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2012.09.30

大沼紀子【ばら色タイムカプセル】

ばら色タイムカプセル

ばら色タイムカプセル大沼 紀子 著
税込価格: 693円
出版 : ポプラ社
ISBN : 978-4-591-12914-2
発行年月 : 2012.4
利用対象 : 一般

13歳の家出少女・奏が流れ着いた場所は、海が見える町にある不思議な老人ホーム「ラヴィアンローズ」だった。咲き誇る薔薇が自慢のこの施設で、年齢を詐称して働きはじめた奏は、薔薇園に隠されたある噂を知ることに…。

冒頭で、大きな伏線がある。

奏(かなえ)の父母は離婚している。父は再婚し、その相手が自分の家庭教師だったために、奏は新しく母親となった人になじめず、家出をした。
実母は一緒に暮らそうと言ってくれるが、それもうまくいくかどうか自信が無い。

という奏が、ちょっと変わった老人ホームで過ごした一夏。
そこには、色んな人がいた。
ホームの経営者と、その妹で実際の采配をふるっている遙。
元気な三人のおばあさまたち。
その彼女たちから「海老さま」と呼ばれているイケメンのコック。

そして、近くの中学生山崎和臣。


「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる」と言ったのは梶井基次郎だったが、ホームの庭中を埋め尽くしている薔薇の樹の下には、何があるのか?

応えはあっけない結末で、コックとの復讐劇は終わったのだった。

しかし、薔薇の香りが馥郁と香ってくるようで、決して後味が悪いものではなかった。


もう一篇。
和臣の視点で描かれた【ボーイズ オン ザ ライン】も収録。


ばら色タイムカプセル
2012年4月5日第1刷発行


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2012.09.29

焦るシンデレラ

デザート

今日も、日が変わる時間が近づいてきた。

夜中の12時には魔法がとけるという制約を持っていたのは、ペローの「シンデレラ」。
しかしそれすらも、彼女の深謀遠慮だという穿った見方もあるようだが。

更新しなかったからといって、どうということはない。たかがブログだ。
しかし、ささやかな「生存証明」として、毎日なにがしのことを書き付けているだけのことではある。

ScanSnapの調子が悪い。紙を引き込むときに、グシャッとなることがある。
3枚くらいずつ、だましだまし入れているところ。いつになったら終わるやら。


画像はまったく関係のない、過日の宮崎でのランチのデザート。「の」が続きすぎると、ATOKに叱られたよ。



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2012.09.28

伊坂幸太郎【仙台ぐらし】

仙台ぐらし

仙台ぐらし伊坂幸太郎 著
税込価格: 1,365円
出版:荒蝦夷
ISBN : :978-4-904863-18-3
発行年月 : 2012.3
利用対象 : 一般

タクシーが多すぎる、見知らぬ知人が多すぎる、ずうずうしい猫が多すぎる…。仙台在住の作家・伊坂幸太郎が日々の暮らしを綴る。『仙台学』掲載を中心に書籍化。書き下ろし短編「ブックモビール」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】

エッセイなのだが、いつもの伊坂さんの小説のような展開が多い。やはり、冒頭の「タクシーが多すぎる」は、意識的にフィクションも交えてあるということだった。

そうした楽しい話と、震災で受けたショックやそこから回復?していく様が書かれた後半部分。

東北大学を卒業し、仙台が好きになって住み着いた伊坂さんのやさしさが一杯詰まった本だ。
震災後、何も出来ないことを伊坂さんはすまないと思っていらっしゃるような感も受けるのだが、また読者を励まして頂けるような作品を書いて頂きたい。


石巻でボランティアをしている若者二人をモデルにした短編が最後に来ている。

昨日図書館で借りてきて、移動時間中にほぼ読み終えた。もっとゆっくり時間があるときに書きたいのだが、今日は取り急ぎこれでアップする。

伊坂さんがますます好きになった。


それにしても、伊坂さんに奥様がいらっしゃり、さらに子どもさんまであるとは。何だか信じられない。

仙台ぐらし
2012年2月18日第1刷発行
2012年2月21日第2刷発行

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2012.09.27

堂場瞬一【七つの証言】

七つの証言

七つの証言堂場 瞬一 著
税込価格: 525円
出版 : 中央公論新社
ISBN : 9784122055971
発行年月 : 2012.3
利用対象 : 一般

日々起きる事件、そのとき鳴沢が取った行動とは? 彼にかかわる七人の目を通して描く「刑事として生まれた男」の真実。人気シリーズ外伝、短篇で登場!

