シンデレラの焦り
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先日書いたブラウザの使い勝手のことだが、結局は元に戻した。
色々理由はあるのだが、IEで時間指定でのアップが即出来ないのが、痛かった。ここ以外に、日にちを指定してアップしておいて、その日の報告などをして貰う場所(ブログ)もあり、そこでの使い勝手がうんと悪くなってしまったのだ。
あとは、おそらくは慣れの問題も大きいかとも思うのだが、ブラウザによって微妙に字の大きさや字間が違うというのも、使い勝手に影響する。ここではChromeを使っているのだが、エントリーを書く際の字の大きさが丁度いいのだ。
というわけで、
[GoogleChrome]ココログプロとマイニフティ
[インターネットエクスプローラ(IE)]主にWebメールの確認(どこから来たか、何処へ出したか日報に記録するためと、その後 返信したらフォルダ移動をする)(注)
(注)メールはShurikenだが、フォルダが細かく分かれているので、時間軸での管理がしにくいため。
[Opera]ココログフリーの管理
IE以外は、次回開いた時には閉じた時の画面が出てくるようにしてある。
それにしても、タブブラウザは便利だ。上記三つのブラウザを常駐させて、いったい幾つのウインドウを開いているだろうか。
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内田 康夫著 (画像は徳間文庫のもの)
税込価格: ¥600 (本体 : ¥571)
出版 : 光文社ISBN : 4-334-70821-8
発行年月 : 1988.10
浅見光彦の母が殺人事件に遭遇! 光彦は母からの依頼で津和野へ向かうが…。
なぜか、88年刊の、光文社文庫。少々事情があるが、それは追々と……
おなじみ旅情ミステリーの、かなり初期のもの。
しかし、浅見青年はこの頃も今もあまりかわらない。精神的には、しだいに成長?していくような感も受ける。
津和野とキリスト教との関連については、遠藤周作の新聞連載小説で衝撃を受けた。
森林太郎が目撃した、預かりキリスト教徒の迫害について触れられていたのを思い出した。
本書も、そうした歴史を踏まえた、因習と信仰が相容れないところからきた悲劇を描いている。
登場人物の関係がやや錯綜しているが、それぞれ収まるべきところに収まっていく。
浅見光彦の言う「関係者の誤解から始まった」というのは、実感だ。
日本人は、あまり言葉にするのを潔しとせず、言外のことで理解して貰おうとしがちだ。上手く伝わればいいが、[誤解]されればとんでもない悲劇に結びつく。
特に古い歴史をもつ地方ならではの、こうした[誤解]は悲しい。
津和野は、観光で通過しただけだ。
またしても、ゆっくり訪れたいなどと、夢想してみる。
津和野殺人事件
2001/10/01 出版
2010/12/10 Reader™ Store発売
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このところ、このブログの更新はGoogleChromeを使っていたのだが、IEに戻した。
ニフティで複数のIDを持っていると、都度ログインし直す必要がある。それが面倒で、IDによってブラウザの使い分けをしていたのだ。
ところが、Chromeでは画像を思ったところに入れることが出来ない。
それで、他のIDと交代したのだった。
ところが、いつの間にか仕様が変更になったのか、「日時を指定」で独立した画面が出てこない。
ま、一旦下書きにして「日時を変更」にすればいいのだろうとは思うが、なぜなのだろう?
忙しくなりそうな時に幾つか書いておくと、非常に便利なのに。
もう一つ、複数のカテゴリーを選ぶことが出来なくなっている。
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江 上 新装版姫たちの戦国
田渕 久美子著
税込価格: ¥893 (本体 : ¥850)
出版 : 日本放送出版協会
ISBN : 978-4-14-005594-6
発行年月 : 2010.11
利用対象 : 一般
大奥の始まりに至る道のりを、浅井三姉妹の三女・江を主人公に鮮やかに、華やかに描く。上は、豊臣秀吉の関白就任までを収録する。2011年NHK大河ドラマの原作。
昨夜も、つれ合いは大河ドラマを見ていた。
偶然通りかかると、江が信長と語っている場面だった。
「ちょっとしか出ないけど、信長は誰やろね」
と、暮れに息子と話しながら検索すると、豊川悦司とあった。
「とよえつ か。やっぱりそれ相当の俳優を持ってくるのだな」
で、信長と江である。
信長が自分の母や弟の事を語っているのは、後の伏線になっているのかな?
