« 大阪へ行くな | トップページ | 日本推理作家協会:理事長に東野圭吾さん »

2009.05.22

佐藤愛子【院長の恋】

院長の恋

佐藤 愛子〔著〕
出版 文藝春秋
発売日 2009.1
定価 ¥1,550 (本体 : ¥1,476)
ISBN 978-4-16-327290-0

尊敬する院長先生があんな女に夢中だなんて…。心を痛めた秘書のとった行動は。善人も悪人も、人生の摩訶不思議に振り回され立ち往生! 善男善女が常軌を逸していくさまを巧みに描く短編集。

先日NHKの「生活ほっとモーニング」に出ておられた佐藤愛子さんの最新作だというので、購入したもの。

正直、ガッカリした。
もっとも内容紹介に、「善男善女が常軌を逸していくさまを巧みに描」いていると書いてあるから、それを読み取れなかった方が悪いのだが。

標題の「院長の恋」は、話としてはまぁまぁ面白い。しかし、この方89歳でしょ。もう少し表現に慎みというものを出せないのか?
そりゃ、どんな書き方をしようと自由と言えばそうだけど。

あとは、
「離れの人」
「地蔵の眉毛」
「ケヤグの秋」
「沢村校長の晩年」

最後の「沢村校長の晩年」は、息子の嫁が寄越した家政婦もどきに翻弄される、妻を亡くした元校長の悲哀。
いるよね、こういうお節介なおばさん。何ともイライラする嫌な人物。

院長の恋


|

« 大阪へ行くな | トップページ | 日本推理作家協会:理事長に東野圭吾さん »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 佐藤愛子【院長の恋】:

« 大阪へ行くな | トップページ | 日本推理作家協会:理事長に東野圭吾さん »