« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009.08.30

和久峻三【ロシアンルーレットの女】

ロシアンルーレットの女

和久 峻三〔著〕
出版 青樹社(青樹社文庫)
発売日 1999.12
定価 ¥580 (本体 : ¥552)
ISBN 4-7913-1187-6

女性検事朝霧真紀枝が華麗に推理する傑作法廷ミステリー4作を集めた短編集。大邸宅に忍びこんだ脱獄犯を待ちうけるリボルバーを持った美女の真意とは…? 高校時代に駈け落ちした相手の女性との再会の結末は…? 短編の醍醐味を十分に活かした作品群。

和久峻三氏と言えば、飛騨の赤カブ検事。そして赤カブ検事と言えば、フランキー堺。それ以外は、知らない。
これもチョイわけあり本だが、読了。

だが、表題作「ロシアンルーレットの女」に、女性検事朝霧真紀枝の活躍というのはみられない。そっくりな二人のうち、リボルバーをヒロインの美女が復讐を誓った男の最後は、あまりにもあっけなかった。裏は何もなさそうだ。

「たそがれの殺意」
「密室の探検」
が、朝霧真紀枝もの。

もう一編
「悪女のたしなみ」
を、収録。

いずれも、少々物足りない。


ロシアンルーレットの女


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.29

モバイルSuicaを試してみる

この1ヶ月ほどはご無沙汰だが、東京行きでは地下鉄を使うことが多い。
知人の一人は、ついにSuicaを買ったと言っていた。
そこで、というわけではないが、どういう形のSuicaにしようかと、色々検討していた(おーげさ)。

普通に窓口で申し込んで、都度チャージして使うSuicaが、一番簡単だ。多分、知人のもそうだろう。
究極?のものは、こちらで使っているJ-WESTのようなカードを作ること。JR東日本の何とかクラブというのもある。だが、カードばかりが増えても仕方がない。

そこで候補に登場したのが、モバイルSuicaだ。察しのいい方は、(涼に)どういう変化があったか、お判りだろう。

ということで、モバイルSuicaの申し込みをしてみた。
これはICOCAが使えるお店でも使えるらしい。

東京行きはまだ先なので、ICOCAで試してみることにする。(だって、使ってみたいでしょ)
ちょうど今日入ったコンビニは、ICOCAでの支払いが可能だった。おそるおそるかざしてみると、シャリーンだったか?音がして、無事引き落とされた。(シャリーンはEdyの音だったかな?)




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.27

祥月命日:記憶は薄れず

あれから、六年経つ。


つれあいが先に逝った母が、「いつかは忘れていく」というようなことを言っていた。
おそらく、ある種の慰めであったのだろう。


だがしかし、記憶は薄れるどころか、折に触れいろいろなことが思い出されるのだ。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009.08.26

国会図書館と有料公開

国会図書館の本、ネット有料公開探る 絶版も手軽に

今回の補正予算(資料のデジタル化)については色々あるのだが、取り急ぎリンクのみ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.25

ハムがかわいそう

今年は非常に調子がよかった、日本ハム。従って、長男の機嫌もよかったのだが……

何と、新型インフルにかかる選手続出で、このところ負け続けだ。ソフトバンクが、ジワリジワリと追い上げてきている。ソフトバンクファンの連れ合いとしては喜ぶと思いきや、ハムに同情的だ。

今日も負けているし、と思っていたら、9回表で5点取って逆転している。
このまま逃げ切れるかな。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.08.24

過去記事を読む

ひょんなことから、2年近く前のエントリーを読むことになった。

2007年12月29日のものだ。
と、その次のエントリーが「グチを言うのも大切?」とある。
読んでみると、ほぼ日手帳について書いており、

永遠に生きるかのように学べ。
明日死ぬかのように生きろ。
などという言葉を、引用している。

その次の日は大晦日で、映画「ここに泉あり」の紹介。
同じ日に、今年訪れたところというのも、書いている。

2年前の9月には、北海道へ行ったのだった。その2年前の9月にも、さらにその2年前の6月にも、もう2年前の9月にも訪れている。今年は北海道行きの年のはず?だが、とても叶わない。そのかわり……?

