「アラウンド90」本
吉沢久子さんの本は何冊か読んでいて、母に渡している。飛び抜けて特別なことをなさったいるのではなく、抵抗なく読めるのではと思ったから。
笹本恒子【97歳の幸福論。】(12.04.15)は、少し別の世界の人みたいで、取っつきにくいかもしれない。
締めとして、
立教大学で現代心理学を教える精神科医、香山リカさんは「アラ90」本の背景には厳しい時代状況があるという。「90代の著者は人生が長い分だけ戦争や家族との死別など多くの困難やつらさもいっぱいあった。一方、彼らの生活は基本的に質素でシンプル。そんな生き方を見て、読者は自分をふりかえり『これでいいんだ』と自己肯定できるのでは?」という言葉があった。
「努力したらこういう結果が出る」という世界とは違うという。対談本【勝間さん、努力で幸せになりますか】を意識した言葉だろう。
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