中村明【日本語語感の辞典】
中村 明著
税込価格: ¥3,150 (本体 : ¥3,000)
出版 : 岩波書店
ISBN : 978-4-00-080313-7
発行年月 : 2010.11
利用対象 : 一般
「国語辞典」では分からない、ことばの感触、意味・用法の微妙な違い(ニュアンス)をわかりやすく解説。最適かつ多彩な言葉を探りながら、日本語の生きた知識が身に付く、薀蓄満載の読める辞典。
最近よく、「ちょっとニュアンス違うなあ」という表現に出会う。
意味としては間違いとは言えないが、その場?にふさわしくない表現というか。
そう思っている時に、本書に出会った。
自分が感じた疑問を解消したい時に、繙いてみたい。
関連して。新聞は「繙いて(紐解いて)」読むものではない。
辞書として使えるだけでなく、気の向くままページを繰って眺めるもよし。
紙の辞書のいいところは、ピンポイントでの解決だけでなく、その周辺の語が目に入ってくることだ。
調べていた語のすぐ隣に、ずっと頭の中で引っかかっていた語が出てくるということは、よくある。
そういう意味でも、箱から出して手の手どくところに常時置いておきたい。
リンク
『日本語 語感の辞典』特設ページ
日本語語感の辞典
2010年11月15日初版発行
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コメント
涼さん、こんにちは。
この辞典、とっても興味深いです。
私は語彙が少ないうえ、最近はぴったりくる言葉がなかなか出てこなくて、文章を書くのに手間取ります。
自分へのクリスマスプレゼントに買おうかな。
投稿: Tompei | 2010.12.19 12:48
tompeiさん
しかし、ちょっと変わった辞典かもしれません。その分、面白いのですけどね。
「独擅場」の誤用である「独壇場」のところでは、
「学術的な文章中に使用すると、著者の素養が疑われかねない」といった記述があります。
しかし、何か書こうとして、「この言葉遣いでいいかしら?」と迷った時には、とても頼りになると思います。
投稿: 涼 | 2010.12.19 14:07