ということで年末の挨拶としているが、しつこく少しだけと題して、行く年・来る年への思いなど書いている。
コメントも頂いている。

今年は5周年オフ会のはずなのに……(涙)



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.08.23

関口尚【空をつかむまで】

空をつかむまで

関口 尚〔著〕
出版 集英社(集英社文庫)
発売日 2009.6
定価 ¥630 (本体 : ¥600)
ISBN 978-4-08-746445-0

【坪田譲治文学賞(第22回)】旅立ちの日に、その日のまえに、ぼくらには、したいことがあるんだ−。海岸近くの小さな村に暮らす中3の優太。市町合併に伴う廃校を前に、トライアスロン大会に挑む。忘れてしまった、あの頃のあなたのような少年少女の物語。

僕、長谷川優太。小学生の頃は、天才と呼ばれたサッカー少年だった。
それが、中学生になる頃から、急に下手になった。無理な練習で膝を痛め、今は体育の授業にも出ない。将棋クラブ所属。わけあって、水泳部にも所属。

モー次郎こと山田幸次郎は、勉強が苦手で行動がスローだ。そのせいもあって、小学時代はいじめられっ子だった。だが、将棋は強いし、歌もうまい。将棋部と水泳部に所属しているが、泳げない。

岡本暁人、ニックネームは「姫」。
小学5年生の頃、東京から転校してきた。グループを作って、モー次郎をいじめていた。
元はただ一人の、水泳部員。中学生記録を持っている。

藤谷美月。優太の幼なじみで、今は姫とつきあっている。

この4人の中学3年生を中心に、優太の担任や水泳部の顧問が絡む。

さらに、優太や姫の家庭事情も複雑だ。


中盤、少々ダレ気味にはなるが、廃校になる母校を背負って、3人がトライアスロンのリレー種目に挑むことになるストーリーは、やはり面白い。
まったく初めてのトライアスロンを指導してくれる謎のおじいさんの正体は、もう少し判りづらい方がよかっただろうか。


昔、少女小説という分野があった(と思う)。
貧しくてけなげな主人公と、お金持ちのいじめっ子。
古くは吉屋信子の「花物語」なども、そうなのだろうか。


最近は、「バッテリー」や「一瞬の風になれ」など、少年小説と呼びたいような作品が多い。
宮部みゆきの少年ものも、それに入るのかもしれない。


それにしても、(本書の親本出版は2006年だが)今時の中学生の進んでいる?ことよ(嘆息!)

空をつかむまで
2009年6月30日 第1刷


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.22

中也とみすず

山口県が生んだ二人の詩人、中原中也と金子みすず。
二人とも、随分若くして亡くなっているが(註)、思いがけないところに接点があった。
(註) 中也30歳、みすず26歳。


筆とりて手習いさせし我母は
今は我より拙しといふ

これは、1920年に「婦人画報」に投稿して入選した歌だ。わずか13歳である。


また、同じ「婦人画報」1923年9月号には、金子みすゞの『おとむらひ』という詩が掲載されている。選者は、西条八十である。


中原中也生誕の地
写真は、山口市湯田温泉の中也生誕の地。
中也記念館になっている。


二人が直接会ったことは、一度もない。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.21

私本管理とカスペルスキー

今日は、私本管理をインストールしようとした。
ダウンロードはうまくいったのだが、いざ実行しようとするとエラーが出る。

カスペルスキーが、「このサイトはウイルス感染している」と警告してきた。
作者のサイトの掲示板でも、過去に同じようなことで質問している方がいた。

このまま強行してもいいのか、ここでは使わないことにした方がいいのか。
悩みどころである。


一応ノートで管理しているので、それのバックアップを取っておけばいいとするか。
だけど、多分ここで処理した方が断然早いと思う。




| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009.08.18

直子の代筆

今日は、FireFoxをインストールした。
見え方が、IEとは多少違う。

そのことについてはおいおい書くとして、「直子の代筆」のFirefox版が配布されていることを、りょーちさんのブログで知った。
「直子の代筆」というのは、かなり以前からあるソフトだと思う。それが、こうして無料で利用できるようになっているのだ。

