三木谷浩史【たかが英語!】
三木谷 浩史 著
税込価格: 1,050円
出版 : 講談社
ISBN : 978-4-06-217763-4
発行年月 : 2012.6
利用対象 : 一般
世界企業は英語を話す。「英語公用語化」で、日本は復活する−。楽天の三木谷社長が、社内の英語化プロジェクト2年間の実験で確信した成功のマニフェストを語る。
楽天が発売している「コボ」が散々叩かれている。のみならず、書籍揃えもせこいなどと悪評だ。
だが、「無いよりはあった方がいい」という意見もあるようだ。
本書は、楽天が世界へ出て行くにあたって何かモヤモヤとしたものを感じていた著者 即ち 三木谷楽天社長が、社内で英語を公用語にしたことの顛末と中間報告。
さらには「楽天グローバル計画」について。
何事も、初めてすること・ものに対しては、世間からは好奇と冷ややかさで対応されることが多い。
しかし、著者は言う「たかが英語ではないか」と。
翻訳せず、コミュニケーションに力を入れよと説き、学校教育も実用的な英語にシフトすべきだとアドバイスする。
しかし、「通じればいい」と言われ続けて何十年経つだろう?
日本人の勤勉さは、前置詞や冠詞の間違いを許さず、マルバツで生徒を萎縮させてしまった面もあろう。
しかし、好むと好まざるとにかかわらず、グローバルな生き方をしていかなければならないだろう、一般人でさえ。
直接関係が無いようで ある意味「無いよりはあった方がいい」という言葉は、耳が痛い。
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