まだ「刑事・鳴沢了」シリーズを全部は読んでいないのだが、本書は彼と関わった人たちが見た鳴沢の話。それぞれのモノローグである。
優美とは結婚していて、娘がいる。

第一話は、失踪課の高城賢吾が登場。どこで関わったのだろう?部下の結婚式での出会いだが、初対面のようである。噂には聞いているが……といった程度か?
その結婚式で事件が起こり、例によって鳴沢が飛び出していく。まさにタイトル通り「瞬断」である。

現在この高城が失踪課に配属になった本を読んでいるのだが、明神愛美も登場している。

あとは、海坊主のような今(こん)やシリーズの最初に登場した大西海などが続く。「海」君は、管理職に就いている。
そして、最近(というか最近読んだ)登場した同僚の藤田。新聞記者を止めて小説家になった長瀬と続いていく。

だが、どうも軽い。まるで「踊る……」のような印象を受ける。いや、「踊る……」は一度しか観たことがないので、軽々しく比較の対処にしてはいけないか。

元同僚で、鳴沢と因縁浅からぬ探偵の小野寺冴、最後は義理の息子内藤勇樹を配している。

堂場瞬一作品
堂場瞬一【帰郷】(11.07.04)
堂場瞬一【雪虫】(11.07.28)
堂場瞬一【孤狼】(11.09.27)
堂場瞬一【破弾】(11.10.09)
堂場瞬一【讐雨】(12.03.27)
堂場瞬一【虚報】(12.05.16)
堂場瞬一【血烙】(12.07.30)
堂場瞬一【被匿】(12.08.21)
堂場瞬一【ラストダンス】(12.09.07)
堂場瞬一【長き雨の烙印】(12.09.16)
堂場瞬一【七つの証言】(12.09.27)
堂場瞬一【疑装】(12.11.24)
堂場瞬一【アナザーフェイス】(12.12.03)
堂場瞬一【約束の河】(12.12.05)
堂場瞬一【敗者の噓】(12.12.19)
堂場瞬一【断絶】(13.01.10)
堂場瞬一【逸脱】(13.01.22)
堂場瞬一【蝕罪】(13.02.10)


七つの証言


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2012.09.26

物欲と付き合う

肥後橋

ようやく山が見えてきて、あと一日で何とかなりそう。
勿論それが終わりではなく、次々と予定は入ってくる。

しかし、そういうときだからか、又しても憂さを晴らしたい欲求が……。

丁度合わせたかのように、朝日新聞beで、欲しいものが鮮明にという記事を見つけた。

その方法とは、[必要なものが手に入る「欲しいものノート」 ] を作ること。

まずは、どんな紙でもいいから、「ほしいものの一覧」を書いていく。価格や重要性などは無視して、書き殴っていくというものだ。つまり、「ほしいもの」とは言っても、わかっているようでわかってないというのだ。それを、いわば「見える化」することによって、気持ちをスッキリさせる。

次は、それらとりあえず並べた「ほしいもの」から「どうしても手に入れたいもの」に○を付ける。意外とたくさんの○は付かないという。

さらに、今度はそれらを小さなノートの書き込んで、具体的な詳細を書いていく。

こうした課程の中で、「ほしいもの」と思っていたのに意外とどうでもよくなったり、「本当にほしいもの」が浮き彫りになってくるのだそうな。

こういう作業を通して、心の整理をしていくのかもしれない。


昨日の大阪。
いいお天気で、過ごしやすい日が続く。




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2012.09.25

都会の青空

20120925_092133

今日は委員会で大阪へ。本来の委員会構成員ではないのだが、録音関係からの出席。
フェーズ3というか、製品版の説明をメーカーから受ける。
その前に、フェーズ2,5的扱いの(現在のようなライセンスでの)バージョンアップがある予定。先日のバージョンアップは小さなものだったが、それでも表では歌っていなくてもルビ振りなどがやりやすくなっている。

フェーズ3は、製品版である。

直接肉声での録音も出来るし、あらかじめ録音した肉声と合わせることも出来る。マルチメディアデイジーへの対応が肉声録音での可能になるということで、待ち遠しい。


今年中に、現在ライセンスを渡している方とのきっちりとした確認が必要だ。確約書を交わしている人はいいが、それが出来ない場合はライセンスについても仕切り直しが要るかもしれない。

画像は、電車の中から仰いだ空。連結部のところ。




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2012.09.24

ボタン

カフスボタン

カーラジオで「捨てられないもの」として「ボタン」を挙げる人がいる、という話をしていた。

それで思い出した。
母が裁縫箱の箱の一つにバラのボタンを入れていて、それで遊ぶのが好きだったことを。

ラジオでも、ボタンを見つけた子どもがそれを綺麗だと言って遊んでいたという人のことを紹介していた。

しかし、自分では処分する服からボタンを外して保存するということは、したことがないなあ。

ボタン関連で言えば、カフスボタンも好きだった。カッチリとしたワイシャツタイプのブラウスに、気に入ったカフスボタンを付けると、気分もシャキッとしたものだった。

あの頃付けていたカフスボタンは、どこへ行ったのだろう?




