東川 篤哉【謎解きはディナーのあとで】
東川 篤哉著
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
出版 : 小学館
ISBN : 978-4-09-386280-6
発行年月 : 2010.9
利用対象 : 一般
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」 令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦! 「殺人現場では靴をお脱ぎください」「殺しのワインはいかがでしょう」など、ユーモアたっぷりの本格ミステリ6話を収録。
「帯と表紙は秀逸」というレビューがあったが、まさにその通り。これに惹かれて購入したが、失敗だった。
お嬢様と執事ということから、(森博嗣氏の)萌絵シリーズを思い浮かべたが、まったく違った。
このこっそりとリムジンで警察に通う(某巨大グループの総帥の)お嬢様と 上司である警部(某社の社長御曹司)に、まったく品がない。
六話からなる短編集で、初出が書いて無いから書き下ろしかと思うのだが、それにしては毎回キャラについての説明がくどい。
その六話ともよく似た展開である。令嬢刑事麗子の話を聞いて執事が推理するのだが、これもこの執事でなくても解けてしまう事件ばかりだ。
そのうち執事の謎が判るかと思って最後まで読んだが、それもなかった。
ま、コミックを文章化したものと思えば、腹も立たないか?
うーん、半月で2刷りがでているとは……
2011年4月12日追記
今年の「本屋大賞」に選ばれました。
おめでとうございます。
謎解きはディナーのあとで
2010年9月7日初版第1刷発行
2010年9月22日第2刷発行
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コメント
なるほど、一度のすり部数がよほど少ないということかもしれませんね。(まあ、版刷り情報はあてにならないという現実もなくはないですけれど)
執事ならぬ給仕が解決してしまう「黒後家蜘蛛の会」のほうが、あるいはよほどよいかもしれませんね。(というより、おすすめです)
投稿: ムムリク | 2010.12.25 16:57
ムムリクさん
∥「黒後家蜘蛛の会」のほうが、あるいはよほどよいかもしれませんね。(というより、おすすめです)
謎解きが面白そうですね。さっそく注文しました。
ラジオドラマでも、あったのですね。好きな声優さんたちだわ。テレビよりもラジオの方が、話を聞いて推理するのに向いているでしょうね。
投稿: 涼 | 2010.12.25 17:24