【男の隠れ家 12月号】
男の隠れ家12月号
定価:680円
出版社:あいであらいふ
本屋でボンヤリ棚を眺めていて、発見。
勿論、特集の「落語春秋」に反応したもの。
そして、お目当ては「襲名特別インタビュー桂米團治」だ。
いつも枕で父上である「人間国宝」について触れられるが、偉大な親を持った宿命を背負って、やはり30年間の忸怩たる思いというのはおありだったようだ。
意外というか、いや当然だったのだろうが、関学在学中に弟子入りするまで稽古場へは入れて貰えなかったという話。
階段の下で、稽古の様子を聞いていたという。
弟子入りしても退学せず大学生活との二足のわらじを続けていた。そしてそれが縁で、四代目米團治や父米朝の関学での関わりを知ることになる。
……見えないつながりが見えてきて、ひとつにつながった。関学に行った意味も、米朝の家に生まれた意味も、他の一門に行かなかった意味も全部つながってきて、米團治を名乗るために今までがあったのか、ということで、腑に落ちたんです
先日、「情熱大陸」で、襲名披露公演に焦点をあてていた。
受けなかった「百年目」に悩み、襲名披露に出すものに悩み、結局結論を出した。ジンとくる最後だったが、このインタビューでもそうした面がうかがえる。
八坂神社では、子どもの頃父から教わった「五十五円」という小咄を奉納した五代目米團治。大きなプレッシャーではあっても、決して他のものが手にすることが出来ない恵みを得て、そうした環境・運命をこれからも良い面で出していって欲しい。
(落語家として)本気になるのが遅かったという声もあるが、いえ、人間本気になるのに遅いということはない。
本誌の他の記事については、割愛。
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コメント
私も「情熱大陸」見ました。
お顔が優男であるがゆえに、違ったふうに取られることも
多かったのでは。。
>(落語家として)本気になるのが遅かったという声もあるが、
いえ、人間本気になるのに遅いということはない。
同感です!!絶対、そう思います。
投稿: ぺっぺ | 2008.11.03 17:28
ぺっぺさん
∥お顔が優男であるがゆえに、違ったふうに取られることも多かったのでは
ま、父上のお若い頃にそっくりですね。
どっから見ても、「若旦那」でした。父上のお若い頃は、もっと苦労なさっていたのでしょうが。
投稿: 涼 | 2008.11.04 19:23