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2012.09.23

堂場 瞬一【夜の終焉 上】

夜の終焉

夜の終焉 上堂場 瞬一 著
税込価格: 700円
出版 : 中央公論新社
ISBN ::978-4-12-205662-6
発行年月 : 2012.7
利用対象 : 一般

父母を殺された上に中傷を受けた真野亮介は、深夜営業の喫茶店を営んでいた。ある早朝、店を訪れた少女が事故に遭い、意識不明に。彼女が携えていた地図を頼りに、彼は20年ぶりに故郷・汐灘に向かう。「汐灘サーガ」第3弾

もう若者とは言えない二人の、喪失と再生の物語。
紹介文にあるのは、被害者の息子 真野亮介。
一方、加害者の息子である川上譲は、弁護士になっている。

二人とも、過去と決別するために故郷の汐灘を離れたのだが、運命は同じ時期に二人を呼び寄せる。

そして、新しく起きた事故と事件が、二人を巡り合わせることになるのだが、この上巻ではほとんど最終部分になって、ようやく二人に接点ができる。というところまで。

真野が経営している喫茶店を訪ねてきて事故に遭った少女が、一つのキーになる。


夜の終焉 上
中央公論新社
2012/07/25 出版
2012/08/31 Reader™ Store発売


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2012.09.22

胸突き八丁

桜島

昨夜遅く、二校用原稿が返ってきた。

んん?18日の東京での打ち合わせには、製作者の方と連絡が取れなくなったとかで、同席頂けなかった。
その故か、(直接ではなく一旦第三者からの伝言になる)何ヶ所か打ち合わせ通りでないところがある。

しかし一校目に比べるとかなり楽だろうか。

あと少しではある。

だが、テキスト版の(つまりテキスト化部分)の校正がかなりある。これは、こちらでテキスト化した人が「一つの段落では一本の縄のようにずっとつないでおく」ことをまだ理解出来ていないせいかもしれない。
丁寧に、繋いでいくしかない。

せっかくだから、これを元にデイジー化も視野に入れて、さらに自分の首を絞める (^_^;) ただし、合成音声での出力。




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2012.09.21

電子書籍異聞?

Honto

ま、言葉の使い方は於いて……。

電子書籍で買う本が増えてきたとはいえ、やはり紙の本も欲しいわけでついつい注文する。
本屋へ行くと、実物を見て買いたくなる。
これらの本は、自炊という形で残しておきつつあったのだが……

Readerでは、PDFファイルを読むのは苦しい。
iPadでは、その点が随分楽になった。iBOOKというアプリで、スイスイ読めるからだ。

だが、持ち出し用にはやはり重い。それだけならいいのだが、PC持参での本の冊数減らすための電子書籍だと、何をしていることやら、となる。
また、自炊は結構時間がかかる。他のことより優先度を上げるわけにはいかないのだ。

そこで、紙で買った本でも電子書籍で出版されているものについては、自炊しないことにした。一旦処分しても、再読は電子書籍で出来るからだ。
しかし、これのネックはダウンロード期間が決まっていることだった。買った本すべてをダウンロードしても無駄なので、ネットの本屋に置いておけたらいいのに、この点がネックになっていたのだった。

ところが、電子書籍のダウンロード期間(365日)の制限がなくなりました。 (2012年09月21日)という嬉しいお知らせがあった。

SonyStoreでは、講談社の本だけが365日という期間設定がある。これも、早く撤廃されたらいいのに。



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2012.09.20

演歌

ビッグボーイ

いつもはお泊まりの時でもテレビのスイッチは入れない。しかし、今回は気象が気になったのでニュースのあともかけていた。
その内、歌謡番組が始まったのだが、これが昔懐かしい?「愛の歌」だったか?
往時はスマートだった歌手たちも、随分と贅肉がついて、「愛」だとか「恋」だとかを歌う年ではないような気がするのだが。

いや、別にかまわないのだが、やはり「芸能人は見た目が肝心」だと思う。容姿のことではなく。

一層嫌だったのが、男性歌手が「女の恨み」だとか「未練」だとか歌っていること。見ているこちらが気恥ずかしくなる。
それにしても演歌は、「愛して恋して捨てられて」しかないのか?