たとえば、もう時節ではないが、お中元のお礼文などは、次のようなのが即出来てくる。

拝啓 炎熱地をやくとはまさにこの事、皆様にはお変わりございませんでしょうか。

 さて、この度は結構なお中元のご挨拶と拝し恐れ入ります。いつもながらのお志の程、幾重にもお礼申し上げます。家中で喜び、早速ご好意を頂戴致しました。

 皆様にはお元気にお暮しの由、心からお喜び申し上げます。私共も、おかげさまにて一同つつがなく過ごしておりますので、どうぞご休心下さい。

 末筆ながら、日頃の御無沙汰をお詫び申し上げると共に、ご一家のより一層のご繁栄、ご健勝のほど祈念申し上げます。尚、別便にてつまらないものをお贈り致しましたので、ご笑納下されば幸いでございます。

 とりあえず書中にてお礼申し上げます。

どうでもいいけど、これって何を頂いたのだろう(笑)


FireFoxでブックマークを出すには、【Alt】+【B】なので、左手で押すのは少々不便だ。ま、この辺のショートカットの使い心地を比べつつ、IEと共存させてみよう。
現在、ここ(デスクトップ)のIEのバージョンは【6】である。


上記、りょーちさんの直子の代筆Firefox版を無料配布に、トラックバックさせて頂きました。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.16

金子みすゞ【わたしと小鳥とすずと】

わたしと小鳥とすずと

金子みすゞ〔著〕
出版 金の星社
発売日 2005.4
定価 ¥1,050
ISBN 978-4-323-03451-5

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい


教科書にも出ている表題のこの詩他、「こだまでしょうか」など10編を収録。
見開き2ページで一編の詩が掲載されており、毎ページに着物を着た女の子が登場。みすずなのだろう。

「金子みすゞ 詩の絵本」(みすずコレクション))の一つで、【星とたんぽぽ】など、シリーズはまだ続くという。
関連記念館にて、購入。


わたしと小鳥とすずと
2007年12月 第5刷発行


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.14

【日本人の知らない日本語】

日本人の知らない日本語 なるほど〜×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ

蛇蔵〔著〕 海野凪子〔著〕
出版 メディアファクトリー)
発売日 2009.2
定価 ¥924 (本体 : ¥880)
ISBN 978-4-8401-2673-1

「冷める」と「冷える」の違いは? 年齢を書くときは「才」と「歳」のどっち? 日本語学校の先生と外国人学生がくりひろげる、笑える日本語バトル。日本語学校のカオスな日常をマンガで紹介します。

少し前の新聞広告で見て、面白そうなので購入。
以前、小林作都子さんの【そのバイト語はやめなさい】という本を紹介した。バイト君たちに、是非読んでほしい本だった。

本書は、そうした日本語について、漫画の力を借りて?より解りやすく書いてある。どのページを読んでも、笑える。文句なしに、楽しい。

時折行くうどん屋で、「冷菜麺の方となっております」という店員(若者ではなく立派な?おばちゃん)に、該当ページをコピーしたものを渡したい。
いや、直接手渡さないまでも、そっと席においてくることくらいは、やりそうである。


