天北線跡を辿る
今回の旅行のメイン?である「廃線跡を辿る」は、天北線だった。(全然変換してくれない>ATOK)
あらかじめ行くところが判っていなかったので、予習?は全然無し。それでもいいのだ。
平成元年に廃止されたということで、当時を偲ぶよすがもない。ただ、あのあたりが線路だったという説明を聞いて、ノンビリと風景を眺めながらの鉄路の旅を想像してみる。
残念ながら、沿線の写真を一枚も撮らなかった。駅の跡というのも、何という駅だったか全く思い出せない。(案内してくださった方に申し訳ない)
今、ふと思いついて、我が家にある百科事典付録の日本大地図というのを出してくる。驚いたことに、しっかり天北線が書かれているのだった。昭和51年初版の昭和54年版だから、あたりまえの話だ。
それでも こうしてなくなってしまった線路や駅の名前を見ていると、不思議な感覚に襲われる。
もともと、地図(時刻表ではない)を見て 汽車に乗って旅している自分を想像するのが好きだった。今、何だか本当に久しぶりにその感覚に落ち入っている。
廃止された鉄道横の道路を代替バスが通っているのだが、たまにすれ違うバスに乗客の姿は殆どない。また、集落と集落の距離は遠く、その集落も住んでいる人は少ないという。
良い季節の時に通りすがりに眺めていくだけでは何も言う資格はないが、普段喧噪の中で暮らしていると複雑な思いがある。
子どもの頃夏休みを過ごした祖父母の家を思い出しもする。
オホーツク沿いの道は、クッチャロ湖を過ぎると興浜線跡と別れて内陸部へ入る。
音威子府駅跡は交通ターミナルになっていた。(写真撮影ありがとうございました)
こういう駅名標を見ると、何だか哀しくなってくる。
| 固定リンク
« 日暮里駅の「修悦体」 | トップページ | 宗谷本線 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 大阪メトロ中央線の延伸区間、開業前に試乗会 新駅の見学も(2025.01.21)
- 東海道新幹線に女性専用トイレ 全列車に設置へ 今月から順次(2024.12.15)
- 京阪バスが九州まで行ってる(2024.12.11)
- 紅葉狩り??(2024.11.23)
- ひらかた万博 東海道五十七次整備400年記念イベント(2024.11.17)
コメント
そちらへおでかけでしたか。雄武の廃線跡の風景はいまだに覚えています。天北線ではないですが。
オホーツク沿いはなかなかに風が強かったこととか。
投稿: ムムリク | 2007.10.03 11:57
ムムリクさん、コメントをありがとうございました。
雄武というのは、興浜南線の終着駅ですね。ここから興浜北線とを繋ぐ予定だったとか。繋がったら、ずっと海浜沿いで景色がよかったでしょうね。
投稿: 涼 | 2007.10.03 21:48