少し関心が沸いたので、本書を購入。
まだ3分の1位しか、読んでいないが、急いで昨日あたりのところまで来た。
が、多少原作とは違うようだ。
脚本も、著者だということだが。
千利休に、石坂浩二か。「太閤記」では、石田三成だった。
まだ専用のサイトは無いようで、粗筋は判らない。
それにしても、女優陣の多いドラマは、全体にトーンが高すぎる。
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「いとし・こいし」の弟、喜味こいしさん死去 83歳(asahi.com)
兄のいとしさんの逝去は、たしか朝ドラ「てるてる家族」で、スケートリンクの貸しスケート屋役で出演なさっていた頃だった。
どちらかというと、ぼけ役のお兄さんの方を贔屓にしていたが、やはりお二人揃っての舞台が絶妙だった。
NHKの昼の番組で、隣通しの家で玄関を上がったあたりが両方から使える電話台になっていたが、実生活でもそうだったという話しをなさっていたことがある。
民放のお買い物番組「がっちり買いまショウ」も、楽しい番組だった。
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東野 圭吾著
税込価格: ¥700 (本体 : ¥667)
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-74896-8
発行年月 : 2011.1
利用対象 : 一般
記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。
タイトルが、複線も兼ねている。
何とも、後味の悪い終わり方だった。あり得ない話しだし、ヒロイン?が身勝手すぎる。
そして本書でも、被害者の一人の扱いが雑だ。
勿論、最初の被害者への思い入れがそうさせているわけだが。
本書を読んでいて、【ブルータスの心臓】を思い出した。似ているわけではないが、話の展開に、やや類似点があるかな?
ダイイング・アイ
2011年1月20日初版1刷発行
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ATOKが使える、無料のアプリ。
正式発表は今日ということだったが、昨日からTLを賑わせていた。iPhone/iPod touch向け アプリだ。
色々面白いが、今使っているTweetMeやEchofonから完全移行できるかというと、微妙なところ。
画面は、Echofonが白っぽいのに対して、TweetATOKは濃いグレー地に白文字でしゃれた感じ。ただ、同じようなスペースなのだが、Echofonの方が字は大きいような気がする。
数字を長押しすると、絵文字や顔文字が出る。但し絵文字は、パソコンからは見えないようだ。文字化けの一種というか、機種依存なのかな?
関連サイト
TweetATOK
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今日、頼んでいたカタログが、ジャストシステムから届いた。
毎年くるのに、何故か今年は来なかったのだ。いつもウエブから注文するので、郵送は要らないと思われてしまったのだろうか?
でも、(本当は詳しい)ウエブカタログよりも、少しの間紙のカタログを眺めて楽しみたい。→いつもの、悪い癖。
で、「一太郎2011 創」グループのラインナップの中に「詠太(えいた)」という音声読み上げソフトがあるのだ。
お試し版がネットで聞けるので、早速聞いてみた。
「みさき」ちゃん(あのみさきだと思う)だから、かなり聞きやすい。
Shurikenも読み上げるとかで、これはかなり画期的な商品ではなかろうか?
「プレミアム版」と「スーパープレミアム版」には入っているので、使ってみよう。
今日(18日)も某所で、「一太郎ポータブル(一太郎がどのPCでも使える 持ち運びUSBメモリ)の話しをしていたのだった。
最も彼女は、自分ではかなり古いバージョンのままで、最新版は職場のパソコンで使うだけだと言っていたが。
関連記事
一太郎は いい子だ(11.01.17)
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芥川賞と、直木賞が、決まったようだ。
「第144回芥川賞・直木賞」は共に2作品 7年ぶり4名選出(oricon life)
日本文学振興会は17日、「第144回芥川賞・直木賞(平成22年度下半期)」の選考会を都内で開き、芥川賞に朝吹真理子さん(26)の『きことわ』と西村賢太さん(43)の『苦役列車』、直木賞に木内昇さん(43)の『漂砂のうたう』と道尾秀介さんの『月と蟹』を選出した。
直木賞の道尾秀介さんは、なんと5回目のノミネートだった。
最近の好きな作家さんに なりそうなので、ちょっと嬉しい。
おめでとうございます!
