カセットデッキ TC-RX2000T生産完了
ソニーのカセットデッキ[TC-RX2000T]の生産が完了した。
ソニーのサイト
このデッキは、「全国視覚障害者情報提供施設協会」(全視情協)の商品化要請と企画のもとに開発されたものだった。
デイジー化(デジタル化)が急速に進む中、これまでもある程度数がまとまらないと作って貰えないようになっていたし、製品がなくなるのは時間の問題だった。
しかし、まだパソコン録音が出来ない人がいる。しばらくは現在のものを使うとして、それが故障したときはもう代わりは手に入らないだろう。
制作するときは、デジタルでなくてもテープでもかまわないといってきたが、そうした人もデジタルへの移行を強いられる。
いうまでもないことだが、「読む」ということは、デジタルに強くなければならないということではなく、「読む技術」の方が大事なのだ。
力はあるが機械に弱い人の引退が考えられる。
とは言っても、いわゆる「元文学少女」たちにとって、最初はデッキを使うことも敷居が高かったはず。それが使えるということは、デジタル機器だって使いこなせるはずなのだが。
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コメント
お久し振りです。
2000Tの生産完了は覚悟していましたが、実際にその時を迎えてみると、やはりショックですね。
努力を厭わない方が多い世界ですので、その気になってくださればデジタル機器を使いこなすことも可能だと思いますが、今まで音訳を支えてきてくださったベテランの方々の気持ちが萎えてしまうことが不安です。
投稿: きょうこ | 2009.02.12 19:51
きょうこさん、こんにちは。
数年前から言われていたことですが、やはり来ましたね。
ベテランに対して、どう対処してやる気を継続していただくか、施設の力量?が問われるかもしれません。
投稿: 涼 | 2009.02.13 12:37