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2012.04.30

茂木健一郎【脳を鍛える読書のしかた。】

脳を鍛える読書のしかた。

脳を鍛える読書のしかた。茂木健一郎 著
税込価格:¥840 (本体 : ¥800)
出版 : マガジンハウス
ISBN : 978-4-8387-2038-5
発行年月 : 2009.11
利用対象 : 一般

文章を読んで、聴いて、書けば、脳は成長する! 人気脳科学者・茂木健一郎が、論語、漱石、一葉、赤毛のアンといった数々の愛読書を紹介しながら、活字の力、読書の効能、日本語の素晴らしさを語る。

おそらくインターネットを駆使しつくし、ネットの利点を非常によくご存じだろうと思う著者の、書籍への思い入れが書かれたものだろうか。
電子書籍を否定なさっているのではなかろうが、本はやはり紙媒体で残すべしとおっしゃる。

「世紀をまたいで読み継がれる活字の底力」を感じるということ。本の魅力は、やはり「活字」の魅力であるということ。
これは、電子書籍を読み出してから、同じように感じることが多い。どんどん読めるしかさばらないし、いいこと一杯の電子書籍だが、自分もやはり紙の本が好きなのだと。

頭に残るのも、紙媒体のものの方が多い。


だがしかし、紙で読めない・活字が読めない読者も多くいらっしゃるわけで、それへの媒体を作っている身としては、書籍と同じような「読み心地」を追求していきたくもある。


現在の自分の読書法。
どの本はどの媒体で、といったことはない。
一冊の本を、紙と電子の両方で(併用して)読んでいることもある。自炊を、読んでからの保存としてではなく、読むための媒体変換として使っているのだ。(これは結構便利)


脳を鍛える読書のしかた。
2009年11月26日第1刷発行

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2012.04.29

iPhone・iPadアプリ:ぴよちゃん

ぴよちゃん

「仕掛け絵本」のアプリ。
「電子書籍アワード2012【コミック・絵本部門賞】受賞記念 期間限定セール」ということで、定価800円が250円だった。

ぴよちゃんが仲良しのおともだち・かるがものガーコちゃんの家に遊びにいくことに。花畑を抜け、地中トンネルを通って、アライグマの頭を飛び越え、舟で池を渡り・・・。さまざまな冒険の途中に楽しいしかけがいっぱい!
というもの。

↑は、テントウムシが飛び立つところ。

タップすると花が咲いたり、虫が飛んでいったり。
こういう仕掛けは、まさに電子書籍ならではのものだと思う。


↓は、タップした花が開いたところ。

ぴよちゃん


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2012.04.28

したにーしたに

かるがも

下に下に
かるがも親子
通ります

今日のカーラジオからは、川柳が聞こえてきた。お題は、「連」とのこと。
17文字の中に「連」という言葉を使っているものもあるが、使わずしてうまく それこそ「連想」させる句に秀句が多いような気がする。


お父さんと
呼ぶ奴なんか
連れてくるな


独身と
思っていたら
犬もいた

詠んだのは、男か?女か?「犬がいた」ではなく「犬もいた」なのだ。

ラインダンスの
足 一斉に
客を蹴る

先日、宝塚音楽学校の生徒たちが無事卒業して、お披露目公演でラインダンスをしたというニュースがあった。

常連と
言ったからには
オレが持つ

選者だったか進行のアナだったか、身につまされるような話も聞かされた。


ところで 冒頭の「下にー下に」だが、参勤交代の御三家が先触れとして領民に伝えていく言葉か。


画像はWikipediaのものを拝借



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2012.04.27

映画【テルマエ・ロマエ】

テルマエ・ロマエ

このところiPadの「朝日新聞」の広告欄には、おかしな男性が登場している。
例えば、↑の写真。

ローマ人がタオルと洗面器を持って立っている。
見たことのある顔だなと思っていたら、なんとこれが阿部寛なのだ。

土曜日に公開される映画【テルマエ・ロマエ】という映画の広告なのだった。

古代ローマと現代の日本とをタイムスリップしながらローマに風呂を作っていく職人の話らしい。

それも、

そこで見た富士山のペンキ絵やフルーツ牛乳、シャンプーハットといった日本の風呂文化をヒントに、ローマで斬新な浴場を次々とつくり、皇帝にも重用されるようになる。
という物語だ。

主演の阿部寛へのインタビュー記事もあった。

8キロ増やし「ローマ人」熱演 浴場シーン向け役作り(朝日デジタル)

原作はマンガで、しかしおちゃらけではなく、真面目に?作ってあるのだという。
たしかに、設定だけで面白そうだ。




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2012.04.26

iPhoneアプリ:ぐっすり~ニャ

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元は?真面目な「睡眠記録」用のアプリらしい。
いや、今でもそうなのだろうが、あまり信用していない使い手にかかると、単なる遊びアプリになってしまった。

