大野誠【自宅入院ダイエット】
自宅入院ダイエット | |
大野 誠〔著〕 |
糖尿病、高血圧、高脂血症など、生活習慣病対策の決定打は「宅配治療食」! 中高年男女の豊富な事例をもとに、肥満治療の権威が、ノウハウをやさしくわかりやすく解説。
著者が勤務する病院で肥満外来を設けた時、患者は殆ど来なかったという。
昨今はメタボリックシンドロームを心配する患者が増えた。
本書は豊富な事例をもとに、肥満について考えていく。若い女性がよくしている一品だけ食べるダイエットが何故続かないのか、また何故リバウンドするのかといったことの説明も説得力がある。
カロリー計算など面倒がって続けられない人に著者が薦めるのは、宅配の糖尿病治療食だ。これは勿論ダイエットが目的の食事ではないが、ダイエットもある種の治療と考えて取り組むのだ。
宅配食には、毎日配達して貰うものからレトルト食までいろいろあるようだ。確かに高くつくかもしれない。しかし、著者は言う。
もしもあなたが入院したら、経済的にも時間的にも大きな制約を受けます。この『自宅入院ダイエット』ならば仕事を休まないで、しかも入院したのと同等の効果を期待できるのですから、安いものだと思いませんか。
治療食と捉えなくても、栄養にも配慮した食事だと考えれば、子どもが巣立って夫婦二人だけの場合や、単身赴任の場合など、ひょっとしたら部分的に取り入れるのもいいかもしれない。
また、著者が薦めているのが記録を取ること。
そう、仰有っていることがあの岡田斗司夫氏の【いつまでもデブと思うなよ】とほぼ同じなのだ。
タイトルが(昨今は長いのが流行?のようだが)のネーミング効果もあって?ベストセラーになった素人の本の方がインパクトが強いのは、ちょっと皮肉な気もするが。
本書に出ている宅配業者が、取材協力先リストとして掲載されている。
ニチレイメイプルフーズ武蔵野フーズ
また巻末には、コピーして使える「体重・体脂肪率・歩数表のグラフ」「生活活動日記」「食事日記」もある。
自宅入院ダイエット
2005年10月19日第1刷発行
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 奥田英朗【家日和】(2024.10.04)
- 佐々木譲「道警シリーズ」(2024.10.03)
- 9月の読書メーターまとめ(2024.10.01)
- 森博嗣【有限と微小のパン】(2024.09.30)
コメント
記録を取っても痩せられないぶんぶんです(汗)
記録を取ることによってバランスの偏り、間食を反省しなきゃ意味がないのでしょうね。
じゅうぶん偏りはわかりつつ、
腹減った~、えぇい!食べちまえ~の私^^;駄目ですわ~。
投稿: ぶんぶん | 2008.01.26 11:55
ぶんぶんさん
寒い時には内側からエネルギーをいうわけで、食べまくっている 涼 です。
おなかがすいたというより、口寂しいというか 何かを入れてないと頼りないというか。
従って、記録もしていません (-_-;)
投稿: 涼 | 2008.01.26 19:27