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2009.08.22

中也とみすず

山口県が生んだ二人の詩人、中原中也と金子みすず。
二人とも、随分若くして亡くなっているが(註)、思いがけないところに接点があった。
(註) 中也30歳、みすず26歳。

 

 

筆とりて手習いさせし我母は
今は我より拙しといふ

これは、1920年に「婦人画報」に投稿して入選した歌だ。わずか13歳である。

 

 

また、同じ「婦人画報」1923年9月号には、金子みすゞの『おとむらひ』という詩が掲載されている。選者は、西条八十である。

 

 

中原中也生誕の地 写真は、山口市湯田温泉の中也生誕の地。
中也記念館になっている。

 

 

二人が直接会ったことは、一度もない。

 

 

 

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コメント

 数の言葉ヒフミヨのシンタックスとセマンテックスを大和言葉の【ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と】に・・・

 大漁の風景・・・

 佐治晴夫先生が金子みすゞの『大漁』の詩で

『魚が獲れたという事象を、浜から見た場合と、海の中から見た場合とまる反対の意味としてとらえているわけじゃないですか。それをひっくり返して考えるときに、初めて統合して、本当の正しい判断ができる。それを一方からだけしか見ていない。多角的に見るのが科学的な見方だと僕は思っているんですよ。科学っぽく言えば、微分で認識して積分で理解するということですかね。』

とおっしゃてることは、まさしく、

 『数学はある意味ではポエムなんです。』


<汚れっちまった悲しみに・・・・・>  ~方程式~

汚れっちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

汚れっちまった悲しみは
たとへば方程式の零の意味 
汚れっちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる

汚れっちまった悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れっちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む

汚れっちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れっちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる・・・・


0 1 ∞ の ブッダの公式

繋ぐもの離散連続オエセルと (点線面・カタチ・ヒフミヨ)

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投稿: 自然数の量化 | 2025.03.02 11:20

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