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2012.06.12

宮下奈都【誰かが足りない】

誰かが足りない

誰かが足りない宮下 奈都 著
税込価格: 1,260円
出版 : 双葉社
ISBN :978-4-575-23741-2
発行年月 : 2011.10
利用対象 : 一般

足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。注目の「心の掬い手」が、しなやかに紡ぐ渾身作。偶然、同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。

「ハライ」へ ようこそ!
この店は、予約が取りにくいくらい人気らしい。料理はとても おいしいらしい。
公園の前にあって、ちょうど近くのベンチに座った人は必ず店に入っていくから、そのベンチはいつも空いている。

この店に吸い寄せられていく人々の暮らしや想いを、オムニバスで綴った短編集。
いずれもモノローグで進んでいく。


「予約1」は、コンビニに勤める若者の話。故郷の海と野菜を懐かしみながらも、学生時代からの続きで東京に留まっている。深夜のシフトが多く、恋人にも去られてしまった。
何を楽しみに生きているのか?

「予約2」は、夫の死後時々頭が痛くなる、一人暮らしの老女。ひどい風邪をひいて倒れていたところを嫁が見つけてくれた。彼女や孫が時折「何かニュースあった?」と聞かれることに戸惑いとやや不快感を抱いている。
彼女はなくなった夫が絶賛していたスープを味わうために、一人で「ハライ」を予約する。

「予約3」では、街を離れた幼なじみを誘うOL(って、今も言うのかな?)。

といった、少々わけありの話が続き、最後のところで「ハライ」で一堂に会することになるのだが。
読んだからそんなに日が経っていないのに、一つ一つのエピソードをほとんど覚えていない。

(自分が)「予約2」のような状態になっているのかな?
それぞれがある意味感動的な話なのだが、ちょっと薄っぺらな感じがして、いつもの宮下奈都のようではなかった。
【スコーレNo.4】(10.06.13)は、結構好きだったのに。

誰かが足りない
2011年10月23日第1刷発行

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