かにかくに……
かにかくに…谷崎の間違い指摘せず 吉井勇の草稿発見(asahi.com)
かにかくに 祇園はこひし
寝るときも
枕のしたを 水のながるる
この有名な歌に対して、谷崎潤一郎が『祇園はこひし 寝るときも』は、『祇園はうれし 酔ひざめの』だったと述べていたことに関するもの。
記事によると、東京の古書店で草稿を見つけた方が、発表なさったという。
吉井が「これは何かの思い違い」と書いていた部分が、線で消されている。
手書きの原稿がいいなと思うのは、こんな時だ。勿論、再度清書する人もいるだろうが、ワープロならば一瞬のうちに消えてしまうものが、作者の逡巡などが伝わってきて、面白い。
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