「月と蟹」は、出版された頃の著者の話をお聞きしていたので、読もうと思っていたのだった。
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今年も、「お布施」の時期がやってきた。
ジャストシステムの、新製品発売である。
今年は、[一太郎2011 創]という名前をつけて貰っている。
また、一太郎ポータブルという 変わった製品も売り出すようだ。
外出先などで一太郎がないPCでも、これをさすと一太郎を使えるというもの。
便利そうだが、ある意味悲しいよね。普通に売っているPCには、一太郎は入っていないもの。
ただ、JUSTシステム製品は、一人が使う分には複数台のパソコンに入れてもいいことになっている。
また、メーラーである[Shuriken]も、メインのPCのカスタマイズをバックアップして他のPCでリストアして使える。これは、PCを替えた時など本当に便利だ。よく学習して迷惑Mailを排除するし、フォルダ別のメール仕分け設定も楽だ。
また、「そのまま転送」が出来る点も高ポイントだと思う。
近場では、結構一太郎&Shurikenユーザーもいるのだが。
ずっと一応ワード使いのATOK利用だったのだが、最近は文書はほとんど一太郎で作っている。「二箇所に保存」が出来るので、コピーは必ず「DropBox」に入れている。また、ワード使いに渡す時はリッチテキストかPDFファイルにすれば問題ないので、もっと可愛がってやろうと思ったからだ。
がんばれ、ジャストシステム!
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一つは、変更というより追加というべきだが。
[Saezuri](囀り・さえずり)というアプリを導入。シンプルでなかなか面白いのだが、単独のブラウザのようだ。
いや、よく解っていないしあまり調べてもいないのだが、これだけでウインドウを一つ占領していると言おうか。
タイムラインが見やすいのと、新しいツイートがポップアップされてPCの右下に表示される。最近フォローを絞ったので、しょっちゅう出てきてうるさいというほどではない。むしろ、見逃さずにリアルに読めてありがたい。
もう一つは、変更点。
Twitterのアカウントは三つ持っていて、メインはGoogleChromeで使っている。
それをIEに移して、公式?の分をChromeに持ってきた。
取り立てて意味はないのだが、普通のブラウザがIEなので、メールでの通知など一番多いのが個人(すなわち nyam18 つまり涼ってこと)への連絡だから。
メールからのURLをそのまま開くと IEへ行ってしまって、そのアドレスをまたChromeへ持ってくるのがが面倒になったから。
もう一つ、理由がある。
ニフティのIDも幾つかあって、ブログ関係では三つ使っている。同じブラウザだとそのたびにログアウト・ログインする必要があるので、これもブラウザで使い分けている。
で、ブログを更新した際に「ツイートする」ためには、これまた表示しているIEのページをChromeに移してそこからつぶやく必要があったからだ。
また、このTwitterIDの変更は、Saezuriをどれで使うかというのとも、ちょっと関連づけた。
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これまでここでも何度か取り上げてきた 昼寝による効用が、ついに学校にも現れた。
昼寝公認で学力アップ 福岡・明善高、健康にも効果(asahi.com)
昼休みに15分ほど「午睡(ごすい)」の時間を設けるという取り組みで、もう6年近くになるという。
11日午後0時50分、校内にチャイムが響いた。「ただいまからエネルギー充電のための午睡タイムに入ります」という呼びかけが校内放送で流れ、モーツァルトの曲が流れる。照明を消し、ブラインドを下ろした教室では、多くの生徒が机で眠りについた。ということだが、写真説明には「自由参加のため、予習をしている生徒もいる」とあって、事実、窓際の生徒は起きて本(ノート?)を広げている。
しかし、照明も消されているのではやや暗いのではないかと、それが気になった。
昼寝をしている生徒は、午後の授業に集中できるからか、成績向上に繋がっているという。
えー、さっそく真似をしたのは言うまでもありません。
午前中の不毛な作業の結果、目はショボショボ、頭痛がんがんという状態だったので、昼食後「キッチンエール」でのお買い物(単に届けて頂いたということ)が終わってから、iPhoneで音楽を流しながらの【実践】。
効果が出たかどうかはともかく、イマココで、朝に比べれば前向きな気持ちでエントリーしています。
さてと、おやつの時間ですー!
