電子書籍元年?
とある雑誌で、本に関する対談が掲載されていた。
10月号ということもあり、読書週間を意識してのことだろうか。
書評欄を担当していらっしゃる方たちで、お三方とも本に対する思いにうなずけることが多かった。
しかし、話題が電子書籍に及んだとき、少々違和感を持ったのだった。
紙媒体の書籍ということのすばらしさを否定するものではない。いや、むしろその方が好きなくらいだ。
だが、発行されたままの本の形では読めない方たちがいらっしゃることに、多くの人はあまり気がついていない。
このことについてはいずれゆっくり書きたいような、ここでは敢えて触れないスタンスでいるような、現在はどうも曖昧ではあるが、色々な読書の形が出来るようになってきたことを、非常に評価したい。
この雑誌も、次のスペースで正しく?電子書籍についての記事も載せており、編集の姿勢としては偏っていないとは感じた。
デイジー図書も、音声デイジーだけではなくなってきているということだけを、今日は書いておきたい。
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コメント
若いころ購入した書籍の、辛子色の淵に愛着がある。そのたたずまいを見て歴史や風景をたどりつつ、時を忘れて想いを馳せる時間を好き。ページをたどる読書には読めなくなった今もなお、執着がある。
しかし、音声に補ってもらうしかない自分が存在することも、受容している。妥協したのではなく音声に補ってもらいながらも読書はじめ、日々変わる社会の動きの中に根を張っていたいのだ、などと傲慢にも胸の内を覗く。
世にいう少数派のいることを踏まえながら“こと”を語る方々の方が「むしろ稀なのではないか」と年数の浅い少数派ながら痛感する場面、数多く出くわし。
一方、双方を見渡し考えをめぐらすことのできる方々のいらっしゃることも、見聞の内にある。
地方の小さい地域でのデイジー普及は、なかなかの現況。
「高齢の方が多く、プレクストークを使いこなすことは困難だろうから…音声PCという年齢層ではないから…」。当事者一人ひとりに、打診したのだろうか?端から「カセットのままで」とおっしゃられたのだろうか?
高齢の方だから機械操作を覚えることが苦なのか、音訳ボランティアさんが覚えることが面倒なのか、大変疑問を抱くと同時に“この部分だけは人に依頼するしか術のない立場”にある自分を情けなく思った今夏。ようやく秋に。
“無償”とひと括りに言い表される中身…その姿勢…、いろいろあるものだと痛感する昨今。
投稿: hiro | 2010.09.16 11:29
hiroさん
先日出版者の方とお話しする機会があったのですが、まだまだご存じないようでした。それでも、わずかですが知っていただけました。
コメントを、ありがとうございました。
投稿: 涼 | 2010.09.16 18:04
涼さん、常に前向きでご親切なお心遣い、心から感謝しております。
ありがとうございます。
投稿: hiro | 2010.09.16 19:22