うーん、別にファンではないが「ひかきよ」あたりはスカッとしていて感じいいな。

演歌ではないが、いつぞやラジオで三田明が「チコちゃん」を歌っていて、ガックリきた。昔は結構好きだったんだけど。

いつまでも過去ばかり引きずらないで、日々進化した姿を見せてくれればいいのに。


昨日のお昼は、訪問先近くの↑でご馳走になった。


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2012.09.19

大雨

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昨日は朝から雨だった。

渋滞を恐れて、早めに家を出る。だが思ったよりスムーズに車列は流れて、今度はバス停で長く待つ羽目に。ベンチもぬれている。
送ってきてくれたつれあいが、車の中からビニールの風呂敷を探し出してくれて、それでひとまず腰掛けることが出来た。

新幹線に乗ってからしばらくして外を見ると、景色が見えないくらいのひどい降りだ。まだ岐阜県には入っていない模様だが……。

後で判ったのだが、米原・岐阜羽島間あたりで豪雨のため、新幹線が運休したらしい。危ないところだった。もう少し遅い時間に設定していたら、行けない(来られない?)ところだった。

また、日帰りではなく、ちょうどいい折だからとお願いした施設訪問を予定して泊まることにしたのも幸いだった。日帰りだったら、帰り着くのは真夜中になるところだった。

今日は東京は大雨の予報だった(と思う)が、何とか小康状態を保ってくれないかな。


昨日の終了時間がはっきりしないため、いつも上京したときにお目にかかる委託先の代表さんへは連絡しなかった。
今日は、午前の予定が終われば目的を達するのだが、惜しいことをした。ドビュッシー展をしていたのを、ロバートさんのブログで知ったのだった。新幹線乗車まではかなり時間があるのだが、展覧会鑑賞には足りないだろう。
早くに知っていたら、予定に入れられたのに。


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2012.09.18

ごんおばちゃま【すっきり!幸せ簡単片づけ術】

すっきり!幸せ簡単片づけ術

すっきり!幸せ簡単片づけ術ごんおばちゃま 著
税込価格: 1,260円
出版 : イースト・プレス
ISBN : 978-4-7816-0625-5
発行年月 : 2011.12
利用対象 : 一般

何から片づけていいか分からない。片づけるのが苦手…。そんな人でも大丈夫。人気ブログ『ごんおばちゃまの暮らし方』の著者が、毎日たった30分の片づけで、モノとさよならする方法を伝授します。書き込み欄あり。【「


ちょっと変わった、片づけ本。ぶんぶんさんに教えて頂いた。

ストイックな「断捨離」
ときめきの「こんまり」

それらとは少々違った、言うならば「庶民的」な片づけ法?


ものを減らして、スッキリ暮らす。
心を軽くする。

といった視点は類書と同じだが、本書のユニークな点は、「抜き作業」だろう。
一日たった30分、場所を決めて、ひたすら不要なものを抜いて行く。抜いたものの処分?は、「捨てる」「リサイクルに回す」「売る」などそれぞれ。

何カ所か「抜き」作業をして、また戻ってきて同じ場所を「抜いていく」。二度目以降は違った眼で見ることも可能だろうから、作業は一層進む。
という段取り。

もう一つユニークなのが、自身のブログで一斉に同じ作業をする人たちを募集して、全国展開にしていることだ。
参加することを表明してリストに載ることで、同じ作業をしている人たちとの連帯感も生まれてくるのだろう
とてもそこまでという人は、「隠れ作業隊」として密かに同じ作業を続けることも可能だ。

作業は、月曜日~金曜日まで。
コメントには丁寧に応えつつ、モチベーションの持続を可能にしている。

というか、ブログでなさったいることが本になったということだ。


「祭り」で一気に片付けるだけの時間を生み出せない人には、有効な方法だと思う。


すっきり!幸せ簡単片づけ術


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2012.09.17

土鍋とおひつ

Photo_2

あれこれ壊れたからといって、悪いことばかりではないわけで。発想の転換で、新しいことが始まる。

電気炊飯器 が胡椒 じゃない 故障したので、土鍋での炊飯に挑戦することに。とは言ってもわが家はこの7月にオール電化になったばかりで、いやそれ以前から煮炊きは電磁調理器なのだった。

偶然どこかでIHヒーターに対応した土鍋(ご飯炊き)があると知ったので、まずはそれを検索。「炊っくん」という可愛い名前がついていた。
そして、たち吉のセラミックおひつも見つけたのだった。

Photo

購入は、Amazonでポチッと。

おひつの手触りが、なんともやさしい。



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2012.09.16

堂場瞬一【長き雨の烙印】

長き雨の烙印

長き雨の烙印堂場 瞬一 著
税込価格: 900円
出版 : 中央公論新社
ISBN :978-4-12-205392-2
発行年月 : 2010.11
利用対象 : 一般

