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2012.04.19

田中慎弥【神様のいない日本シリーズ】

神様のいない日本シリーズ

神様のいない日本シリーズ田中 慎弥 著
税込価格: ¥1,250 (本体 : ¥1,190)
出版 : 文藝春秋
ISBN : 978-4-16-327690-8
発行年月 : 2008.11 
利用対象 : 一般

「野球をやっているか」 失踪した父親から少年のもとに葉書が届く。父親の願いをかなえるべきか、野球を嫌悪する母親に従うべきか、少年の心は揺れる。そんななか、少年は憧れの同級生とある劇を上演することになり…。
その少年が憧れの同級生と結婚し、子どもの名前に香折(かおり)と名付けた。男の子である。 香折は名前のことや祖父のことでいじめを受け、それを母親には話しているが、父親には話さない。そして、自分の部屋に閉じこもる。

父親はその部屋の前で、延々と自分たちの来し方を語りはじめるという趣向の本。

祖父は暮らしのために野球を止めた。そして違う形で野球と関わり、家を出ていく。
父は、母と自分を捨てた父を母親ほどには恨まず、懐かしくさえ思う。だが、体格や性格から、野球はしていない。

本書はその父親の物語だといっていいだろう。

父の父がバットを握らせてくれた思い出やあの「神様・仏様・稲生様」の奇蹟の3敗4勝の話。同時代に活躍した選手たち。父親の頃の選手たち。これらが度々出てくるのが、ちょっと鬱陶しい。
祖父の時代は、まだまだ日本が貧しく、高校へ行けない子は多かった。稲生の活躍や長島の巨人入りに関してはリアルタイムで騒いでいた高校生としては、懐かしい話だと思える。


祖父の時代と父の時代。それぞれの時代の現役選手たちの名前が懐かしかった。


神様のいない日本シリーズ
2008年11月10日第1刷発行


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