
ラストダンス | |
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エド・マクベイン〔著〕井上 一夫〔訳〕 出版 早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫) 発売日 2006.5 定価 \1,050 (本体 : \1,000) ISBN 4-15-070809-6 |
自殺をしたと思われていた男には、多額の保険金がかけられていた。さらにその男は話題のミュージカルの上演権をめぐる争いにも巻き込まれていたと判明、キャレラ達の捜査は難航を極めるが…。
最後が少し尻切トンボの印象を受け、あまりいい印象は残らない。
次 ↓ のところで、おもわずニヤッとしてしまった。かなり有名な話なので、ご存じの方も多いだろう。日本の読者へのサービスか?
お答え?は、次回。
彼女が見た映画は回顧上映されていた黒澤作品のひとつで、タイトルは《天国と地獄》だった。安っぽいミステリものを書いているアメリカ人作家の小説からとったものだ。
この個所で上記のように感じたことと関連して、解説では、著者が解説氏に登場人物について聞いてきたというエピソードも披露されていた。
すっかりお馴染みになった登場人物たちだが、たとえば危険な逮捕劇での彼らの結束の描写は楽しめる。
今回も、ネリーの決断がいい。
ラストダンス
2006年5月30日発行
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