汐灘の海岸で起きた幼女殺害未遂事件。容疑者として浮上したのは、二十年前に同様の犯行を自供し、服役した過去を持つ庄司だった。その庄司が、再審請求に向け動き出した矢先の事件。予断に満ちた捜査で犯行のシナリオを描こうとするベテラン刑事に対し、庄司のかつての親友で刑事となった伊達は、独自の調べを始める。

何とも救いのない結末だった。
同様の犯人は鳴沢了シリーズにも登場している。しかしその時は動機に同情すべき点があったのだが、本書の場合はまったく自分勝手な理由で罪の無いものを陥れている。

これでは、庄司も庄司に娘を殺されたと信じて復讐に走った桑原も哀れだ。自分では目的を達したと満足していたのだろうが、真実を知らないまま亡くなったことになる。

汐灘サーガでは、先に読んだ【夜の終焉】よりも前に来る作品だが、しばらくは著者のものから離れたいような気になる。
と言っても、まだストックがあるのだが。

堂場瞬一作品
堂場瞬一【帰郷】(11.07.04)
堂場瞬一【雪虫】(11.07.28)
堂場瞬一【孤狼】(11.09.27)
堂場瞬一【破弾】(11.10.09)
堂場瞬一【讐雨】(12.03.27)
堂場瞬一【虚報】(12.05.16)
堂場瞬一【血烙】(12.07.30)
堂場瞬一【被匿】(12.08.21)
堂場瞬一【ラストダンス】(12.09.07)
堂場瞬一【長き雨の烙印】(12.09.16)
堂場瞬一【七つの証言】(12.09.27)
堂場瞬一【疑装】(12.11.24)
堂場瞬一【アナザーフェイス】(12.12.03)
堂場瞬一【約束の河】(12.12.05)
堂場瞬一【敗者の噓】(12.12.19)
堂場瞬一【断絶】(13.01.10)
堂場瞬一【逸脱】(13.01.22)
堂場瞬一【蝕罪】(13.02.10)


長き雨の烙印
2010/11/25 出版
2011/01/07 Reader™ Store発売


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2012.09.15

まだまだ壊れる

隠岐の島


いろいろ壊れることが進行中のわが家だが、それだけに留まらない

ある日、炊きあがったご飯を見ると、なぜか茶色っぽくなっていた。
電子レンジのオーブン機能は、かなり前から使えなくなっている。
食洗機も、さびが浮いている。

などなど、小さいものについても、次々と壊れていく


しかし、それが次へ繋がって行くこともあるのだった。


なぜか、隠岐の島。
自分的には、少々意味がある。


結局、PDFファイルのテキスト化も付録に入れることにする。
句点で付けていたページを、原本の位置に戻す。と、若干ずれが出てくる。
スクリーンリーダーで読ませて、明日中には仕上げよう!


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2012.09.14

【サライ 2012年9月号】

サライ2012年9月号

サライ2012年9月号税込価格: ¥680 (本体 : ¥648)
出版 : 出版:小学館
雑誌コード :14211-10
発行年月 : 2012.8.10 
刊行頻度 : 毎月10日
利用対象 : 一般


大特集として「城と武将と城下町」があったが、むしろ
特集「永六輔が語る 愛しのラジオ・デイズ」が面白かった。

日曜日の夜、人びとの耳を釘付けにした「日曜娯楽版」
意味もよく解らないまま、大人の世界を垣間見ているような気になったものだ。

10年ごとにまとめてあるのだが、どの時代にも永さんは登場している。
若き日の久米宏や落合恵子の写真も、懐かしかった。

もう一つの特集「度の思い出を整理する 3つの方法」は、型どおりというか定番である。

特別企画の「さて、スマートフォン 始めるか」は、つれあいに見せよう。
「どうせ使いこなせないから……」と言ってるが……。



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2012.09.13

三浦綾子の全作品を電子書籍化 小学館

氷点

三浦綾子の全作品を電子書籍化 小学館、絶版作含め(asahi.com)

こういう企画は、もっと進めてほしいと思う。


個人的な電子書籍化(自炊)に対して、ちょっと考え方が変わってきた。結構面倒だというのも、ある。
しかし、購入するのがほぼ電子書籍かというと、そうでもない。やはり、書店で本を選ぶときの気持ち、ネット書店ではあっても、注文した門が届いてそれを開けるときのうれしさ。

そういったものからは、開放?されないのだ。

で、それの自炊だが、増える本と自炊化する本とのバランスが悪いというか、追っつかないのだ。
昔々からある本も放置状態だし、これらも何とかしておかねばならぬ。

という次第で、上記「電子書籍化への考え」が変わってきたというわけ。
具体的にどうするかは、また。というか、ほぼ書いてしまったが……。


画像は、三浦綾子さんの「氷点」。角川文庫の改訂版。
今持っているのは、何年に発行されたものだろう?


