井上智・賞子【読めなくても、書けなくても、勉強したい】
井上智・賞子 著
税込価格: ¥1,890 (本体 : ¥1,800)
出版 : ぶどう社
ISBN : 978-4-89240-212-8
発行年月 : 2012.1
利用対象 : 一般
43歳で自分がディスレクシアだったと知った著者が、自分の人生のあゆみと、自分なりの読み書きをどうやって手に入れ、どうやって様々な試験に合格したかを語る。
デイジーといえば、「CDの録音図書」だと思っている人は多い。
だが、実際には(今のところ)三種類あって、これまでの声だけのものが「音声デイジー」、それにテキスト(文字)や画像などが入った「マルチメディアデイジー」。そこから人の声を抜いて合成音声依存の「テキストデイジー」がある。
本書は、子どもの頃から字を書くのが苦手な著者が過ごしてきた半生と、マルチメディアデイジーに出会ってからのことを記している。
音声デイジーはこれまで主に視覚障害者に提供されてきた。著作権法が変わって、必要な方に読んで頂けるようになった。
だが、まだまだ業界としては視覚障害者以外の方がどの様に利用なさるのかをよく知らない人が多い。
今回の研修会で「利用者の声」を届けて下さった著者のお話しを聞いて、普段 涼が話していることが判ったと 参加した当会のメンバーのひとりは語っていた。
ソフトが商品化されると、ようやくマルチメディアデイジーも作りやすくなる。
「長らくお待たせ! 一緒にがんばろうぜ」というメッセージも込めて。
読めなくても、書けなくても、勉強したい
2012年1月15日:初版発行
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