月日流れて……
母から連絡があって、叔母の容態が悪いという。
母には叔父から手紙が行ったのだった。
それを受けて、叔父に電話をした。
以下、叔父の話。
昨年から叔母の体調が悪く、地元の病院で見てもらっていたが、市民病院で見てもらうようにと言われて行ったところ、別の病院を紹介された。
即刻入院で検査の結果、膵臓がんとのこと。
だが、叔母は病院食が食べられず、退院させてずっと叔父が面倒を見ていたこと。一週間に一度の通院では、がんは大きくも小さくもならず、入院中と変わらぬ状態だという。
しばらくは順調だったが、夏に熱中症になり、それからは状態があまりよくないこと。
叔父が作るかゆしか受け付けず、体力はどんどん落ちていっているとのこと。
村が合併して郡が市になっただけでの過疎地のこと。ヘルパーは申し込んでも、まったく順番は回ってこないという。
叔父がダウンしない限り、行政は当てに出来ないと、叔父は笑っていた。こんなところにも……。
叔母命の叔父は、「ぼく、がんばっているから」と比較的明るく話してくれた。
もう少しよくなってから知らせようと思っていたと、無沙汰をわびるのだった。
この叔父には、ずいぶん世話になった。夏休みになるとすぐ母や叔父の父である祖父母の家で過ごすのが、毎年の楽しみだった。途中から結婚して叔母がきた。叔母も、よくしてくれた。人見知りする自分が、即なついたのだった。
昨日の寒さとはうって変わって、青空が広がる。ただし画像は、一昨日の中之島付近。
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