佐野洋【燃えた指】
燃えた指近い昔のミステリー
佐野 洋著
税込価格: ¥620 (本体 : ¥590)
出版 : 徳間書店(徳間文庫)
ISBN : 978-4-19-892813-1
発行年月 : 2008.7
利用対象 : 一般
国語の教師詩乃が勤める学校で、担当するクラスの生徒の提案で「敬老談話会」なるサークルが生まれた。
年配者を訪れて、昭和の頃、特に戦争中の話など聞きたいという趣旨である。
詩乃が顧問になり発足した「敬老談話会」の毎回の活動?を綴る9編の連作短編である。
詩乃の夫で産業研修所の研究員である竜介も、このサークルに関心を持ち、毎回活動日に妻から話を聞くのを楽しみにしている。
それぞれのタイトルは、表題の「燃えた指」から始まって、
「幼い友情」
「困った老人」
「言葉の研究」
「伯父の遺贈本」
「誘拐恩人」
「一輪の友」
「密着と直撃」
「鯨の逆立ち」 の、9編。
2005年から2007年にかけて雑誌に掲載されたもので、それぞれの登場人物(ゲスト)はそのときほぼ70代が多い。
それにしては、いずれの話も、なんとも生臭い話を、しかも高校生男女の前で語るという、いかにも佐野氏らしい構成の短編集ではある。。
燃えた指
2008年7月15日初版
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 雑誌【鉄道ジャーナル 5月号】(2025.04.24)
- 堀正岳【モレスキン 人生を入れる61の使い方】(2025.04.23)
- 西村京太郎【愛と哀しみのみちのく特急】(2025.04.21)
- 早見和真【アルプス席の母】(2025.04.19)
- 西村京太郎【十津川警部 鳴子こけし殺人事件】(2025.04.28)
コメント