節分
今日は節分で、明日はもう立春。
先週中頃、一時温かくなったと思ったのもつかの間、また寒い日で午後からは雨も降り出した。
節分といえば、子どもの頃から何の疑いもなく「鬼は外、福は内」と豆まきをしてきた。
ある年から急に母がどこかで聞いてきて、巻き寿司のまるかぶりという「行事」が始まった。大阪の商人が始めたものだという。
火曜日は他の曜日に比べてお客の少ない生協の店だが、今日は日曜日以上に混んでいた。
「巻き寿司を予約していた人が来ますしね。午前中は、雨のふらない内にというお客さんでもっとすごかったですよ。ちょっとマシになってきたところ」と、いつものレジの方の話。
日本の行事は、中国から伝来したものや宮中の儀式を元にしているものなど、かなり複雑に絡まり合っているものが多い。
「追儺(ついな)」も、その一つだろう。
あまんきみこの絵本に「おにたのぼうし」というのがある。詳しいストーリーは忘れてしまったが、鬼の子おにたが帽子をかぶっているいわさきちひろの表紙絵は、よく覚えている。
おそらく、角を隠すための帽子なのだろう。そして、季節は節分の頃。
鬼の子に対する、著者のやさしさが伝わってきたような。
柳田国男の「遠野物語」を少しずつ読んでいたことがある。また読みたくなってきた。
とりとめなく思いつくことを並べているが、次々連想しているわけで、本人にとってはつながりがある ことども ではあるのだが……
書きたいことは、書いていないような。
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