第一、いつ購入したのかさえもおぼろだ。

だが アプリ名どおり、そして上の写真のように、ニャンコがパジャマを着て「おやすみなさい」をしている姿が何ともかわいい。
時々、目をつむったりするのも何とも愛らしい。

肝心の睡眠をはかる機能だが、就寝時にセットしておくと熟睡度を計測してくれるというもの。レム睡眠とノンレム睡眠がグラフになる。
だが、夜中に目覚めてホームボタンを押したら、リセットされてしまった。

また、必ずしも就寝時にセットしなくても、セットをして机の上に放置していても眠ったことになっている。
ということは、信用出来るのかな>このアプリ

というわけで、オモチャとして楽しむことになった。
それに、何回かつかっているとアイテムを貰える。パジャマを着替えたりナイトキャップをかぶったり。

今日は「枕元グッズ」として目覚まし時計をもらった。

しかしFacebookに接続しないともらえないアイテムもあるようで、これは面白くない。

↓は、セットすると「おやすみニャサイ」をしているところ。音楽が鳴る。

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2012.04.25

マイニフティが@niftyのトップページに

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気づいてなかった、23日づけだ。
ふとマイニフティの右サイドバーを見たら、こんなお知らせがあった。

2012年6月28日(木)から、マイニフティを@niftyトップページへ統合することになりました。

実際にどんな風に変わるのかはわからないが、また慣れるのに少々時間がかかりそう。

GoogleのRSSリーダーを使おうかな。


天の川の土手に咲いていた樹の花。遠くてよく判らないが、何の木だろう?


【モロッコ】が85円だったので 購入。


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2012.04.24

ココログの文字の大きさ

白椿

何時の頃からか、ココログでの文字表記が小さくなった。いや、単にパソコンの画素数の関係だろうか?他のブログでも小さな文字のところは多いから、仕方ないのかもしれない。

といって、「デザイン」で文字の大きさを「中」にすると、今度は大きすぎる。
以前は違和感がなかったので、それだとありがたいのだが。言ってもせんないことかな?


桜の季節が終わって、花の色はとりどりだ。だが、キッパリとした白は、潔い感じがして好きだ。




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2012.04.23

石田淳【「続ける」技術】

「続ける」技術

「続ける」技術高木 智編著
税込価格: ¥1,365 (本体 : ¥1,300)
出版 : PHP研究所
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般

英会話、試験勉強、日記、ダイエット…。世の中、継続しなければ意味がないものばかり。人間の行動科学に基づいた、3日坊主にならない「とっておきのコツ」を紹介。事例等を加筆した新版。

人間の「行動科学」なるものを元にした科学的データに基づいて作製された、「行動科学マネジメント」というのがあるのだという。
それを解りやすく開設したのが本書で、だから科学に裏付けられた、しかし「誰がやってもうまくいく」ノウハウの伝授というわけだ。

とは言っても、その「目標」が真に続けたいものかどうかで、当然成果は変わってくる。

真に続けたい人に対して、「増やす行動」と「減らす行動」の二つを行うことを提唱する。

「増やす行動」としては、上記に挙げてある英会話や試験勉強、日記などが当てはまる。
一方の「減らす行動」には、ダイエットや禁煙が目標のトップだろう。

増やすにせよ減らすにせよ、そこには強力なライバル行動なるものが存在しているわけで、これを如何にして従えるかというのも大切なことだ。大体、それで挫折する人が多いのだよね。と、他人事みたいに言ってみる。

「勉強に王道無し」というが、本書の場合、「継続には近道がある」という。
いわゆる「自分にご褒美」的なものを設けるのも、その一つ。


というわけで、第1章で「あーあ、やっぱり続かない……」例を5つ挙げて、その人たちがこのメソッドでいかに克服したかを第6章で紹介している。

あとは、それをさらに継続することだろうが、これが又難しいから本書のような本が出版されて売れるわけで……(苦笑)。

そうそう、続けるには「発表すること」が大切だともあった。
ブログやツイッターで公言する。「行動契約書」を作ってサポーター(行動を手助けしてくれる人)に誓う。等々。
これに踏み切れずナイショで続けようと思うから、つい挫折してしまうのかもしれない。

とは言っても、公表する気にはなれないけれど。

「続ける」技術
タイトル


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2012.04.22

石黒由紀子【豆柴センパイと捨て猫コウハイ】

豆柴センパイと捨て猫コウハイ 親子?姉弟? Home Sweet Home!

