近松門左衛門の墓
谷町筋を下っているときに、電話が入る。
「大丈夫なの?今どこにいるの?」
「もうすぐ着く!」
いつものセンターが使えなくて、今日の委員会は作業所併設の初めての場所であった。
件の電話は、涼が方向音痴であると 勝手に刷り込んでいる 全盲の図書館職員から。
でも、何だか歩きすぎたような気がするなぁ。
進むべきか!退くべきか!
一瞬の迷いの後、引き返す。
と、向こうの方で手を振る人がいる。どうも迎えが現れたようだ。
「この看板を見つけたら、すぐだったんですけどねぇ。Aさんもまだだけど、皆さん 涼さんのことばかり心配していましたよ」
という案内に導かれて、会場へ着く。
「この地図見て よう着かへんかったら アホや」と言って、大笑いされた(大いに傷つく)。
昼食の時間、「あの電話のせいで、上を見いひんかったやないの」と、とばっちりを電話の主に向けたのだった。
終わってから、近くに近松門左衛門の墓があるというので寄ってみることに。
「大丈夫?」という声をしりめに、さらに谷町筋を下る。
郵便局の横のほんの小さなところが、目指す場所だった。
冬の季語に入るのだが
けふ(今日)も亦心中ありて
近松忌
高浜虚子
ところで、只今大相撲春場所中ですが、「タニマチ」という言葉が相撲界で使われている(いた?)ことは、ご存じでしょうか。
この界隈(谷町)と、関係あるのです。
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