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2010.07.30

津原泰水【ブラバン】

ブラバン

ブラバン津原 泰水著
税込価格: ¥620 (本体 : ¥590)
出版 : 新潮社
ISBN : 978-4-10-129271-7
発行年月 : 2009.11
利用対象 : 一般

1980年という醒めた熱狂の季節に、音楽にイカれバンドに入れあげるボーイズ&ガールズが織り成す、青春グラフィティ。クラシックの、ジャズの、ロックの名曲にのせ、総勢34名のメンバーが繰り広げる大群像劇。


初めての作家。少女小説やホラー小説などが、あるらしい。そのうちの一つは、このミスにも選ばれているようだ。
本書は、本屋で偶然見つけて購入したもの。

現在と25年前を行きつ戻りつ、高校時代の吹奏楽部がバンドを再結成させて演奏するまでを描く。
語り手であるバス奏者の目から見た事柄を淡々と述べているだけだが、やはり25年という歳月は無惨である。

舞台は、広島市。はやらない酒場を経営している他片(たひら→たいら)=僕の前に現れた先輩が、自分の披露宴にかつての仲間を集めて演奏をして欲しいと持ちかける。

そこから連絡を取る形で当時のメンバーを紹介していき、高校時代の話に触れていく。


幾つかの逸話の中で、好きだったところを挙げてみる。

授業をサボってローマ法王の話を聞きに行った僕が帰校したとき、担任に見つかる。その時の、担任の処置。

新聞配達をしながら、(ブラバンではなく)軽音楽同好会のエレキギターを買いたい僕に、 (返済を条件に)ギターを買ってくれた父の逸話。
この家族は、最後の軽音の演奏会も、見に来てくれる。
だが、25年後のボクの暮らしは……

現在の話では、やはり道後温泉で送迎バスの運転手をしている辻の話がよかった。ネタバレになるが、右手を事故で失ってベースを弾くことを出来なくなっている。
昔のガールフレンドを見つけて、彼女が独り身なら待っていると伝えて欲しい、幸せな家庭を気づいているなら黙っていて欲しいと頼む 辻。
後日 連絡が取れた彼女は、幸せな家庭を築いていた。

披露宴演奏会への参加者も増えてきた頃、当の本人が破談になったことを告げる。
それまでの練習はフイになる。

だが、それを救ったのは、現母校の倶楽部の顧問であり先輩でもある教師の、粋な計らいだった。


『人生とはそんなもの』という括り方は乱暴だが、そんなものなのだろう。


ブラバン
タイトル


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2010.07.29

こんなの売られていた

おごっそ弁当

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雨の交差点

高田馬場駅前交差点

目が覚めたら 雨だった

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2010.07.27

メールの礼儀

秋以降の予定が、どんどん埋まっていく。

先日、いつもは11月下旬から12月にかけてお邪魔しているところから、メールが来た。
今年は、少し早めに開講したいので都合を聞きたいのだという。

第三希望まで書いてあったのだが、取り急ぎ第二希望あたりなら行けそう。
だが、他の予定との調整もあり、一両日待って頂きたい旨返信した。

その後、突貫的に色々あって、結局返信は5日後になってしまった。一応の希望は出していたし、その通りになったのだが、約束した日に返信していないのはよくない。


今回に限らず、メールというのは行ってしまうとちゃんと届いたのかどうかの確認が出来ない。戻ってこなかったのだから届いたのだろうと思うしかないのだが、地球を一周していることがないとも言えない。

メールが来たら、お返事はともかく、受信したことだけは相手に報せるべきだろう。

いやいや、お返事のお返事をまだ出していなかったなぁと、ただ今猛反省中!


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2010.07.26

【EVERNOTE 活用編】

EVERNOTE 活用編

Photoコグレ マサト著
いしたに まさき著
堀 正岳著
できるシリーズ編集部著
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : インプレスジャパン
発売 : インプレスコミュニケーションズ
サイズ : 18cm / 158p
ISBN : 978-4-8443-2881-0
発行年月 : 2010.6
利用対象 : 一般

会議、出張、学習、買い物、育児…。さまざまな場面に対応したEVERNOTEの活用法をオールカラーの紙面でわかりやすく解説。各機能の使い方や、情報整理の考え方を紹介したコラムも収録。


【Evernote 出来るポケット】の続編というか、応用編。
全体は4章に分かれていて、
第1章で活用ポイントを押さえてある。1項目に140文字を使って、「レシピ」としているという説明。いうまでもなく、140文字とは、Twitterでつぶやける文字数だ。

