海堂尊【チーム・バチスタの栄光】
チーム・バチスタの栄光 上 | |
海堂 尊〔著〕 |
【『このミステリーがすごい!』大賞(第4回)】医療過誤か殺人か、不定愁訴外来担当の万年講師と厚生労働省の変人役人が、患者の死の謎を追う。現役医師だからこそ描きうる医療現場のリアリティとコミカルな展開が魅力のミステリー。
映画になったようで、帯には竹内結子と阿部寛の写真が掲載されている。
読み進む内に、田口役が阿部かと思ったのだが、違うようだ。キャラは合っているような気がするのだが。
出世街道から外れ、「グチ外来」と呼ばれる不定愁訴外来の医師をしている 田口は、ひょんなことから病院長に頼まれ、病院の華 チーム・バチスタ と呼ばれて心臓手術をする英才たちを調査することになる。
田口が病院長とのやりとりを、心の中で野球の攻防に例えているのが面白い。それがまた、的を得ているのだ。
実は調査を依頼してきたのは、そのチームの中心桐生助教授だった。単なる医療事故ではない何かがありそうで、しかし漠としたまま確信を持てない。
田口は、バチスタチームの各人と面接し、手術の現場を観察する。上巻は、力不足を感じた田口が、リスクマネジメント委員会へかけることを依頼したところで終わる。
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【チーム・バチスタの栄光 下】(08.04.28)
チーム・バチスタの栄光 上
2007年11月26日 第1刷発行
2008年2月29日 第7刷発行
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