田山花袋【田舎教師】
Twitterで、今日が「花袋忌」であることを知った。
この【田舎教師】を読んだのは、中学1年の頃だ。文庫本だった。まだあるかと思って探しに行ったが、見つからなかった。このあと、自然主義派と呼ばれる人たちの本を読むきっかけになったのだった。
文庫本は、家中のあちこちの本棚に、整理もされずに突っ込まれている。
【暗夜行路】が2種類あるのを発見。これを最初に読んだのは、やはり中学1年の時で学校の図書室の全集ものだったから、これらの本ではない。上下に分かれている角川文庫版が、昭和34年のもの。一冊のものは昭和42年発行だ。当然黄ばんでいて読みづらそうだ。
その側に、つれあいの字で書込のある【雲は天才である】が鎮座ましましている。昭和34年版。
そして、これは比較的きれいな【歎異抄】が。金子大栄氏の校注はあるが、細かい解説はない、ごくシンプルな本。1992年の発行だから、何か思うところあって求めたのだろう。
こうした本も、整理していく必要があるなぁ。前途多難であることよ!せめて、作家別にでも、並べ直した方がよさそうだ。
タイトルを見ただけで、おぼろげにでも内容を思い出せる本は、それだけ中身があったということだろうか。
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