豆柴センパイと捨て猫コウハイ石黒由紀子 著
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : 幻冬舎
ISBN : 978-4-344-02087-0
発行年月 : 2011.11
利用対象 : 一般

犬と猫、一緒に暮らして仲良くやれるのか。不安はあったけれど「えいっ」と踏み切ってみたら、想像をはるかに超え、毎日が賑やかに楽しく膨らんだ! ゆるり系エッセイ+写真で、いやし度200%の日常を綴る。

とにかくふんだんに掲載されている写真がかわいい。
センパイ・コウハイというのは、この犬猫の名前だ。

夫婦と三人?平和な暮らしだったセンパイは、突如闖入してきた猫に生活を振り回される。
追っても追っても、飛びついてくるコウハイ。捨て猫だったとは思えない傍若無人?ぶりの振る舞いに、一時は自分の位置を見失いかけたセンパイも、やがて上手な猫育てをするようになる。


家族の中での自分の位置が解って安心する センパイ。
自由奔放にふるまっているようで、実はセンパイに気をつかって留守の時に著者に甘える コウハイ。

それぞれの性格の違いも、ほほえましい。

豆柴センパイと捨て猫コウハイ
2011年11月11日第1刷発行


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2012.04.21

田山花袋【田舎教師】

田舎教師

田舎教師田山 花袋 著
税込価格: ¥420 (本体 : ¥400)
出版 : 新潮社
ISBN : 4-10-107902-1
発行年月 : 1989
利用対象 : 一般

中学へ入ってからは、月に二冊ほど文庫本を買ってもらった。それとは別に、夏休みには叔父が町(八幡町)へ出た折にきれいな装幀の本を買ってきてくれた。

最初に選んだ本の一冊が、この「田舎教師」ではなかったか。何故この本をとは思うが、教師をしていた叔父と繋がるものを感じたのかもしれない。

主人公の清三は、家の都合で進学出来ず、教師になる。赴任した学校でも、自分はここには染まらないでいつかは夢を叶えようとは思っている。

季節は巡り、夏休みには密かに恋していた友達の妹も帰郷する。

だが、秋になり冬が訪れる頃から、同士とも頼む友人たちの変化について行けなくなる。しばらくは退廃的な生活にも染まる。

そして、孤独と絶望の中での病気と死。

それぞれの季節の、風景描写がすばらしい。


本書をきっかけに、中学時代は「自然主義文学」を愛したように思う。


本書に引用されている国木田独歩の【武蔵野】は、教科書にも出てきた。当時ももはや武蔵野の風景は変わっていただろうが、容易に目の前にその光景を浮かべることは出来るのである。
その中に「懐かしい野分である」という一文があったように記憶しているのだが、今【武蔵野】を読み返しても それはなかった。

田舎教師


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2012.04.20

BK1がなくなる

玄宮園

BK1から「重要なお知らせ」というのが届いた。5月中旬、電子書籍販売サイトの「honto」と一緒になるというのだ。早い話、吸収されるのかな?

丸善やジュンク堂とも提携しているし、色々便利になるよというのだが。

これまでBK1は、図書館流通センターが経営?していた(のだと思う)。TRCには書誌も頂いているし(高額な料金を払っているが)、以前から使っていたからというだけの理由で使っていたのだったが。
これまでのサービスはほぼ継承されるようなのだが、いろんなサイトがいろんな理由をつけて統合したり亡くなったりすることが多くなったような気がするな。

アマゾン依存が嫌だというのもあったのだが、ブクログにしてもリンクしているし、キンドルのこともあるし、こちらの方が便利かもしれない。

もう一つ、近場のカード会社では、月に1,000円以上本を買って、カードの利用が3万円以上あればポイントのサービスが増すとか。


とグダグダ書いてきたが、まったく違う話を。

高校生の頃、「嫌いは即通じるのに、好きだという感情はなかなか伝わらないね」などと友人と言っていたのを思い出した。
だが、だんだん年を取ると、その「嫌い」という感情も伝わらなくなるらしい。あ、この場合のお年は相手のことになるのかな?一つには、若い頃のようにストレートに感情を表さなくなるというのもある(これは自分の方のお年)。
嫌だと思っても顔には出さず、適当に付き合っている。

でも、そろそろ若返りして??自分の気持ちを伝えたい欲求に駆られることがある。
どちらにせよ、ベタベタされるのは嫌だ。

でも、こんな事書いちゃいけないんだー。だから、またあたりさわりのない返信をしよう。


某所で知った、瀬戸内寂聴さんの言葉。

自分じゃ気がつかないけど、自分の存在そのもので人を傷つけてる。それでも許されて生きてるんだからね、だから、自分も大抵のことは許さなきゃいけないんですよ。

あーあ、まだまだ人間出来てないなあ。



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2012.04.19

田中慎弥【神様のいない日本シリーズ】

神様のいない日本シリーズ

神様のいない日本シリーズ田中 慎弥 著
税込価格: ¥1,250 (本体 : ¥1,190)
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-327690-8
発行年月 : 2008.11 
利用対象 : 一般