和菓子と、何故か 掛川茶(笑)
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とあるソフトのインストールに、手こずっている。
まず、β版で二回ほど挑戦しているのだが、(前のバージョンで)過去に作ったものが作業フォルダから見えない。
これはバージョンアップされても同じということで、一応完成品を作ってそれをインポートするという方法しか選択肢はない。
年末に正規版が届いたのだが、これがうまくいかないのだ。
まずはβ版をアンインストールするのだが、それはともかく、その際MSのSQLも削除する必要がある。このとき必要なものまで消してしまったからか、正規版のインストールが出来ないのだ。
Setup.msiを実行すると、「何々が必要です。今すぐインストールしますか」と聞いてくる。これが、dot.netであったりSQLであったりするのだが、了承するとDOS画面が出て自動でインストールを始める。しばらく経って画面が消えるので再度 Setup.msi へ戻る。
だが、またもや同じアナウンスが出て、ループ状態。
もう一つのライセンスで、チビさんのビスタにもβ版を入れていた。
こちらにも、挑戦。
まずは、アンインストール。しかし、ビスタには [Documents and Settings]がないのだ。
今度は慎重に削除したいから、該当場所を高度な検索機能で探しだし、関連ファイルをすべて削除。
この間、色々とほぼ午前中経過。
一人なのを幸いに、まだ洗濯も終えていない。
インストールは、無事終わった。
ところが、「予期せぬエラー」とかで、プロジェクトを開けない。
これは、他のプロジェクトメンバーも同じ状態だそうで、「やはり」というところか。
いや、これでは困るのだ。
β版を入れていないPCでも同じ症状が出るということで、このソフトを配って2月から始まる講習会ができるのだろうか?
しかも、昨年はインストールで時間を取ったので、今回はすべて入れてきて貰うことが条件になる。
今月末には、現在までに出来たコンテンツを検証して頂いているところへ出向いて、ヒアリングもある(自分は下関行き)。
やれやれ と、思わず、言うべきでないグチを書いてしまった。
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以前から関心のあった、WiMAX。
いまいちよく解っていないのだが、便利そう!今使っているPCカード型だと、使えないマシンが出てきたのだ。
というので、少々検討した結果、今使っているイー・モバイルの機種変をした。
これだと、チップをそのまま使えるし、料金プランもあまり悩まなくてもいいかもしれないと思ったからだ。
で、昨日その機種が来た。
クロネコの元おにーさんが、
「時々あるのですけど、1円って何ですか?」
と聞く。
この元おにーさん、何故かいつも心やすげな口をきくのだ。
で、その1円の機種である。そう、まぁ今のところ一番メジャーな、あの楕円形のものだ。
iPhoneの内のりくらいな感じ。軽いのは、プラス点。
設定は、ごく簡単だった。というか、チップを入れるだけで、あとはPCとiPhone側だから。
ところが、我が家ではアンテナがあまり立たない。
PCカード型の時にはそこそこ来ていた電波が、届きにくいらしいのだ。
まぁ、家の中で使う必要はないし、外で何処まで使えるかだが……
ということで、今日持ち出してみた。
買い物に行ったモール街では、なんと3本立った。iPhoneも、すいすい繋がる。
これなら、使い物になる。
家の中でも、ダイニングのテーブルは上記のような状態だが、台所の窓際だとかなり早い。
場所を選ぶだろうが、そこそこ使っていけるかな?
5台まで同時接続できるというのが、楽しみである。
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ここのところ、iPhoneのバッテリーが半端でなく減っていく。
これまでは、大体毎日ほぼ同じ時刻に充電していた。つまり、一日は持っていたということだ。
それが、先週後半あたりから、急にバッテリーの減りが早くなった。
困ったことに、まだ5分の1くらいはある状態でも、朝になってみると赤くなっている。
寒いと減りが早いらしいとか、何かソフトが減らしているのではといった情報を、twitterで頂いた。
桜桃さん、ムムリクさん
その節はありがとうございました。
そこで、使ったソフトは出来るだけ「終了状態」にすることを心掛けた。また、そのままロックされた状態にはせず、いちいちソフトを閉じて全体画面に戻るようにした。
すると、昨日あたりは幾分ましというか、これまで位には回復したような気がする。
いずれにせよ、ソフトの使い方次第では、減りが早いらしいということも判った。
そのために、予備バッテリーというか、あらかじめ充電しておく道具?もあるようだ。しかし、外出する時はいつもケーブルを持ち歩いているので、電源さえ確保できれば何とかなる。
ということで、しばらく様子をみよう。
早く言えば、「そんなもの(早く減るもの)なのね」というあきらめの境地でもある。
でも、楽しいことが多いから、いいのだ。バッテリー持ちを長くするために使わないという選択肢はなしである。
という結論に達したのだった。
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今回の【容疑者Xの献身】を、つれ合いは見ていた。
息子はガリレオシリーズを見ていないと人物関係が分からないだろうと言っていたが。
湯川が草薙との友情を犠牲にしてまでかばいたい容疑者。これは、草薙が同期の男だから成り立つので、ドラマでは女性刑事になっている。これで、マイナスポイント!