そのあとは、それぞれ
第2章:仕事に役立つ140文字レシピ
第3章:暮らしに役立つ140文字レシピ
第4章:Evernoteを多機能にする140文字レシピ
という構成。

著者も三人に増えているだけでなく、ユーザーのアイデアも一つのレシピとして紹介されている。
間にコラムも挟まっていて、関心のあるところからページを開けばよい。

「Evernoterはノートである」という割り切り方。
オンラインストレージの一つとして捉えるよりも、発想の転換が出来そうだ。

現在の使い方で一番多いのが、ホームページ画面を右クリックして取り込む使い方。あとで不要な部分を消すことも出来るし、特にオンラインで注文したときに便利だ。
また、新聞記事できになったページをメモ。その日の新聞はつれあいが寝る前に必ず読むので、次の日以降でないと切り取れないのだ。この方法だと、忘れなくてよい。

また、外出時のメモにも便利だ。

まだまだ本書お勧めの機能を使い切っていないが、「何でもメモ帳」としての役割はそれなりに果たしているだろう。

しかし、読む(参照する)のはiPhoneでもいいが、入力はパソコンの方が遙かに楽だ。
外でのアウトプットは、やはり手書きに限る。


関連記事

EVERNOTE(10.04.26)


EVERNOTE 活用編
2010年6月21日初版発行


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2010.07.23

アップデート

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ココログからもお知らせが出たし、takoさんもアップデートなさったようだ。
取り急ぎ iOS4にする

うまくいくかな

他の使い方は おいおいと ということで
なんて書いたけど、どこをどう触ればいいのかわからない??


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2010.07.22

アップデートは まだ

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いつのまにか 百日紅が咲いている

ココログエディタがアップデートに対応したらしいが、まだ導入していない。

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2010.07.21

毒舌家の勇気

真夜中過ぎて何やかやと書いていたら、何だか意味不明の文章になっていた。こんなことは、しない方がよさそうだ。
その直前、文章の校正について二校をした人と意気投合していただけに、彼女に読まれたら笑われそうだ。

さて、夕刊に「毒」についての連載コラムが掲載されている。
今回は、かなり有名なある野球人の話だった。

感動的にカッコよくまとめてあったが、同じ事件がwikipediaによると、違う分析がなされていた。

どちらがどうかは知らないが、wikipediaも素人が書いていることがある(ここでの素人が何を指すかは筆者にも不明)。芸能人の項目など、一見しただけでも首をかしげたくなることもある。

責任を持って編集がなされている出版物(紙媒体とは限らぬ)と違って、ネットでの調査は気をつけるべしと、あらためて思ったことだった。
この辺、解る人にはわかる話で、すみません m(_ _)m

ネット調査だけで終わらずに、必ず傍証を固めようね!


今夜もまた、話はどんどん逸れていくのだった。

お、何とか今日の内に間に合いそうだ。


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虚と実と

先日アップした【竜の涙】には、丸の内で働く何人かのキャリアウーマンが登場する。

その中の一人がブログでつぶやく自分は、一人暮らしを楽しんでいる都会的な女の子を演じている。いや、別に嘘を書いているわけではない。それぞれを書いたときには、それらは本当のことなのだ。
曰く、

新しくできたレストラン、ライブハウス、シネコン、劇場に、一番乗りではなく、少し余裕を持って「行ってみました」と報告する、そんな女の子。
化粧品や洋服の流行にも敏感でありながら、自分の好みでないものは決して買わない、そんな女の子。
人気パティシェのスイーツは必ず食べてみるけれど、近所の和菓子屋さんの小倉最中が一番好き、と書く、そんな女の子。
週に二冊は本を読み、月に日本は映画を観て、好きな欧州サッカー選手がいて、フルートを習っていて、休日に気が向くと自家製チャーハンを煮込んでみたりする、そんな女の子。
引用が長くなりすぎた。
彼女の週末の過ごし方や化粧品の買い方など、書いたことと実際とのギャップについては本書を読んで頂くとして、逆に(そのブログの)読者は、この女の子にどんなイメージを抱いているのだろう。


拙ブログにしても、継続して読んで下さっている方がお持ちになったイメージと、実際にお会いしたとき、あるいはメールでお話したときの違いに、意外な思いをなさることもあるようだ。