ただ今、著者一次校正の真っ最中。
出版されたら、買ってね>関係諸氏!



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2012.09.12

いろいろ壊れる

大淀川


7月にガスの給湯器が壊れてオール電化にした話は、書いた。(12.07.15)

8月に、トイレで水漏れが起きるようになった。見て頂くと、ウオッシュレットの問題らしい。交換かということで見積書も取ったのだが、その内直ったようでそのまま放置していた。
ところが、先日九州から帰った日、やはり水漏れしていた。しかも今度はどんどんひどくなる。

ということで、これも交換。

そうこうしているうちに、娘から「突然湯が出なくなった」という電話。
どうやら給湯器の故障らしい。娘は勤めているので、休みである木曜日まで見に来て貰えない。
というわけで、毎日風呂に入りに来る。上のチビさんがただ今修学旅行中なのが、わずかな救い。

しかしわが家の給湯器は370Lしか入らない。最初の日、じゃんじゃんシャワーを使ったのだろう。400リットル強 使ったことになった。前の日との関係もあるので、お湯がなくなってしまうわけではないのだが。

リフォーム(娘のマンション建設も)13年目ともなると、あちこちガタが来るようだ。

人間はもっと長く生きてきたのだから、ガタガタになっているのはしょうがないか!


画像は、大淀川。


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2012.09.11

九州へ行ってきた

九視協

宮崎で開催された、九州全体のとある研修会に招かれて、行ってきた。
担当は二日目なのだが、飛行機を使ったので初日の途中から参加。


1347366617891.jpg

式典・全体会の会場が、そのまま交流会の会場に。


アトラクション

アトラクションの若者たち。
高千穂鉄道を歌ったのが、印象的だった。


ホテル

会場になったホテルと、


大淀川

ホテルから眺めた、大淀川。


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2012.09.10

「ビッグイシュー」にデジタル版 

ビッグイシュー

「ビッグイシュー」にデジタル版 雑誌の販売員も紹介(asahi.com)

肥後橋だったか渡辺橋だったかの近くで立っていらっしゃるのを、通りかかったら買っていた。
最近、地元でも立っていらっしゃるようになって、見かけたら買っている。

しかしデジタル版が出来て広く知られるようになるのはいいけれど、そのために紙版が売れなくなるという心配はないのだろうか?

販売員のプロフィールや販売場所を掲載することで、

同事務所は「販売員を見かけても近寄りにくい、と感じていた人たちにも親しみを持ってもらうきっかけにしたい」。
というのだが……。


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2012.09.09

iPodが認識されない

Apple

久しぶりにやって来てiPodTouchをパソコンに繋いだチビさん。
「Apple Mobile Device Service が開始されていないため、この [デバイス] を使用できません」というメッセージが出て、使えないという。

ググってみると、Apple Mobile Device Service (AMDS) を Windows で再起動する方法というのに行き当たった。

現象としては、

iPhone、iPad、または iPod touch が Windows の iTunes で認識されない場合は、Apple Mobile Device Service (AMDS) の再起動が必要となることがあります。または、デバイスを接続すると、次のエラーが表示される場合があります。
ということで、上記メッセージが出たということだ。

解決策は、コンパネから管理ツールに入り、「サービス」を開いてApple Mobile Device」を探すということなのだが、コンパネを開いても「管理ツール」というのが見つからない。
さらにググって、ビスタでの見つけ方を調べる。

ようやく上の画面の場所を見つける。元々「サービスの開始」をしていないので、「停止」をすることなく「開始」を押してみる。

で、ようやく接続出来たのだった。

Appleのサイトには違う方法が書いてあったが、それより他の場所で見つけた方法の方が簡単だった。

しかし、何か見つけるにも、OSによって違ってくるというのは結構面倒だ。


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2012.09.08

桜島と「さくら」

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ただし これは向い側に入ってきた列車


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日向の朝

大淀川

大淀川


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2012.09.07

堂場瞬一【ラストダンス】

ラストダンス

ラストダンス堂場 瞬一 著
税込価格: ¥1,365 (本体 : ¥1,300)
出版 : 実業之日本社
ISBN : 978-4-408-55081-7
発行年月 : 2012.5
利用対象 : 一般

ドラフトの同期で、ともに今季限りで引退するベテラン投手真田と捕手樋口。シーズン終盤、2人は17年ぶりにバッテリーを組むことになるが…。現役最後の夏、40歳のバッテリーに訪れた奇跡のフィナーレを描く。

樋口 40歳のプロ野球キャッチャー。大学の後輩と結婚し、一人息子は12歳。野球をしているが、キャッチャーというポジションに不満を持っている。

ある日樋口は、用具係から真田が引退するらしいと聞かされる

第2章は、その真田の物語。真田は独身で、他の分野で活躍してきたスポーツ選手二人と記者の4人で、毎月会合を持っている。

同期は、もう一人いる。
華々しいデビューをしたスラッガー。だが、引退してそのまま監督に就任している。

その彼は、樋口が3年後に一軍の監督になることを知っている。

さてそこから、彼らはどう絡んでくるのか?

