梓林太郎【稚内殺人旅情】
梓 林太郎著
税込価格: ¥650 (本体 : ¥619)
出版 : 光文社
発行年月 : 2007.10
利用対象 : 一般
豊科署管内で発見された轢殺死体は、明確な殺意による「他殺」だった。男はなぜ殺されたのか? 東京から、小樽、稚内へ−。サハリンを望む最北の街で、道原伝吉の地を這うような捜査が始まる
初めての、作家。
本書中にも山行きの話が随所に出てくるが、他の作品にも山を扱ったものが多そうだ。
長野の事件が、小樽や稚内にまで飛び火する。
物語の内容よりも、ノベルズの発行年に近い頃にも稚内や小樽を訪れているので、それらが懐かしかった。
小樽運河や寿司通り。
利尻富士が随所に望める、稚内市内。
ノシャップ岬や灯台。最果ての駅。
市内を一望できる、北方記念館。
二度とも泊まった、全日空ホテルとそのレストラン。どちらの時だったか、朝から外国人夫婦の健啖ぶりに驚いたものだ。
本書で言えば、信州からの遠来の刑事たちをもてなそうとする、稚内署の刑事のさりげなさがよかった。
稚内殺人旅情
光文社
2007/10/11 出版
2010/12/10 Reader™ Store発売
363ページ
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