【ぼくは大学一年生】
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立命館大学に社会人学生として入学した著者。30年ぶりの学生生活で見たこと、想ったこと、感じたことを、自作の版画とともに綴る。単位数に悩んだり、英語の読解に苦しんだり…版画家学生の奮戦記。
出版年は、書き間違いではない。10年前の本だ。今はたくさんの大学が社会人入学を認めているが、当時立命館大学はまだ珍しい試みをしたのだ。
さて、著者は夜間高校を卒業して夜間大学へ行くことも可能だったのだが、敢えてそれをせずに職を辞して独立している。
それから30年、ある日目にした立命館大学の「社会人学生募集」の広告をみて受験。見事合格して通学することになる。
本書は、入学した96年5月から97年3月まで、ほぼ毎週京都新聞に掲載されたものだ。各項には著者の版画も添えられている。
入試での緊張から始まって、一年生を終えるまでの生活が綴られている。せっかく合格しても仕事との両立叶わず退学していった同期生のことなど、仕事と学業の両立の難しさにも触れられている。
私語や研究発表での言葉遣いなど若い学生への苦言もあるが、その学生生活は「心はずむ日々」だとある。一応5年を目処に在学して初期の目的を達したいと願っておられたようだ。
聴講生ではなく、もう一度大学生になってみたいなと思わせてくれる本だ。今度はしっかり勉強すると思う。でも、入試がなぁ……
ぼくは大学一年生
1997年12月15日初版第1刷発行
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