長編のドラマ化というのは難しいと思う。
先の【赤い指】もそうだった。
こうしたことは、横山秀夫の【クライマーズハイ】でも感じたことだ。
あのドラマはそれなりに好かったが、主人公の屈折した心境はまったく出ていなかった。突然子どもを突き飛ばしたりしても、それがなぜそうなるのか、ドラマから推測するのは難しかろう。
そんなこんなで、積極的にドラマを見たいと思わないのかもしれない。
原作とは別物として、俳優を楽しむという見方なら、それはそれでありだと思うが。
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先日30分もテレビを観てその後遺症?ではずんでいたのだが、その際桜桃さんから「被害者サイトが(原作でもドラマでも)描かれていない点」のご指摘があった。
今夜、【容疑者Xの献身】のドラマ再放送があるようだ。
この被害者については一層、何も描かれてないのではなかったか?
冒頭、彼の日常がさりげなく紹介されてはいるものの、そのあとの場面では登場しなくなり、それで終わり。
容疑者は、(隣の親子への愛という)自分の勝手で、一人の身寄りのない人物を抹殺している。
被害者は、いなくなったことさえも誰にも気づいて貰えず、しかも他者として死んでいった。
ミステリには、加害者のやむを得ない事情を描くものは多いが、被害者サイトに立ったものは意外と少ないのかもしれない。
【流星の絆】(未読)は、どうなのだろう?だがこれも、被害者の妹が加害者の一人に愛を感じてしまうという話ではなかったか?
原作を読んで日も経っていること故、思い違い等あるやもしれぬ。
関連記事
東野圭吾【容疑者Xの献身】(08.10.05)
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まだまだ続く、ドラマ観た余波。
先に書いたように、二組の親子が描かれていたのだが、実はもっと重要であるべき親子関係があったのだ。
それは、前原の妻とその息子との関係だ。
前原の母が息子を愛していたと同じように、前原の妻は自分の息子を愛していた。結果的に姑に罪をなすりつけるという人道にもとる行為をしてしまうのだが。
このあたり、原作でも感じたのだが、ドラマでは一層この妻が身勝手なような描かれ方をしていたと感じた。
また、息子の登場場面が少なすぎる(いや、途中からだからよくわからないが、それに、この役者 手の震え方が下手すぎ)。
この子の気持ちにもう少し寄り添う必要はなかったのか?いや、原作でもこの辺はあまり描かれてなかったような(1年前の読了だから細部は忘れているが)。
ま、そこまで取り上げると話が散漫になってしまうからかもしれないが、ある意味最も重要な人物なのに。
原作を読んでいて感じたのは、前原が杖を観て幼い頃を思い出した時、ここがクライマックスだけに 妻は孤独だろうなということ。
娘として、妻として、母として、はたまた嫁でもあった身としては、何となく辛い印象を受けたのである。
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貴田 庄著
税込価格: ¥714 (本体 : ¥680)
出版 : 朝日新聞出版
ISBN : 978-4-02-261656-2
発行年月 : 2010.6
利用対象 : 一般
母へのプレゼント用。
よく「伝説の女優」と言われる原節子だが、本書を読んでいささか印象が変わった。
挙げられている映画の数々を観ているが、封切り当時に観たのは「山の音」くらいだろうか。
「青い山脈」の島崎先生も、印象が薄い。池部良や杉葉子の高校生役というのは、やはりピンと来ないし、テレビで観たのかもしれない。池部や杉は、自分から観ればおじさん・おばさんだったから。
かなり演技力が出てきたとされる「東京物語」にしても、あまり上手いとは思えない。
で、原節子の印象も、同時代の津島恵子や香川京子に比べると希薄なのである。
暮れに亡くなられた高峰秀子さんのような、演技で印象的な方とも、また違う。
男優陣は、山村聡や三船敏郎はよく知っているのに。
藤田進も結構観ているが、すでに主役級ではなかった。
全体に、昔の映画の台詞は単調で悠長だった気がするが。それこそ「気のせい」かな?