樋口は目立つことが嫌いな、黙々とキャッチャーの仕事をこなしてきた男

対して真田は、とにかく目立ちたい
引退を決めたときも、それを取引に使う。

樋口と真田は、一度だけバッテリーを組んだ。
だがその試合は無惨な結果になり、以後二人の接点はほとんどない。


で、色々な過程を経て、ストーリーは「最後の奇蹟」へと進んでいく。


モデル(球団)は彼の(かの)巨大球団か?ビジターに嫌がらせをする球場とは、ドームになる前のナゴヤ球場らしい。しかし、話自身は完全なフィクションだ。

同じ球団で生活していて「チームメイト」などと言っていても、やはり他の職種と一緒で 様々な軋轢はあるようだ。

あり得ない話だからこそ、つかの間夢に浸れて大変面白かった。

他の野球小説も読んでみたい。

堂場瞬一作品
堂場瞬一【帰郷】(11.07.04)
堂場瞬一【雪虫】(11.07.28)
堂場瞬一【孤狼】(11.09.27)
堂場瞬一【破弾】(11.10.09)
堂場瞬一【讐雨】(12.03.27)
堂場瞬一【虚報】(12.05.16)
堂場瞬一【血烙】(12.07.30)
堂場瞬一【被匿】(12.08.21)
堂場瞬一【ラストダンス】(12.09.07)
堂場瞬一【長き雨の烙印】(12.09.16)
堂場瞬一【七つの証言】(12.09.27)
堂場瞬一【疑装】(12.11.24)
堂場瞬一【アナザーフェイス】(12.12.03)
堂場瞬一【約束の河】(12.12.05)
堂場瞬一【敗者の噓】(12.12.19)
堂場瞬一【断絶】(13.01.10)
堂場瞬一【逸脱】(13.01.22)
堂場瞬一【蝕罪】(13.02.10)


ラストダンス
2012年6月15日初版第1刷発行


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2012.09.06

大阪人

Photo


先日「関西ホッと ラジオ」という、だがNHKの全国放送で「大阪のおばちゃん」を西川 が定義していた。

・飴を配る
・側にいる人の肩をたたく
・大声で喋る
・ヒョウ柄の服を着る→しかも顔が付いたもの

上のすべてが、なぜか自分には当てはまらない。
あ、「たこ焼き器」もないなあ。

「大阪人」ではなくても、「関西人」ではある?あり得る???

どこが違うのか?

いつぞや赤信号で道路を渡ろうとしたら、一緒にいた京都人に「さすが大阪人」と言われたっけ。


さてさて、宮崎の方たちはどんなだろう?



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2012.09.05

奈義町 山の駅

奈義町山の駅

奈義町現代美術館の受付で教えて頂いたところ。

なかなか賑わっている。地元で取れた野菜や果物、土産物もある。


地元の豚肉を使ったお弁当。副菜も色々あり、おいしかった。

奈義町山の駅


後方に見えるバンガローでは、泊まれるようだ。

奈義町山の駅

ただし、台所もあって自炊をする必要はある。風呂場もある。
小規模な合宿などにも、いいかもしれない。
上げ膳据え膳は望めぬものの、家族で泊まるのも楽しいと思う。



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2012.09.04

三木谷浩史【たかが英語!】

たかが英語!

たかが英語!三木谷 浩史 著
税込価格: 1,050円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-217763-4
発行年月 : 2012.6
利用対象 : 一般

世界企業は英語を話す。「英語公用語化」で、日本は復活する−。楽天の三木谷社長が、社内の英語化プロジェクト2年間の実験で確信した成功のマニフェストを語る。


楽天が発売している「コボ」が散々叩かれている。のみならず、書籍揃えもせこいなどと悪評だ。
だが、「無いよりはあった方がいい」という意見もあるようだ。

本書は、楽天が世界へ出て行くにあたって何かモヤモヤとしたものを感じていた著者 即ち 三木谷楽天社長が、社内で英語を公用語にしたことの顛末と中間報告。
さらには「楽天グローバル計画」について。

何事も、初めてすること・ものに対しては、世間からは好奇と冷ややかさで対応されることが多い。

しかし、著者は言う「たかが英語ではないか」と。

翻訳せず、コミュニケーションに力を入れよと説き、学校教育も実用的な英語にシフトすべきだとアドバイスする。
しかし、「通じればいい」と言われ続けて何十年経つだろう?