「野球をやっているか」 失踪した父親から少年のもとに葉書が届く。父親の願いをかなえるべきか、野球を嫌悪する母親に従うべきか、少年の心は揺れる。そんななか、少年は憧れの同級生とある劇を上演することになり…。
その少年が憧れの同級生と結婚し、子どもの名前に香折(かおり)と名付けた。男の子である。 香折は名前のことや祖父のことでいじめを受け、それを母親には話しているが、父親には話さない。そして、自分の部屋に閉じこもる。

父親はその部屋の前で、延々と自分たちの来し方を語りはじめるという趣向の本。

祖父は暮らしのために野球を止めた。そして違う形で野球と関わり、家を出ていく。
父は、母と自分を捨てた父を母親ほどには恨まず、懐かしくさえ思う。だが、体格や性格から、野球はしていない。

本書はその父親の物語だといっていいだろう。

父の父がバットを握らせてくれた思い出やあの「神様・仏様・稲生様」の奇蹟の3敗4勝の話。同時代に活躍した選手たち。父親の頃の選手たち。これらが度々出てくるのが、ちょっと鬱陶しい。
祖父の時代は、まだまだ日本が貧しく、高校へ行けない子は多かった。稲生の活躍や長島の巨人入りに関してはリアルタイムで騒いでいた高校生としては、懐かしい話だと思える。


祖父の時代と父の時代。それぞれの時代の現役選手たちの名前が懐かしかった。


神様のいない日本シリーズ
2008年11月10日第1刷発行


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2012.04.18

アマゾン電子書籍、40社と配信合意 

桜

アマゾン電子書籍、40社と配信合意 学研・PHPなど(BOOKasahi.com)

キンドルの日本語版が出ることとも関係あるのかな?

 紙の本の販売で国内大手書店と一、二を争い、電子書籍でも欧米で実績を持つアマゾンは、日本の電子書籍市場の最重要プレーヤーになるとして本命視する見方が業界内には根強い。
ということで、これまでアマゾンとの契約内容に反発していた出版社側も、うかうかしているとアマゾンに見捨てられるのではと言う危機感を持ったとある。

配信合意した出版社は、学研ホールディングス・PHPなど40社以上になるという。また、今後広がりそうなところとして、角川グループホールディングスの名前などが挙がっている。

折しも?BK1が統合されて図書館流通センターと関係なくなるし、個人的にもアマゾン依存度が高くなるかな?「キンドル」への関心はしばし封じ込めるとしても。


画像は、樹の幹から直接開花した桜。たおやかで、しかし芯は強い。

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2012.04.17

おけいはんの お守り

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おけいはん守ってはる(12.04.13)でのお約束通り、写真を撮ってきた。
↑の二つは、京阪電車と京阪バスのもの。

↓は、電車版?のアップ。

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ホントに珍しい光景なのかなあ。

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2012.04.16

道尾秀介【花と流れ星】

花と流れ星

花と流れ星道尾 秀介 著
税込価格:¥560 (本体 : ¥533)
出版 : 幻冬舎
ISBN : 978-4-344-41853-0
発行年月 : 2012.4
利用対象 : 一般

死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな想いを寄せる売れない作家・道尾。3人のもとに、傷ついた心を持った人たちが訪れる…。人生の光と影を集めた全5篇を収録。

シリーズもののようである。
どうやらデビュー作の【背の眼】で登場して以来、この三人はコンビを組んでいるようだ。
道尾秀介というとホラー作家というイメージがあるので、何となく敬遠していた。
はじめて読んだのは【ソロモンの犬】で、これはそうしたホラー的な面は少なかった。この本は好きなものの一つである。カバー絵が可愛かったというのも影響があるかもしれない。

もう一冊、【向日葵の咲かない夏】は余り好きになれなかった。
少年の死を扱ったものであったからかもしれない。


さて本書は、上記三人を軸に5編の短編からなっている。
三人とは、死んだ妻に会いたくて霊現象探求書を開設している真備。亡き妻の妹で助手を務める凛。二人が経営する事務所を訪れてくる、というか凛に会いたくてやってくる道尾という売れない作家という組み合わせ。
著者の名前を使っているのが、ご愛敬か?

