原作と映像の狭間で
今回の【容疑者Xの献身】を、つれ合いは見ていた。
息子はガリレオシリーズを見ていないと人物関係が分からないだろうと言っていたが。
湯川が草薙との友情を犠牲にしてまでかばいたい容疑者。これは、草薙が同期の男だから成り立つので、ドラマでは女性刑事になっている。これで、マイナスポイント!
長編のドラマ化というのは難しいと思う。
先の【赤い指】もそうだった。
こうしたことは、横山秀夫の【クライマーズハイ】でも感じたことだ。
あのドラマはそれなりに好かったが、主人公の屈折した心境はまったく出ていなかった。突然子どもを突き飛ばしたりしても、それがなぜそうなるのか、ドラマから推測するのは難しかろう。
そんなこんなで、積極的にドラマを見たいと思わないのかもしれない。
原作とは別物として、俳優を楽しむという見方なら、それはそれでありだと思うが。
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