芦原すなお【山桃寺まえみち】
芦原 すなお 著
税込価格:650円
出版 : PHP研究所(PHP文芸文庫)
ISBN :978-4-569-67843-6
発行年月 : 2012.5
利用対象 : 一般
山桃寺まえみちにある小さな居酒屋「福乃」のママ・ミラちゃんは、現役の大学生。体調の悪い祖母に代わり店を切り盛りすることになったのだ。ところが店が軌道にのりはじめた矢先、ミラちゃんのことを探る謎の男が現われて…。
紹介文にある「謎の男」って出てきたっけ?あ、店の常連であるどこかのママの恋人のこと?その人物はまた、ミラちゃんの友だちとも付き合いがあるようだ。で、正体は……。だった。
それなら、ミラちゃんの母親はどうだったっけ?そうだ、再婚してミラちゃんが同居しなくなったことにホッとしていたのだった。そう、実父は家を出ていたのだ。その母親は、自分の母である(ミラちゃんの)おばあさまのところへも、滅多に顔を出さない。
ミラちゃんは、おばあさまを気遣いつつ、店を守っている。
それから、山桃寺の和尚さんもよかったな。
本書は、芦原すなおの二作目だという。讃岐の食べ物が一杯出てくる後年の【ミミズクとオリーブ】(09.05.28)などを想像して読んだら、少し当てが外れた。だが、これはこれで良かったかなと、中身を忘れた今頃思う。
山桃寺まえみち
2012年6月1日第1版第1刷
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