ここでも、再び言う。決して嘘を書いているわけではない。
しかし、全てを書ききれるものではなし。かなりの省略と、逆に若干のデフォルメ部分がなきにしもあらず。

書いていることも、書かれなかった部分も、真実なのである。



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2010.07.19

堀川通り

堀川通り

バスの中も 暑い


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夏空

第二京阪車窓風景

某高速道路から
今日も 暑い


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2010.07.18

柴田よしき【竜の涙】

竜の涙

竜の涙柴田 よしき著
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
出版 : 祥伝社
ISBN : 978-4-396-63332-5
発行年月 : 2010.2
利用対象 : 一般

東京・丸の内の片隅に、ぽつんと暖簾をかかげる小料理屋。少しさびしそうな美人女将の手料理をもとめて、今宵もこころに疵を負った客が訪れる−。『小説NON』連載に加筆訂正をして単行本化。


同じ女将を主人公にした、【ふたたびの虹】の続編。
だが、今回はミステリー色が薄まって、代わりに料理がより具体的に紹介されている。

連載が始まったのが2008年で、東京駅近辺がまたも変わろうとし始めた頃?だった。すでに新丸ビルは完成していて、女将が入っているビルも、立て替えの対象になっている。
幾分安く入居できても、あとの維持は大変そうだ。また立ち退き料を貰って他所で新たに開店することも、エネルギーが要る。店をたたんで、恋人と一緒になるという選択も、今ひとつ踏み切れない。

今回は、そうした女将の屈託が呼び寄せるのか、人生の岐路に立った人たちが集まってくる。
丸の内で働くキャリアウーマンたちが、何故か男性諸氏よりも生き生きと描かれているように感じる。

表題作【竜の涙】から
【霧のおりてゆくところ】
【気の弱い脅迫者】
【届かなかったもの】
【氷雨と大根】
までが、月間「小説NON」に2008年1月から2009年1月まで連載されており、

最後の
【お願いクッキー】は、2002年の刊行に合わせて書き下ろされたもの。
連続ドラマの最終回でバタバタと片がついていくような、それまでのしっとりとした書き方とは少し違和感のある出来になっていた。ここで、女将は自分の生き方についても、選択をする。


「竜の涙」とは、その地で採れるミネラル水のようだが、郡上の祖父母の家の近くにも、山肌からの湧水が飲めた。まさに、甘露であった。

竜の涙
平成22年2月20日第1刷発行


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2010.07.17

つゆあけ

梅雨があけた空

気温がぐんぐん上がっていく午後

真ん中やや下は 飛行機雲


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2010.07.16

マイ「電子書籍」流行

まさに現在していることだ。

マイ「電子書籍」流行 関連機器売り上げ好調、代行業も((asahi.com)

せっせ、せっせと、PDFファイルを作っている。
これを始めてから、かなりの本が整理出来た。

iPhoneはもちろんのこと、iPadで読む気はさらさらないが、キンドルの日本語対応版が出たら、考えようと思っている。
しかし、アマゾン経由で買ったものしか再生できないのだったら、少々困る。

その辺りはもう少し見極めてからのことだが、現在は少しずつデータを溜めているという状態なのだ。

一時は裁断だけして貰おうかとも思った。だが1冊100円かかるし、何冊かまとめて送る必要がある。雑誌は一部しか残さないし、160冊裁断したら元が取れると計算した。

最初に本をばらすのが苦痛ではと懸念したが、片方に重しをしたり工夫をして、両手で一気にバッサリというやり方はしていない。


本のスキャンの話から逸れるが、スキャナは、文書の整理手段として、実にすぐれものだ。案内文など、来た日に即取り込んで、専用フォルダ2個所にに放り込むのだ。予定文書の場合はタイトルの頭にその日付を、そしてタイトル末尾には、必ず来た日の日付を入れている。これで、元の文書はしばらくは取っておいても、心置きなく処分できる。文書程度なら複合機でもいけるが、ドキュメントスキャナの威力にはとうてい叶わない。

会議などの資料に手書きで書き込んだものも、そのままスキャンする。これをDropBoxに入れておくと、次回も参照できる。
あまり大部のものでなければ、iPhoneで読むことも可能だ。


