吉屋信子【徳川秀忠の妻】
吉屋 信子著
税込価格: ¥714 (本体 : ¥680)
出版 : 河出書房新社
ISBN : 978-4-309-41043-2
発行年月 : 2010.10
利用対象 :一般
大河ドラマ「江」の原作かと思ったのだが、そうではなかった。
何年くらい昔のことになろうか?朝日新聞日曜版で、同じ著者の【徳川の夫人たち】という小説が連載されていた。
徳川三代将軍家光の側室「お万の方」を描いたものだった。門跡の伊勢慶光院の院主位を継承するため挨拶に江戸へ下向したところを家光に気に入られてしまっただための悲劇だった。
御台所の弟からのはかない恋慕の情なども描かれた、その後テレビドラマで描かれている女同士のドロドロした大奥とは無関係の、少女小説をも書いていた吉屋さんらしい小説だった。
本書は、その前史という位置づけであると、後書きにある。
二代将軍秀忠夫人 江の一生を描いたものである。
千姫や東福門員和子など、多くの子どもたちに恵まれている。しかし、次男だが事実上は長男扱いの家光と、弟忠長をめぐっての春日局との葛藤など、必ずしも思いのままに生きていたわけではない。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【くらべて、けみして 校閲部の九重さん】(2025.03.13)
- 【Casa BRUTUS特別編集 器の教科書】(2025.03.11)
- pha【移動時間が好きだ】(2025.03.10)
- 林望【節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由】(2025.03.08)
コメント