羽田綏子【首相公邸】
羽田 綏子〔著〕
出版 東京新聞出版局
発売日 1996.10
定価 ¥1,325 (本体 : ¥1,262)
ISBN 4-8083-0547-X
夫は総理大臣、私は掃除ダイジン−1994年4月首相公邸に入居、羽田孜元首相の妻、綏子夫人が振り返る64日間の公邸の住みごこち。
羽田孜氏が首相になっていた間 公邸で過ごした64日間に、いかに住み心地よくしていったかという懐旧談。その間、勿論首相夫人としての公務もあるわけで、とても忙しかったようだ。
この公邸は、2002年に取り壊されて 只今改修中とのことで、外観は残して内装を住み心地のいいものにするらしい。
公邸完成以来歴代42人の首相のうち住宅にしていたのは18人だけだったという。
佐藤首相は大きなゴキブリにビックリし、細川首相夫人は下見に行ってショックを受けたという。
羽田夫人も、霊が見えるという話にお払いをして貰ったとか。そのあとも、ご長男が家のまわりに塩を撒いていらしたという。
ただ、一生懸命お掃除をして少しでも住み心地よくしたという話だが、前任者は放っておいたようにとれなくもない表現もあり、ちょっと気になる。(そんなこと、どうでもいいんだけれど……)
一番便利そうな場所にあるが、買い物にはとても不便をされたことや、ちょっとした改修にも予算を取って貰わなければならないなど、トップの暮らしも大変なのだろうと察することは出来る。
1996年10月4日 初版印刷
1996年11月30日 2刷発行
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