東野圭吾【眠りの森】
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「ローザンヌ国際バレエコンクール」で決選が3日、スイス・ローザンヌ市内で行われ、ボリショイ・バレエ学校留学中の高田茜さん(17)が入賞したと、今朝のニュースで知った。
東京の高田茜さん、ローザンヌ国際バレエ5位入賞(asahi.com 2008年02月04日10時56分)
17歳と言えば、まだ少女。
本書は、少女の頃の体型を維持することの難しさも、一つのテーマになっている。
そして、加賀恭一郎ファンが多いことに納得。
「眠りの森」とは、チャイコフスキーのバレエ曲「眠りの森の美女」を指す。それはまた、閉鎖的なバレエ団のことでもある。
冒頭、正当防衛での殺人から始まる。
しかし、真相は別のところにあった。
加賀は卒業のヒロイン沙都子のことを「大学時代の恋人」と言っているし、自分が少しの間教師をしていたことも話している。
まだまだ経験の少ない刑事のようである。
捜査員とやがて容疑者として浮かび上がってくる女性との恋だから、今回も成就することはないのだろう。
文庫本の初版が1992年だが、帯には新しいコピーが書かれていた。
刑事、加賀恭一郎は進化する。 あなたは何を見る。 献身的な恋の行方に――
「進化する」の部分は、一緒に買った他の二冊にも同じことが書かれていた。
眠りの森
1992年4月15日第1刷発行
2007年10月3日第50刷発行
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東野 圭吾〔著〕

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