日本人の勤勉さは、前置詞や冠詞の間違いを許さず、マルバツで生徒を萎縮させてしまった面もあろう。

しかし、好むと好まざるとにかかわらず、グローバルな生き方をしていかなければならないだろう、一般人でさえ。

直接関係が無いようで ある意味「無いよりはあった方がいい」という言葉は、耳が痛い。


たかが英語!


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2012.09.03

奈義町立図書館

奈義町立図書館

先日書いた「奈義町現代美術館」と同じ建物内左翼にある奈義町立図書館は、開放的な明るい図書館だ。

各コーナーの説明の字が大きくはっきりとしていて、子どもや高齢者が本を探しやすい。
図書館は建物の2階だが、3階部分にも本が並んでいる。書架がちょうど四面を占めていて、そのスペース分だけが3階なのだ。書架で壁がふさがっている形だが、天井から入る光でとても明るい。
2階部分からは、外が望める。

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ちょっとだけ本を読んでいたのだが、ソファの配置も心地よく、いつまでもいたいほどだった。


建物左翼の一階部分は、企画展室と市民ギャラリーになっている。
画像は二点とも、ホームページから拝借。


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2012.09.02

電子書籍、街の本屋さんで 実物立ち読み

生協にて

電子書籍、街の本屋さんで 実物立ち読み→レジで代金

これのメリットの一つは、やはりクレジットカードを使わなくてすむということかもしれない。
リアル書店で買うときもカードは使うのだが、ネット経由と直接店舗で使うのとでは、心理的な違いがあるような気がする。

とは言っても、SonyStoreではカード決済しかないし、e-kenet書店は使っているカードからそのまま決済される。
BK1じゃなかったhontoでも、紙の本はモバイルSUICAを使っているが、電子書籍はカードの登録が必要だ。今のところポイントでしか購入していないが、登録していることに違いはない。

で、本屋さんで買う電子書籍である。
中身が判るかどうかは微妙だが、リアル書店が電子書籍を毛嫌いしなくなるといいな。


今日は、一日遅れ?の防災訓練日。今年は自治会の役員当番なので、つれあいは朝から出かけていった。
昼過ぎまでかかって、帰宅。
昼食後買い物に行こうとすると、雨が降ってきた。けっこうひどい夕立だったが、買い物が終わる頃には晴れてきた。


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2012.09.01

総合診療医ドクターg

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以前にも一度チラッと見たことがあるような。

病院を訪ねた患者の話を、ドラマ仕立てで展開。
その患者の話から、病名を当てていくようだ。

「ドクターG」というのが、診察だけできちんと診断してくれる総合診療医ということかな?
彼の話を聞いて、若い研修医たちが診断を下していく。

そこへ、司会の二人とゲストコメンテーター?が色々からんでいく。今回は、齋藤孝先生がゲストだった。

今回は「イケメン大学生を襲う謎の高熱!恋人も心配 就活ストレス?誰にも言えない秘密が」というながーいサブタイトルがついていた。
NHKでも、いつの間にかこういうタイトルを付けるようになっていたんだ。

それはともかく、見始めたのはちょうど患者の症状が出そろったところ。
三人の研修医の診断は、いずれも「ベーチェット病」だった。ただ、それにしては合わない訴えもある。

というのでそこを追求していくと、もう一つの症状があったというわけ。実はこれ、「ドラマの中で恋人に勧められてもベンチに腰掛けない」というヒントが隠されていたのだった。


実際の症例を元にしているということである。

すぐに検査・検査というのではなく、こうしてじっくりと問診して貰えて確実な診断が下されれば、それが治療できる病気であるならば、言うことない。

何だかミステリーを読んでいるような錯覚も起きるが、番宣によれば

総合診療医が病名を探り当てるまでの謎解きの面白さをスタジオで展開する新感覚の医療エンターテインメント番組。ドクターGが誰にでも思い当たるような症状で、見逃しがちな難しい症例をひっさげてスタジオに登場。
ということで、あながち間違った解釈でもなさそう。

で、今回の診断名は「クローン病」だった。
研修医たちも、若いがよく勉強しているし、しっかりした判断を下している。


さて、実際にこうした医師に巡り会うことが出来るかどうかも、運命の分かれ目になる?


画像はまったく関係ない、田舎の風景。こういうの、好きだな。


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