元木昌彦【週刊誌は死なず】
元木 昌彦著
税込価格: ¥819 (本体 : ¥780)
出版 : 朝日新聞出版
ISBN : 978-4-02-273292-7
発行年月 : 2009.8
利用対象 : 一般
『FRIDAY』や『週刊現代』の編集長を歴任した元木昌彦による週刊誌生存への道。ネットの出現、紙メディアへの不信感、賠償金などの影響で衰退が叫ばれる雑誌メディアは、いかにして存続可能なのか。週刊誌はまだ死ねません。
1956年の今日、出版社では初の週刊誌となる「週刊新潮」が創刊された日だというので、購入。
今はまだ読めないのだが、パラパラ読みが出来ないのは、かなり不便かも。
「はじめに」で、大相撲協会と出版社との裁判の話が出てくるが、偶然とは言えタイミングが良すぎる。
本書とは関係ないが、「プロレスはショーである」と知った時は驚きだった。だが、そんなものかと思えば、それもまた一つのスタイルであろう。
女性週刊誌で取り上げる芸能ネタも、断定はせずぼやかしてある。読んだ方もその辺は了解済みで、その延長上に、テレビの騒々しいワイドショー(って言うのかな?)もある。
読まない、観ない選択もあるわけで、如何に読ませるか如何に視聴率を上げるかに血道を上げていると、本来の目的(があるとして)からどんどん逸脱して行くのやもしれぬ。
「立春大福」に、少し追記しました。
週刊誌は死なず
2009/08/30 出版
2010/12/10 Reader™ Store発売
262ページ
| 固定リンク
« 立春大福 | トップページ | 山川方夫【夏の葬列】 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
コメント