【チーム・バチスタの栄光 下】
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下巻は、厚生労働省大臣官房秘書課付技官という肩書きを持った役人 白鳥の登場から始まる。
これがまた騒々しい男で、しばらくは田口のみならずこちら(読者)も振り回されることになる。
最初に紹介した高階病院長曰く「不愉快なことを言われても、お気になさらないように。気に触ることがあったら、思ったことをどんどん言っちゃって構いません。」ではあるが、全く無神経に相手の弱点を突いてくる。
(この二人がコンビでシリーズものになっているらしいが)
しかし この白鳥、田口の聞き取り調査を元に鮮やかに解決へと導く。
その間、天才桐生の思いもかけない病気の話などが出てくる。
だが、一番の功労者は、優柔不断に見える病院長高階だろう。その素早い対応があって、事件が解決したといってもいい。
途中、桐生の病気の話が出たときにオヤッと思い、そこである意味納得するのだが、白鳥がアメリカ出張から即病院へ来ていたのにはわけがあったのだ。
映画では、本書が出た頃とは手術がより進歩しているということで、最新のものを取り入れているという。
手術が、すべてビデオに撮られているというのは、知らなかった。
途中のちょっとしたドタバタを我慢すれば、面白い本だった。
本書を読んでいた頃、3年前のJR事故で最後に助けられた青年とそれに係わった医師の話を放映していた。
医師の「命を救う」という言葉が重い。
だが本書の犯人は、それをせせら笑うことだろう。
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海堂 尊〔著〕

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