【流れ星の作り方】

これは凛が語り手。
先の【背の眼】が解決して慰労のために訪れた宿から飲み物を買いに出て、一人の少年に会う。
彼は「流れ星は作れる」と言い、凛はそれを真似るがなかなか現出しない。しかし少年の身の上を聞いている内に流れ星を作れるようになり……

オチに少し矛盾がないかな?考えつく解法ではあるが。乙一の何だったっけ(タイトルを思い出せない、暗がりでの話)を想起させる。

【モルグ街の奇蹟】は、ポーの【モルグ街の殺人】を意識させつつ、やや違う展開を見せる。

【オディ&デコ】は、少女の怖さを見せる。友達はすなわちライバル。しかし、猫が生きていてよかった。

【箱の中の隼】
せっかくお土産持参で尋ねていった事務所で二人につれなくされた道尾の冒険譚。

【花と氷】
友達の結婚式に出席する凛。今回の相談者は孫を亡くした老人。
ブーケプルズで当たってしまった凛。しかし、真備にも凛にとっても、幸せなカップルを見るのは辛いのだ。
だからこそ、孫と同じ年頃の女の子たちをみる相談者薪岡の気持ちに寄り添える。


過ぎていく時間と足並みを揃え、思い出は徐々に遠ざかっていく。そんな毎日のなかで、胸にたくさんの花を咲かせて暮らしている人もいる。いつまでも溶けない氷を哀しんでいる人もいる。

花と流れ星
平成24年4月15日初版発行


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2012.04.15

笹本恒子【97歳の幸福論。】

97歳の幸福論。

97歳の幸福論。笹本 恒子 著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2012.2
利用対象 : 一般

“温かい”家で暮らす、ちゃんと食べるちゃんと歩く、身だしなみに手を抜かない、年齢を悟られずに生きる、読む・書く・仕事&恋をする…。97歳の現役カメラマン・笹本恒子流「暮らし」の極意を紹介。


まあ、素敵な方である。

「蟻の街のマリア」のあの写真を撮られたのが 著者であったというのが、ちょっとした驚きであり、また親近感も抱いた。

冒頭に「バラ色の人生」をめざして
とあるように、

ちょっとした工夫や努力や心持ちで、人生はバラ色に輝く。
を実感しておられる著者の、「ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣」を披露。

秘訣1は
”温かい”家で暮らす
一時は老人ホームに入ろうかと考えたが、止めることにしたこと。マンションの10階で生活し、手すりもつけていない。

秘訣2:ちゃんと食べる、ちゃんと歩く
三食手作りを実践

秘訣3:身だしなみに手を抜かない
一番似合う服、アクセサリーのこと、香水についてなど

秘訣4:年齢を悟られずに生きる
「ずっと年下の友人とも、同じ年のつもりで付き合う」
これはなかなか難しいかも。

秘訣5:読む・書く・仕事&恋をする!
恋のお相手は 韓流ドラマの主人公でもいいようだ
いつまでも好奇心を失わないのも大切かもしれない。
プロの写真家であるから当然「ライカ」のようなカメラが愛用樹だが、デジカメデビューを楽しい想に語っておられる。携帯電話もお持ちになっている。

そして、これからやりたいことがまだまだたくさんあるとおっしゃる。
これが一番必要かもしれない。


しかし、野暮を承知で少々マイナーなことも書いておく。
それは、
え、97歳!?なぜ そんなに お若いの?」と周りから言われるとあるが、お年はお年だ。
意識的にシャキッとした姿勢の時もあれば、やや猫背気味のお写真もある。

ご自身が仰有っているように、他人の言葉を鵜呑みにしてはいけない面もあるのだ。
「他山の石」として、肝に銘じておこう。


97歳の幸福論。
2012年2月20日第1刷発行

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2012.04.14

この道は どこへ続く道

この道は どこへ行く道

研修会中に、電話がかかってきた。ディスプレイには叔父の名がある。
「あ、とうとう」と思った。予想通り、叔母の死を知らせるものだった。

奇しくも先日書いた人と同じ日、8日の午後3時40分だった。
電話をもらったのが12日なので、これも予想していたとおり、通夜も葬儀も娘夫婦と息子、それに故人の妹だけの家族葬で既にすませたという。

電話では、お願いがあるということで、一つは気持ちの整理がつかないのでしばらくそっとしておいて欲しいこと。
このことを、母(叔父の姉)に伝えて欲しいということだった。
だがそれを伝える最中にも、電話は度々途切れた。

今日、母に伝えに行った。
それ以前に、母の元へは叔父から手紙が来ていて、最後の入院のこと、病室で手紙を書いていること、葬儀そのたの段取りについての気持ちなど、細々としたためてあった。
全ての連絡は終わってからするので、このことは姉一人の胸に納めておいて欲しいともあった。

叔父夫婦らしい、最後の決め方だったと思う。

母は、一人になる弟がかわいそうだと泣いた。

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月日流れて……(11.10.06)

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2012.04.13

〈ますます勝手に関西遺産〉おけいはん守ってはる

いつも触れているとそれが当たり前で「他には無いもの」という気がしない。
その一つが、「言われてみればそうなんや」の京阪グループの車両にある「お守り」

〈ますます勝手に関西遺産〉おけいはん守ってはる(朝日新聞デジタル)

いつも楽しい「ますます勝手に関西遺産」で取り上げられて、そんなものかなと感心するのは、従業員の方と同じだ。

 「えっ、よその電車には付いてないんですか」と驚くのは京阪電鉄の竹川勉鉄道営業部長。なんと京阪の全車両700両以上の大阪側にお札が付いているという。そればかりか京阪バスの全車両、琵琶湖汽船までグループ全体でその数2千枚以上!