電子書籍から話がどんどん逸れていきそうだ。あと、まだ色々利用法があるが、それはまたということで……


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2010.07.15

ブログとツイッターの狭間で

最近、(自分も含めてだが)いつも見に行っているところのブログ更新が減っているような気がする。

開設した頃の物珍しさは次第に薄れ、特に話題もあるようなないような日常だと、更新意欲も減退するのかもしれない(現に自分がそうである)。

それに輪をかけているのが、「ミニブログ」などとも称されるツイッターのはびこり方ではないだろうか。

たった140文字で、まぁそこそこ言いたいことが書ける。
リアルタイムならではの、速報性・臨場感もある。
写真のアップも、工夫次第で出来る。

場合によっては、著名人と会話をすることも出来る。

お手軽でいいことずくめのようだが、今日の夕刊では高橋環氏と香山リカ氏が、警鐘を鳴らしていた。

週刊誌や雑誌でも、疑問を投げかける記事も出始めたという。


ま、(紙媒体も含め)どんな手段を使うにせよ、自分にとって一番いい方法を模索していくしかなかろう。

メディアは、使うものであって、使われるものになってはいけない。




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2010.07.14

原尞【そして夜は甦る】

そして夜は甦る

そして夜は甦る原 尞著
税込価格: ¥756 (本体 : ¥720)
出版 : 早川書房
ISBN : 4-15-030501-3
発行年月 : 1995.4
利用対象 : 一般


中身をまったく忘れていて、再読。
最初に【私が殺した少女】から読み始めたのだが、何だか順番を逆に読み返している気がする。

本書は、著者のデビュー作。
まったく、日本にはいないだろう、しゃれたハードボイルドの作家。

もう一つ興味深いのは、実在の名前をぽんぽんと出してくること。
新聞社でいえば、「毎朝新聞」と言うのが嫌で、今回も朝日の記者だった佐伯(ある意味事件の主人公)が、事件後毎日新聞でスクープをものにする。

舞台は、1888年。PL学園の桑田が、早稲田へ進学すると公言していた年。

以下、ネタバレあり。

この年の東京都知事というのが、何とその11年後に実際に都知事になる人とそっくりなのだ。文学界出身で、映画俳優の弟もいる。都知事は、弟よりもハンサムだという設定。

そして大胆なことに、この兄弟を事件の黒幕としているのだ。

あとは、西武鉄道らしきところが出てきたりしている。

また、何の遠慮もなくタバコが吸えた時代だというのも、面白い? 著者ご自身ヘビースモーカーなのだと思うが、社長室にも都庁にも、ちゃんと灰皿がある。

そして最後に、元オリンピック選手の射撃名人は、ピタリと指一本を打ち落とす。これをマスコミは、『命は助かった』と表現し、事実を知るのは語り手だけのようだ。

いやしかし、このデビュー作でも、渡邊自身は登場していなかったのか?
この渡邊の過去が、それぞれの作品の主題とは別に、そこに流れるテーマになっている。
そして間に一作入って、【さらば長き眠り】での結末へと続いていくのか。


さてと!これまた少女と家庭教師が出ていたような気がするものの、他のことはまったく覚えていない【私が殺した少女】を掘り出すこととする。


そして夜は甦る
タイトル


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もう一つの『一日一つ』

積ん読本も、読み終えたまま本も、増える一方。
しかも、タイトルを見て内容を思い出せないどころか、どんな本を買ったかということさえも、忘れている。

せめてちょっとした備忘録代わりになろうかと書いている本もあるが、とても足りない。

というわけで、もっと簡潔(と言えば良く聞こえるが、要するに簡単)に、読んだ本についてここへ記すことにする。(といっても、いつまで続くことやら)
それに、そんなことくらいならTwitter(の140文字)で間に合いそうだが、自分自身の記録も兼ねるということになると、やはりブログの方が(自作の索引リンクも張れて)いいような気がする。


というわけで、時々お付き合い頂けたら、幸いです。



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2010.07.12

柴田よしき【ふたたびの虹】

ふたたびの虹

ふたたびの虹柴田 よしき著
税込価格: ¥630 (本体 : ¥600)
出版 : 祥伝社
ISBN : 4-396-33165-7
発行年月 : 2004.6
利用対象 : 一般

旬の素材を扱う小粋な小料理屋「ばんざい屋」。オフィス街という土地柄、独身のサラリーマンやOLに密かな人気があったが、女将の吉永には他人に明かせない過去が…。女将を取り巻く人々との心の触れ合いを描く。

柴田よしきが、こんな小説も書くとはちょっとした驚きだった。
京都が舞台の女性刑事物を読んだことがあるが、今ひとつ好きになれなかったのだ。


クリスマス間近な日にやってきたOLを描いた【聖夜の憂鬱】から、季節は巡って翌々年の初秋【あなたといられるなら】まで、7篇を収録。それぞれに、サブタイトルがついている。

【聖夜の憂鬱】ばんざい屋の十二月
【桜夢】ばんざい屋の三月
【愛で殺して】ばんざい屋の七月
【思い出ふた色】ばんざい屋の十月
【たんぽぽの言葉】ばんざい屋の四月
【ふたたびの虹】ばんざい屋の六月、それから……
【あなたといられるなら】ばんざい屋の九月

一つ一つに事件が起こり、このばんざい屋の女将(30代後半)が安楽椅子探偵を務める。
対してワトソン役は、骨董屋を営む清水。彼は、密かに女将に好意を寄せている。二人の恋愛?が、遅々として進まないのが、またいい。

一つの事件に関わった人たちは、このばんざい屋へ通うようになる。
時が過ぎていく内に、女将の過去が少しずつ判ってくる。


そんな中でも、女将の出す料理の数々に惹かれる。店の名前通り「京のおばんざい」なのだが、少し手をかければ誰にでも作れる、昔ながらの料理と言えばいいだろうか。
ミステリーと料理の二つを楽しめる、そういう意味でも昭和時代の人にお薦めの一冊である。素人の料理と安楽椅子探偵という組み合わせでいえば、芦原すなおのものが思い浮かぶが、本書は特に関西の方に、ぴったり来るかもしれない。


もう一つの楽しみ方として、器がある。
恋人(になっていく清水)が骨董屋なので、器の話もよく出てくる。
「この料理はこれに盛って」などと女将が選ぶのも、楽しむことが出来る。
「一粒で二度おいしい」とは、褒め過ぎかな?
毎日の食事作りを見直したくなること、必定。いや、これは筆者だけかもしれないが。


ふたたびの虹
平成16年6月20日初版第1刷発行
平成17年6月10日第2刷発行


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2010.07.11

ランチ

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終わり

遅かったので、比較的空いていた。
但し、昨日の今頃の話。

iPhone使っての「一日一つ」を続けることに。



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2010.07.10

佐藤多佳子【一瞬の風になれ 3 ドン】

すみません、中途半端なまま日にち設定していたら、留守の内にアップされてしまってました。やや焦っております。
コメントまで頂いたので、まだ未整理ですがチャチャッと続きを書きます。
ムムリクさん、ごめんなさい。

一瞬の風になれ 3 ドン

一瞬の風になれ 3 ドン佐藤 多佳子著
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-213681-3
発行年月 : 2006.10
利用対象 : 中学生 高校生 一般

【吉川英治文学新人賞(第28回)】【本屋大賞(第4回)】部長になった新二とエースの連。春高陸上部の仲間たちとのハードな練習の向こうに見据えるのは、この部で、このメンバーで、インターハイに行く、ということ−。陸上青春小説、圧倒的迫力の完結編!


既に文庫化もされているというのに、2年前に買ったままになっていた。


冒頭、健ちゃんが誰だか解らなかった。2の「ヨーイ」も、とっくの昔に読了しているのに、エントリーはまだだった。

健ちゃんというのは、サッカーの天才、主人公の兄である。前巻でプロに入ったのだったが、ケガをして戦列を離れている。
家族は(特に母親は)健ちゃん中心で、新二はサッカーに見切りをつけ(つけられ?)高校生になってから陸上に活路を見いだそうとしている。兄弟の葛藤も、あまりじめじめせずにさらっと描かれている。

しかし、その陸上部にも幼なじみの天才スプリンター、連がいた。(いや、一緒に入部したのだったか?)


一種禁欲的な、ストイックといってもいいような練習が、心地よい。
この辺りが、川島誠の【800】と違って気持ちよく読めたのだと思う。

最後に力を与えてくれたのは、兄健ちゃんの言葉だった。
そして新二は、永遠のライバル、他校の仙波(彼はまた恋のライバルでもある)と連に勝てるのか。


彼らとの勝負を、うまく終盤につないでいる手法が、うまいと思う。まさに、勝った。つないで、勝った。
何よりも、自分に勝った。

いまどきの高校生ではないような(などと言ったら叱られるかな?)、自分たちの青春時代ともオーバーラップ出来る、おじさん・おばさんたちにもお勧めの良書。
甘ったるいと、言わば言え!