原節子 あるがままに生きて
2010年6月30日第1刷発行
2010年11月25日第11刷発行
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ただ今、ドラマで【赤い指】を放映している。加賀さんは、【新参者】と同じく阿部寛だ。
確か書いているはずだと思ったのだが、ほぼ一年前に「下書き」に入っていた。
ラ・テ欄を読んで、書いている。
東野 圭吾著
税込価格: ¥580 (本体 : ¥552)
出版 : 講談社
サイズ : 15cm / 306p
ISBN : 978-4-06-276444-5
発行年月 : 2009.8
この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない−。犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。
加賀恭一郎もの。と、ここまでしか書いていない。以下、思い出しながらの記述。
母親の真意、つまり「赤い指」の意味を加賀が前原に教えるところが、圧巻。
この母親の心情を思うに、涙が止まらなかった。
一方で、確か警視庁に入った加賀の従兄弟の加賀の父親への態度に対する不信感も描かれる。
加賀と父親との葛藤らしきものについては、【卒業」でも少し触れられていた。
それなのに、なぜ加賀は教職を捨てて刑事になったのか?
そう、最後の場面だったか、なぜ加賀が父親に会いに行かないかの謎が明かされたと思う。
そうしたことを思い出すには、やはり再読するしかないだろう。
ドラマでは、おそらく加賀の父親役の山崎努と、前原の母親役 佐々木すみえも いいだろうな。
数多ある東野ミステリの中でも、特に好きな作品である。
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昼食を摂っていると、地震があった。
急いでテレビをつけてみると、箱根駅伝の最終場面だった。
8位、青学とその後に4つの大学が団子になっている。10位まではシード権があるが、この8位の五つのうち二つは落ちる。
場面変わって、先頭争い。
早稲田が最後まで先頭を走っているが、二位の東洋大が猛烈に追いついてきている。
『苦しいだろうが、追う方はもっと苦しいんだ』とは、早稲田の渡辺監督の弁だとか。
その言葉をかみしめながら走っているのだろうか。
そのまま、思わず最後まで観てしまった。
ゴール
驚喜する、早稲田チーム。
すぐ続いて、東洋大 ゴール。
だが、こちらは全員沈んでいる。
一位・二位とも、大会新記録という偉業を成し遂げたのに、なんという違いだ。
やや離れて、三位。そして五位、六位と、順にゴールしている。
はじめてシード権を取れたところもある。
そして熾烈な八位争い。
いつの間にか一校落ちて、四校の戦いになっている。
固まってFINISHへ。そこでハプニングが。
たしか八位を走っていた 國學院大學(注)が、コースを間違えて道を曲がってしまったのだ。
(注)takoさんとtompeiさんに、教えて頂きました。
ありがとうございました。
必死で追いついてきて、さて十位だったか、十一位になってしまったのか?
スポーツ中継は、ハラハラするが楽しい。
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本の読み方スロー・リーディングの実践
平野 啓一郎著
税込価格: ¥756 (本体 : ¥720)
出版 : PHP研究所
ISBN : 4-569-65430-4
発行年月 : 2006.9
利用対象 : 一般
情報が氾濫する時代だからこそ、スロー・リーディングを提唱。夏目漱石「こころ」や三島由紀夫「金閣寺」から自作の「葬送」まで、古今の名作を題材に、本の生きた知識を体得する実践的な手法の数々を紹介する。
たしか2007年の夏、京都駅新幹線乗り場のブックキヨスクで、「おいでおいで」と招いてくれていた本。
サブタイトルに「スロー・リーディングの実践」とあるように、本はじっくりゆっくり読もうという提案である。
徹底して「アンチ速読」を貫くという立場をとっている。
新聞広告には、如何にして速読を身につけるかといったハウツー本が溢れているが、本書はその逆を行く。
折しも元旦の朝刊「ひと」欄は、伝説の元灘中教師 98歳の橋本武さんだった。
中学の3年間でたった一冊、中勘助の「銀の匙」を読む授業のことを取り上げている。
「横道こそが狙い」として、「丑」の字が出てくれば、十干十二支から甲子園の由来にまでたどりつく。主人公が駄菓子を食べれば、買い集めて試食する。
といった授業を通して、「自分で見つけたことは一生の財産になる」ことを教えた。
本書も、
本当の読書は、単に表面的な知識で人を飾り立てるのではなく、内側から人を変え、思慮深さと賢明さとをもたらし、人間性に深みを与えるものである。という。
勿論、ただゆっくり読めばいいと言っているわけではない。読書にもコツがあり、もっと楽しく本を読もうという薦めである。
「実践編」で挙げてある本は、教科書などで一度は目に触れている本ばかりだ。そう、国語の授業は、超スローリーディングなのだ。
どちらかというと、日頃せかせかと日常業務に追われる中、改めて読書の原点を探る思いで、本書を取り上げてみた。
ちなみに、新年の読書は、著者の最新作【かたちだけの愛】ではじまった。
本の読み方
2006年9月1日第1版第1刷
2007年7月23日第1版第8刷
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