井上ひさし【青葉繁れる】
井上 ひさし著
税込価格: ¥570 (本体 : ¥543)
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-711126-7
発行年月 : 2008.1
利用対象 : 一般
東北一の名門高校の落ちこぼれ四人組と、東京日比谷高校からの転校生たちが巻き起こす珍事件の数々。戦後間もない頃、恋いに悩み、権力に抗い、伸びやかに芽吹く高校生たちの青春を生き生きと描く。(裏表紙より)
【桐島、部活やめるってよ】の更に上を行くバンカラ高校生の話。
ほぼ自伝的なものだという。
夢想癖のある主人公稔と転校生俊介を合わせたのが、著者であろうか?
後の家庭生活への視点が垣間見えるような気がするのは、偏見か?
紹介文にある「権力に抗い」は、彼らではなく周囲の大人たちのような気がする。
彼らの蛮行の責任をとって辞職した校長や、折に触れさりげなく要所を締めている担任の描写がいい。
青葉繁れる
2008年1月10日新装版第1刷
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
コメント