« 無惨 | トップページ | また ひとり…… »

2008.03.30

惜別の唄

電話は止して、駅で見送ることにする。
お元気で!

遠き別れに たえかねて
この高殿(たかどの)に登るかな
悲しむなかれ わが友よ
旅の衣(ころも)をととのえよ
別れといえば 昔より
この人の世の  常なるを
流るる水を 眺むれば
夢恥ずかしき 涙かな
(島崎藤村 「若菜集」掲載「高楼」より)

泣いては、いけない。


|

« 無惨 | トップページ | また ひとり…… »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 惜別の唄:

« 無惨 | トップページ | また ひとり…… »