留学生たちが日本のおみやげとして持って帰りたいものにも、お国ぶりが出ていて楽しめる。
肩のこらない、しかしお勧めできるコミックである。

日本人の知らない日本語


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.08.13

Windows Live Writer を 使ってみる

ココログの記事を書く欄があまりにも小さいので、何とかならないものかと思っていた。

そこで思い出したのが、takoさんの記事だった。前回のココログメンテナンス関連の記事で、Windows Live Writer を使っていると書いていらっしゃった。そのときは、「ふーん、そんな便利なものがあるんだ」と思った程度なのだが、ちょっと使ってみることにした。

そのためには、まずMSのホットメールのIDを取得する必要があるらしい。
その中にいろいろな機能があるのだが、とりあえずはこの Windows Live Writer を試してみることにする。

ココログと同じく、リッチテキストでの編集だと、自動で改行(つまり<P></P>での括り)が出るのと、テキスト編集だとやはり見づらいのが、(自分にとっては)マイナスポイントかなぁ。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.07

夢枕の師匠一喝、列車事故の重体から復帰

夢枕の師匠一喝、列車事故の重体から復帰笑福亭伯鶴さん(asahi.com)

夕刊トップ記事だが、サブ記事として
障害者対策 徐々にという見出しで(リンク先無し)、阪急三国駅に設置された内方線の写真と京阪電鉄の「全路線・全駅に設置」について紹介。

多分、一番大きいのに遅れているのがJRかな?
JR沿線組?としていつも京阪沿線組?と「どちらが便利か」などとケンカ??をしている身としては、かなり歯痒い。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.06

大原麗子さん 逝去

えーっ、そんな!うそ!

俳優の大原麗子さん死去、自宅で発見 62歳




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.03

京阪電鉄 全ての駅に内方線設置

京阪電鉄では、全ての路線と駅に、今年度中に内方線を設置する予定だ。

少し古いニュースだが、

京阪電鉄~ホーム点字ブロック内方線全駅・全ホームに整備~ (NIKKENN-TIMES トピックス)

整備箇所は51駅・105番線に及ぶ

先日の講演会でも触れられていた話だが、今日のバリアフリー会議で事務局から報告があった。

過去の会議では、「客がいない夜中にしなければならない」とか、「後付けなので費用が……」という返答だったのが、今年度中に全路線・全駅に設置とは、非常に評価できる。

この話を受けて、阪急電鉄でも検討しているということだが。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.02

「フジヤマのトビウオ」 逝去

「フジヤマのトビウオ」古橋広之進さんが死去 ローマで(asahi.com)

ローマで開かれている世界水泳と同時開催の国際水泳連盟の総会に出席、先月24日に同連盟の副会長に再任されたばかりだった。
2日、ホテルの部屋のベッドで亡くなっているのが見つかったという。


戦後まだ間もない48年、ロンドンオリンピックに出られなかった日本が同時期に開催した日本選手権で、世界記録を樹立。いちやく世界で有名になった。


引退後も後進の指導に尽力している。
一時、オリンピック選考基準についてゴタゴタがあったが、スポーツ界への貢献は大きい。

昨年、スポーツ競技者として初めて、文化勲章を受章している。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.01

大雨 梅雨明け遅れる

遠くで雷が鳴っていると思っている内に、激しい雨が降り出した。外出中の人は大変だなと思いつつ、少しは涼しくなるかと期待する。
雷はなおも鳴り続け、雨脚は弱まらない。

兵庫・京都で豪雨、被害 2日にかけ近畿で大雨の恐れ(asahi.com)

被害が出たところもあるようだ。記事によると、兵庫県や京都府南部とのことだが、このあたりの雨量も短時間のものとしてはかなりの量だった。
明日にかけても、大雨の恐れがあるということだ。


梅雨明け宣言もまだであるが、今日15時過ぎ、高校野球大阪代表は、ようやくPL学園に決まったようだ。
決勝戦での大差というのは、あまり面白くなかったのではなかろうか。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

国宝 再入院

桂米朝さん:軽い脳幹梗塞で入院(毎日jp)

一門会は、微妙なところだな。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »