島田荘司【最後の一球】
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「母親が自殺を計った。幸い命はとりとめたが、理由を知りたい」と、山梨から来た青年に相談を受けた御手洗潔。彼は翌日現地を訪れ、原因が母親の巨額の借金にあることを突き止めるが…。〔原書房 2006年刊の再刊〕
二流の野球人生を送った竹谷亮司が放った最後の一球は、多くの人の命を救った。
島田荘司を読むのは、初めてだと思う。従って、御手洗潔ものも、初めてだ。
柄刀一の【御手洗潔対シャーロックホームズ】という、何故か他人が作った探偵を登場させたものを読んだが、それによると御手洗は何とも自信過剰なあまり好感の持てない探偵だった。
本書も、御手洗が自信家なのは間違いないようだが、なんと登場するのは、全204ページ中の54ページ目までだ。
帯には「御手洗潔が悪徳金融業者を討つ」とあるが、実際にはそうではない。
事件の真相を見破るのではあるが、あくまで脇に徹している。
そして、55ページからは、竹谷亮司という野球選手のモノローグで終始しているのだ。
さて物語は、御手洗も半ばあきらめた事件が、金融業者のビル屋上の火事で解決するという展開を見せる。
その焼け跡には、黒く焦げたボールが1個、落ちていた。
この話、続きます。
最後の一球
2009年5月7日第1刷発行
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