【池上彰のお金の学校】
高木 智編著
税込価格:¥798 (本体 : ¥760)
出版 : 朝日新聞出版
ISBN : 978-4-02-273417-4
発行年月 : 2011.10
利用対象 : 一般
金利とは何か? お金はどうやって発行する? なぜ円高か? 格安のカラクリとは? わかりやすい解説で定評のある池上彰が、わかっているようでわかっていない、お金のしくみを徹底解説する。
まずは、「お金とは何か」の説明から。
まだ物々交換が主流だった頃に、共通の「仲立ちもの」として、「稲」や「布」が選ばれていたこと。その「稲」は「ネ」と呼ばれて「値」になり、「布」すなわち「布幣」が「貨幣」を生む。
よく言われている「貝」は、中国の習慣から来ている。そして、お金に関する漢字には、「貝」が含まれている。
といった、よく知られた話から説いていく。
学校であるから、この「お金の歴史」を一限目として、以下
二限目「銀行」
三限目「投資」
四限目「保険」
五限目「税金」
と授業をこなしていくと、特別授業が二つある。
その一「ニュースの中のお金」
その二「身近なお金」
で、基礎を踏まえて日常生活でのお金についての知識には困らないような授業になっている。
説明は解りやすく、文章は平易で楽しい。中高生に、おすすめかな。
実は、池上さんの本を読むのは初めてなのだった(多分)。
池上彰のお金の学校
2011年10月30日第1刷発行
2011年11月30日第4刷
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