先日某所で、本書を読んだ人と二人で未読の人たちにも激しくお勧めしていたのだった。


しかしまた、こういう姿勢はたとえスポーツでなくても、そして若者でなくても、何かに精進するための一つの道だと思うし、学びたい面が多々あった。
それは、彼らの指導者みっちゃんこと顧問教師の存在が大きいだろう。
良き指導者に巡り会うことは、天からの授かり物(天才)を得る以上に難しいことだと思う。

だがそれ以上に、本人の精進が本物かどうかが問われるのではある。


一瞬の風になれ 3 ドン
2006年10月24日第1刷発行
2007年4月3日第7刷発行


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2010.07.09

ココログエディタ iOS 4対応について

ココログエディタ iOS 4対応について、ようやくお知らせが出た。

Apple社の審査が通らず、「Rejected(差し戻し)」というお返事だったということだ。
そこで、ココログとしては

最低限の機能を確保した上で、早期にiOS 4対応版を提供することが最優先である
と考えているとのことで、多少機能を落としての提供になるという姿勢らしい。

今だってそんなに立派な機能があるとは思えないが、何が削られるのだろう?写真のアップはダメだよなんて言われたら、意味ないなぁ。

何はともあれ、「もう少し待ってね」ということだろう。



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2010.07.06

紫陽花

あじさい

何とか 降らずに持つかな?
傘を持たずに来てもよかったかな

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2010.07.05

斑模様と シミと

朝日新聞の朝刊マンガ「ののちゃん」は、また藤原センセと科学についてのお勉強にも熱心だ。
土曜版「DO科学」に、登場している。

今回は、ダルメシアンの斑模様が生まれつきではなくて、だんだん発色するのだという。

ふーん、シミのようなものなんだな!
かたや、珍重され、かたや…………

そういえば、斑入り芙蓉なんてのも、珍しがられるのではなかったか?



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2010.07.04

一日一つ

「iPhoneから 一日一つ投稿」が、なかなか実行できない。

休みの日は買い物に行くことも多いのだが、手軽にiPhoneを取り出せないという事情がある。「隣に人がいる」という事情が……
話の中でチョコッと調べたいことがあったとき(家の中だったら即ネットで調べるようなこと)も、取り出して調べたら早いのに、それが出来ない。

それでも、時にカメラ機能はチャチャッと使ったりしている。多分、何かデジカメでも買ったのかと思っているかもしれない。

だれですか!「チクルぞ」なんて仰っているのは!


ところで、そろそろ iOS 4にバージョンアップしても大丈夫なのかなぁ?「ココログからのお知らせ」はあったっけ?



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診断

ポチっとよろしく!

涼は理解力が高く飲み込みが早い人間なので「社会人になっても学生気分が抜けない点」と「自分の好みや主張を押し付ける点」を直せばより魅力的になれます。

「本名」は理解力が高く飲み込みが早い人間なので「自己犠牲に走り易い点」と「浮気癖がある点」を直せばより魅力的になれます。



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2010.07.03

あいかわらず 雨

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しかし、少し小止みになってきた?


土曜日なのに、学校帰りの生徒たちが乗ってくる。

もうすぐ、それが復活?

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2010.07.02

原尞【さらば長き眠り】

さらば長き眠り

さらば長き眠り原 尞著
税込価格: ¥840 (本体 : ¥800)
出版 : 早川書房
ISBN : 4-15-030654-0
発行年月 : 2000.12
利用対象 : 一般


私立探偵沢崎シリーズ長編第三弾。5年の歳月をかけ、ついに完成。「そして夜は甦る」「私が殺した少女」の前二作で一世を風靡したハードボイルドの旗手が、長い沈黙を破り、世に問う渾身の一作。


1993年、本書の舞台となったこの年に、初めて外国人横綱が生まれた。ニューヨークの貿易ビルの地下で爆破事件があったのも、この年だ。このビルは8年後の9月、飛行機に突っ込まれるという運命をになうことになる。

実は、本書は2006年に一度エントリーしている。
本棚整理中に見つけて、痛む目を気にしながら再読。ストーリーだけを追っていた前回よりも、より楽しめた。しかし、主人公魚住のことをはじめ細かいことを覚えている割には、話の展開そのものはまったく忘れていることに愕然とする。またしてもざっと全編通して読んでしまった。

ハードボイルドは嫌いなのだが、何故かこの作家だけは大好きなのである。
しかし、著者は驚くほど寡作であり、もっと読みたいのに読めないというジレンマに悩むことになる。

著者自身触れておられるようにチャンドラーの影響は強く、それらはしゃれた文体や会話の随所に現れている。


寡作といえばコリンン・デクスターもそうだが、こちらは作家自らが幕を降ろしてしまった。
沢崎シリーズがそうならないことを、切に望むものである。


さらば長き眠り
タイトル


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