伊坂幸太郎【仙台ぐらし】
伊坂幸太郎 著
税込価格: 1,365円
出版:荒蝦夷
ISBN : :978-4-904863-18-3
発行年月 : 2012.3
利用対象 : 一般
タクシーが多すぎる、見知らぬ知人が多すぎる、ずうずうしい猫が多すぎる…。仙台在住の作家・伊坂幸太郎が日々の暮らしを綴る。『仙台学』掲載を中心に書籍化。書き下ろし短編「ブックモビール」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
エッセイなのだが、いつもの伊坂さんの小説のような展開が多い。やはり、冒頭の「タクシーが多すぎる」は、意識的にフィクションも交えてあるということだった。
そうした楽しい話と、震災で受けたショックやそこから回復?していく様が書かれた後半部分。
東北大学を卒業し、仙台が好きになって住み着いた伊坂さんのやさしさが一杯詰まった本だ。
震災後、何も出来ないことを伊坂さんはすまないと思っていらっしゃるような感も受けるのだが、また読者を励まして頂けるような作品を書いて頂きたい。
石巻でボランティアをしている若者二人をモデルにした短編が最後に来ている。
昨日図書館で借りてきて、移動時間中にほぼ読み終えた。もっとゆっくり時間があるときに書きたいのだが、今日は取り急ぎこれでアップする。
伊坂さんがますます好きになった。
それにしても、伊坂さんに奥様がいらっしゃり、さらに子どもさんまであるとは。何だか信じられない。
仙台ぐらし 2012年2月18日第1刷発行
2012年2月21日第2刷発行
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 仁木悦子【聖い夜の中で】(2025.03.27)
- 【本の雑誌 3月号】(2025.03.25)
- 江口恵子【普段使いの器は5つでじゅうぶん。】(2025.03.21)
- 堂場瞬一【英雄の悲鳴 ラストライン7】(2025.03.19)
- 篠田真由美【センティメンタル・ブルー】(2025.03.17)
コメント