乃南アサ【二十四時間】
二十四時間 | |
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乃南 アサ〔著〕 出版 新潮社(新潮文庫) 発売日 2007.4 定価 \460 (本体 : \438) ISBN 4-10-142544-2 |
「私には小説でしか絶対に起こりえないような、24の不思議な体験があります」 24の時間帯それぞれに刻まれた、痛切な人生のステージ。過ぎ去った記憶が不思議な二十四角形を描く初の連作短編集。
私鉄から地下鉄へ乗り換える北浜駅で買ったもの(6月15日)。
この人のものは、角界を描いた「チカラビトの国」しか読んだことがない。
女刑事音道貴子ものが面白いということだが、本書も短編でそうした事件ものかと思ったのだが、違っていた。
一つ一つ独立しているようで、飼い犬クマが何度も出てきたりすることで時間を前後しての連作だと気づき、途中で解説を読んでみる。解説氏が説くほど優れたものだとは思わないが、次第に惹かれるものが出てきたのも確かだ。
特に南海の島を訪れた時の話は、何となく自分も体験したような不思議な感覚を味わった。
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投稿: 涼 | 2007.06.30 22:38
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投稿: 涼 | 2007.06.30 22:39