京阪電車(バス)は、融通の利く楽しい会社のような気がする。


さてその京阪沿線は、大阪城から見ると鬼門に当たる。
そのため片桐且元は一之宮さん(片埜神社)を再興させている。

また、同じような理由で「成田山別院」をあるのだ。

今日、写真を撮ってくるのを忘れたので、後日アップをお約束!


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2012.04.12

片山恭一【満月の夜、モビィ・ディックが】

満月の夜、モビィ・ディックが

満月の夜、モビィ・ディックが片山 恭一 著
税込価格: ¥500 (本体 : ¥476)
出版 : 小学館
ISBN : 4-09-408070-8
発行年月 : 2006.3
利用対象 : 一般

大学生の主人公・鯉沼、恋人・香澄、謎の友人・タケルの3人を軸に、「自分の好きになった相手が、とりわけ抱えている闇が深く、果てしない場合には愛し続けることができるだろうか」を主たるテーマに展開する青春恋愛小説。

著者は、【世界の中心で、愛をさけぶ】を書いた人だとか。


主な登場人物は、三人。

警察官だった父親が浮気のあげく家を出ていき、母親は神経を病み、妹は半ば家出をしているという家庭環境の大学生、鮭沼健一。
モーツァルトとバス釣りを愛し、食べるものには非常に気を遣っている。

そのバス釣りで懇意になった、タケルという画家。と、その愛猫サムネール。

健一の同級生だが、ガーデンパーティーが縁で親しくなった風嶋香澄。

この三人が織りなす、誰にでも経験のあるような、だが少々他には見られないような青春物語。


しかし、ほとんどがその視点から描かれる健一の生活はある程度描かれているが、あとの二人には解らない部分が多い。
香澄は恋人ではあるが、健一はその距離感がつかめなくていつも焦る。
特に両親の結婚生活を見ているだけに、今一歩に自信が持てない。


そんな中でも、一つ一つの体験が二人を親密にさせるどころか、謎を増やしていく。

三人で出かけた旅の途中で遭遇した「夜神楽」。
次の日に同じ場所で見た日の出。
冬の真夜中のスケートリンク。


そして唐突に、香澄の自傷事件とタケルの失踪。

だが、それをきっかけに健一は香澄との距離を縮めたようでもある。


満月の夜、モビィ・ディックが
2006年3月1日初版第1刷発行


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2012.04.11

惜別の歌 ふたたび

雨のカントリー

式場へ入ってしばらくして聞こえてきたのは、あの歌(07.06.27)だった。

今日は、その歌った人との 別れの日だった。

悲しむなかれ 我が友よ
旅の衣を ととのえよ

心のこもった、いいお別れだった。


画像は、雨に煙る桜並木。車は少なく、こういう写真はこんな日にしか撮れない。



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2012.04.10

願わくは花の下にて……

カントリー

最近、志遂げることなく亡くなった青年の話や、余命を宣告された人の話を読むことが多い。好んでそうしているというのではなく、物語の方から飛び込んでくるのだ。


この八日、一人の友を喪った。
転移した癌は、あっさりと彼の命を奪っていった。この日は望月ではなく十六夜(いざよい)ではあったが、そして如月ではなく弥生ではあるが、何故か西行の歌を思い出す。

ねがはくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃

飽くことなき読書人であり、「50を過ぎて太宰デビュー」と楽しげに語っていたこともあった。

年々歳々花あい似たり
再々年々 人同じからず


4月は 気持ちのふさぐ日が多い。


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2012.04.09

真白き富士の嶺

富士山

静岡行き。日帰り出張ではあるが、せっかくだからと泊まることにする。
もう一人も、次の日が土曜日で休みのため泊まるという。
あとの二人は土曜出勤。

今年(23年度)も頑張ったよねと自分に言い聞かせ、富士山が見えるところにホテルを取った。

ところが……。その日は雨。しかも東へ行くほど強くなる。
せっかくの「富士ビュー」なのに(もったいなかったなあ)と、小心者はクヨクヨする。奮発したのになあ、止めておけばよかったかなあ。

