内田康夫【琵琶湖周航殺人歌】
琵琶湖周航殺人歌 | |
|
これは、火曜サスペンスで見たような。
だが、若い女の子や自殺と見られた男性の妻の話などは、まったく覚えていない。
むしろ、昔犯した過誤に悩む男たちの印象が、強かった。
存在感のある俳優が、演じていたのかもしれない。
という風に、うっすらと話を知っているので、途中浅見探偵が辿る推理の筋も、先回りして判ってしまう部分もある。
だが、ミシガンでのトリックについては、覚えてはいなかったが推測できる範囲だった。
それよりも、琵琶湖畔に建っていた幽霊ビルを想起させる話だと思ったが、やはり著者はそれを意識して書かれたようだった。
あの不気味な姿を晒していた建物は、いつの間にか無くなっている。爆破されたのだとも、聞く。
本書の最初の刊行は、1990年だ。
琵琶湖は、一時のひどい汚れからは蘇りつつあるのか?
琵琶湖周航殺人歌
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
- pha【移動時間が好きだ】(2025.03.10)
- 林望【節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由】(2025.03.08)
コメント