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2007.07.09

啄木と小樽

石川啄木と橘智恵子
歌集「一握の砂」

一度は通過する?歌人石川啄木。一番好きだったのは、多分中学時代だろう。母が短歌を詠んでいたせいか、たまたま「一握の砂」が家にあったことも手伝い、少し大人になったような気分で繙いたものである。
その後はもう少し醒めた目で見るようになるが、それでもゆかりの地を訪れたときは、なつかしい人に会うような気持ちになる。

北上川河畔「啄木であい道」に立っていた歌碑に歌われていたのは、函館で教鞭を執っていた頃の同僚教師を慕ったものだった。
今回のasahi.com.be「愛の旅人」に登場する橘智恵子だ。

かの時に言ひそびれたる
大切の言葉は今も 胸にのこれど


4年前の6月末に、啄木が短期間過ごした小樽を訪ねたことがある。
市内高台にある水天宮には、啄木の歌碑があった。

かなしきは小樽の町よ
歌ふことなき人々の声の荒さよ
ゆっくりと続く坂をのぼって行くと、水天宮につく。ここから、小樽港を見渡すことが出来る。片方はかなり切り立った崖になっている。 まもなく雨が降ってきて、急な階段を下りて小樽駅へと急いだのだった。

小樽出身の小説家蜂谷涼の「ちぎりや」にも、坂を上る場面が登場していたと思う。


夏が終わる頃、北海道へ行こう。


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