会場である大学は、小高い丘の上にあるというか、大学そのものが傾斜地に建てられている。訪なうのは二度目だ。メインストリートは坂になっているが、左右の建物の屋根の高さが同じという面白い建て方だった。従って、各棟の階数は少しずつずれている。

そこでの会議を無事終えても、雨脚はますますひどくなる。
夕飯は、違うホテルを取った彼女がこちらまで出向いてくれた。

そして、諦めて迎えた翌日。

なんと、富士山が見えた。

新幹線とのツーショットもあります(笑)

部屋からボンヤリと眺めながら、時折シャッターを切る(iPhoneでもシャッターでいいのだろうか?)。とは言っても、外へ向けている分にはディスプレイにはほとんど写らず、いわば勘で撮っているようなものだ。拡大するのはさらに難しい。

そんな至福の時間を過ごしていたが、10時を過ぎると雲がかかってきた。

切り上げて、京都会場(午後開催の別の委員会)へと移動したのだった。




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2012.04.08

さくら情報

カントリー

近場の花見所。
昨日に比べて、一気に気温の上がった日曜日。
しかし、これまでの寒さのせいで まだまだ花は用心深い。
東京方面からは、満開の様子を知らせてきているのに。

その分、人出も少なく 地元民としてはありがたいのだが。
屋台も開いておらず、かなり静かだ。

写真の場所までは緩やかな坂を登っていくのだが、それくらいの高低差でも 麓?の方はもう少し開いていた。

今週は毎日探索出来るかな?夜桜もゆっくり観ることが出来るかもしれない。



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2012.04.07

ここはふるさと旅するラジオ

ここはふるさと旅するラジオ

昨日のこと
カーラジオから、「和泉市」という言葉が聞こえてきた。時間からして、「ここはふるさと旅するラジオ」のようだ。
和泉市は大阪で一番人口増加率が高いとか、古代のロマンがあるといった話もしている。

「ここはふるさと旅するラジオ」というのは、80(ハチマル)ちゃん号という車に乗って、全国を旅しながらその地方地方を紹介している番組だ。時折、カーラジオから聞こえてくるものを、聞くともなしに聞いていることもある。

訪れた地の自慢話や訴えたいことを、地元の方が一生懸命語っておられる。

この番組のせいで、長寿番組「昼の憩い」の時間帯が変わったのではなかったっけ?
それはともかく、毎回「地元の皆さん」の前でにぎやかに生放送しているものだとばかり思っていた。

でまぁ、本日の番組だが、選抜高校野球順延を予測して、今週は再放送をしているのだろうか。
と思ったのは、まさに収録している現場に行き会わせていたからだ。同じ場所で違う日にも放送することはないだろうとの想像通り、番組最後では「3月19日の再放送」とのコメントがあった。

あとで解ったのだが、金曜日はいつも「セレクション」という再放送枠のようだ。


で、画像はその3月19日のものなのだが、この日だけかもしれないが、何とも寂しい。
左手が和泉府中駅で、右手は商店街になっている。昼時なので却って人通りがないのか、客席はこういう状態だった。
いえ、観ていたわけではなく、即この場を離れている。



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2012.04.06

iPadアプリ:i文庫HD

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これは、青空文庫が内蔵されていて、かなり多くの本を読むことが出来る。
だがそれだけでなく、自炊したPDFを取り込むことも出来る。しかも、右開き・左開きが自在である。
ReaderでPDFを読むのはかなり苦しかった(というより無理だった)が、これなら快適である。

また、読んでいる途中で言葉の意味を調べたり、同じ語を検索したり出来る。


調べたい語句を長押ししていると、↓のようなメニューが出てくる。

1333550589569.jpg

ここから、「大辞林で検索」を選ぶと、大辞林が開く。(当然このアプリが入っている必要はあるが)

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地名などは、Google検索も出来勿論、GoogleMAPも使える。
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非常に優れたアプリだ(と思う)。


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2012.04.05

Siriを使ってみた

Siri

iPhone使いの人に人気の「Siri」

だが、OSをアップデートすると不具合があるという情報があったので、躊躇していた。
しかし大丈夫そうなので、昨日アップデートしてみた。

↓のような会話が出来る。

【ご用件は何でしょう?】
『何とかさんにメールをします』
【タイトルは何にしますか】
『テストメール』
【本文はどうしますか】
『Siriが使えます』
【本文を設定しました 送信しますか】
『送信』

知人の息子さんは「結婚しましょう」と呼びかけたら「お友達でいましょう」と返事をされたそうだ。
それならというので試した結果が、上の画像だ(苦笑)。


予定も入れてくれるし、メモも取ってくれる。
楽しい機能だ。


公式サイトには、視覚障害者が使っている場面がある。



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2012.04.04

【婦人之友3月号】

婦人之友

婦人之友特集「つなぐ・つながる」での
こども図書館「ちいさいおうち」が誕生
が、よかった。
陸前高田市の市立図書館は、昨年3月11日の津波で廃墟となり職員も全員亡くなったという。
盛岡市でこども図書室を開いているタカハシ美知子さんは、何とかこどもたちが本を読める場所をと思い、トレーラーハウスでのこども図書館開設にこぎつける。
応援してくれたのは東京子ども図書館で、選任司書を一人派遣してくれた。
この東京子ども図書館は、絵本の翻訳家松岡享子さんも理事をしておられる。

「つなぐ・つながる」のもう一例は、千葉県我孫子市にある「コミュニティが育つ大規模マンション」だ。
朝市やサークル活動など、独自の取り組みが面白い。
ここでの基本は、お互いが見守ることだろうか。


一方で、なだいなだ氏の「絆とセキュリティ」という一文も興味深かった。


本の紹介
【子どもと哲学を】は、2,415円。高いなあ。


婦人之友

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2012.04.03

外向き始動

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雨風がひどくならない内にと、朝から出かける。今日は、どことも人が少ないような気がする。
台風並みの嵐になるからだよ、きっと。


契約関係と税金関係。郵便局へ寄って収入印紙を買ってから、片方(契約課)は受け取りで、片方(府税事務所)は提出。これで、今年度も税金免除となる。「儲けている」のではないからだ。

こういうチマチマとしたことや書類関係で時間を取られる。
おーい、誰かやってくれー……。


あと、個人的に相談員としての書類提出。
「あまりお仕事をしてなくてすみません」と言うと、
「これからも相談事があるかと思いますので、よろしくお願い申し上げます。」と、丁寧な応対であった。

市役所別館から本館へ行くのはいつもバリアがいっぱいで嫌なのだが、おや?いつの間にか本館にエレベーターが設置されていた。
中庭へ突きだした格好ではあるが、そんなに違和感なくありがたいことだ。


画像は、そのエレベーターから見た中庭。

と、こんなことを書いている内に、雨がひどくなってきた。

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2012.04.02

とんでもエイプリルフール

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昨日から新年度。
しかし日曜日とあって、入学式や入社式は翌日のところが多かろう。また、小学校の入学式も、今では1日にするところは少ないのではないか。

そんな日曜日。
この日はブログの誕生日なので、それについて書いていた。
そのあとエイプリルフールネタでも書こうかと思っていたところ、ちょっと違和感がある。なんとなくめまいに近い。
いつもブログを拝見している方が、脳梗塞になったと書かれていた。「もしかしたら自分も……」と、慌てる。急いで「アエイウエオアオ」と声に出してみる。大丈夫そうだ。
そうだった、字を書くのだ。これも、大丈夫そうではあるが、フラフラ感はなくならない。

チビさんたちとお昼はうどん屋へというので、出かける。
だが、いつものように満員でその蒸気と人にあてられて一層気分が悪くなる。
そのあとの買物は取りやめて、急ぎ帰宅。

そのまま寝込んだ。

夕食はつれあいに何か出来合いですませてもらうように頼み、ひたすら眠る。こんな風に昼間から寝ていたのは何年ぶりだろう。

夕方一旦起きてもまた寝られたので、やはり身体が要求していたのだろう。


画像は、暗い空がバックのケーキ屋。うどん屋への道で、車から撮ったもの。


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2012.04.01

ブログの行方

ホテルから


昨日は大雨の中、出かけたのだった。終わって外へ出ると、真っ青な空。しかし、気温は下がっていた。

本ブログを始めたのは、2004年の4月1日。狙ったように、エイプリルフールの日である。準備は3月中からしていたのだが、やはり新年度、きりのいいところからというのが いかにも自分らしい。

当初は ものめずらしかったのもあって、毎日新着記事をウオッチしていた。まだココログしか知らない。

そうこうしているうちに、猫が好きな方のブログなどへよくお邪魔するようになった。「コメント」というのをはじめて書いたのが何時であったか、定かでは無い。

そのうちオフ会があったりと、思い出せばブログを書いていたことで繋がった楽しいことが山盛りである。


だがしかし、ブームが過ぎたというか、書き手も他に色々出来て飽きてこられたというか、このところ衰退気味のような気がする。
RSSリーダーのおかげで、ブログを訪れること無く大体の内容はつかめるようになった。「今日はどんな記事があるだろう」と心躍らせて?訪問するということも減ってきたのではなかろうか。


お隣さんたちの更新頻度も、ぐっと減っているのが寂しい。

ごく近場でも、ご家族も楽しみにしたいらっしゃったブログの更新が途絶えたままだ。


画像は、ホテルから見た富士山。新幹線と一緒に撮すのが 難しかった(苦笑)。


昨年の記事

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