2012.10.31
2012.10.30
西田征史【小野寺の弟・小野寺の姉】
西田 征史 著
税込価格: 1,260円
出版 : 泰文堂
ISBN : 978-4-8030-0166-2
発行年月 : 2012.5
利用対象 : 一般
東京の片すみ、木造一軒家にふたりで暮らす、小野寺進と小野寺より子の姉弟。ある日、ふたりは、間違って配達された手紙を届けに行くことにするが…。さえないけれど、ささやかな幸せが香る日常を描いた物語。
何か読もうと思った本は、どなたかの紹介だったりどこかで書評があったものが多い。しかし、本書を読もうと思ったきっかけは、思い出せない。
それはともかく、「小野寺の弟」というからには「小野寺」君か「小野寺」さんがいるわけで、「小野寺の姉」というからには、やはり「小野寺」さんか「小野寺」君がいるのだろう。
ということは、兄弟は三人以上! ではなくて、姉弟二人がそれぞれの「弟」であり「姉」なのだ。つまり、誰かから見てよく知っている方(女性)の「弟」であり、「あの小野寺君」の「姉」というわけである。
などとくだらぬことを書いているが、本書はその二人が交代で語っていく、何の変哲もない物語だ。
時計屋に勤めている 40を過ぎた姉と、30代半ばの弟。不思議なことに、他の家族の話題は出てこない。いや、一度だけ出てきたかな?
弟は姉を気遣い、暴君的な姉も、心から弟を愛している。
この二人が日常遭遇する平凡な日々を綴っているに過ぎないのだが……。
弟はつきあっている女性がいて、姉とも仲良くしていた。だがいざ一緒に住むという時になって、破局が訪れる。よくある「私とお姉さんとどっちが大事」的なことで。
この辺を読んでいるときには、これって「母一人、子一人」の話と一緒だなと思った。
だが、やはり切ない。
家族との共有時間は、それ以後現れた人物よりもはるかに多いのだから。
以前東野圭吾【赤い指】でも感じたのだが、あとから参入する者は、当然そうした家族の絆を知らない。頭では理解しているつもりでも、踏み込めないものを感じて疎外感を持つのかもしれない。
小野寺の弟・小野寺の姉
2012年3月2日初版第1刷発行
2012.10.29
iPadアプリ:kindle
kindleが、日本で発売される。三種類あるようだ。まだ未来形だよね、「予約」とあるから。
うーん、どうしよう。
Kindle Paperwhiteは普通の電子ペーパーということで、Readerと同じかな?
だが、「Wi-Fi内蔵、Paperwhiteタッチスクリーン、高解像度、高コントラスト、ライト内蔵」ということで、機能はかなり高度だ。
あとの二つは、タブレット?大きさは同じようだけど。
で、アプリがあるというので入れてみた。
しかし「クラウドに何もない」と言われてしまった。
仕方ないので何か買おうかと思ったのだが、他の商品のようにカートに入れて買うのではないらしい。
最初の方だけ読める見本があったので、ポチッ!
即、iPadに入ってきたのにはびっくりした。
Readerのようにいちいち繋がなくてもいいというのは、確かに便利だ。
少し読んでみる。
「honto」と同じような感触だが、やはり長く読むと疲れるだろう。「honto」よりもいいのは、ページ数が表示されること。「honto」は全体のどの辺りを読んでいるかは解るのだが、ページ数が表示されないのだ。
さて、肝心のKindleはどうしよう。
2012.10.28
またも散在
「ほぼ日手帳カズン」の新しい使い道を考え出したので、購入することに。
でもこれ 3,500円もするんだ、カバーなしなのに。
ついでに文具を少々買って、つれあいやチビさんたちと合流してランチに。
そのあと本屋へ行くというチビさんたちと別れて、お手洗いへ。
そして、ある店の前を通ったのが悪かった。
最初に、色が目についた。差し色だが、やや渋めで しかしキリッとしている。3割引だって。
ふとその後方を見ると、これまた鮮やかな文様が。こちらは入荷したところだとかで、いいお値段だった。
結局、二点とも購入。
それより前に、他店で楽そうなボトムを見つけていたのだが、試着したもののややダボダボ気味なのでスルー。
しかし、一生懸命「抜き」をしても、これだからなー。
まだまだ修行が足りまっせん!
画像は、本文と微妙に(いや かなり)関係あるところから引っ張ってきた、おわかりになった方は、メールを下さいませ。
なーんて、何言ってんだか。
2012.10.27
本日のランチ
友人二人とランチ。
この前菜と
こちら ↑ のパスタとで、800円也。
そこへ、
↑のスープ(野菜たっぷりのミネストローネ)を足すと、ちょうど1000円になった。
ちょっと分かりにくい場所にあるのだが、友人の一人曰く
「こんなへんぴなところなのに、結構お客が多いね」
へんぴかどうかはともかく、大阪市内でもちょっとメイン通りから入ると、結構静かなところもあるのだ。
ここへは、ディナーには時折来ているのだが、ランチははじめて。
あと、1600円と2300円のメニューがある。品数は同じで、食材が違うのだとか。
そう言えば、ディナーも食材が違うとかで値段が違っていたな。
好みから言うと、本日のパスタはいまいちだったな。
2012.10.26
阪木司【和菓子のアン】
阪木 司 著
税込価格: 1,890円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-92706-6
発行年月 : 2010.4
利用対象 : 一般
やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。【「BOOK」データベースの商品解説】
短編集
その杏子が、「アン」と呼ばれるようになるまでが、表題作「和菓子のアン」だ。
ほんの60ページ足らずの中に、次々と起きる不思議。
一見謎や推理とは関係ない話のようでいて、読者を引き込んでしまう。
その杏子は、やや太めで背が低い女の子。
店員の立花は、20代のイケメン。次第に解ってくるのだが、乙女チックな草食男子だ。
そして頭の切れる椿店長は、ネットで株をしていて表面からは想像できないような情熱を注いでいる。
まだこの1編しか読んでいないのだが、楽しみにボチボチと読むことにしよう。
紹介文にも、「あなたも、しぶ〜い日本茶と一緒にいかがですか。」とある。
この著者の、他の作品も読んでみたい。
本書は単行本で、表紙絵はびっしりと並んだ薯蕷まんじゅうだが、文庫版はその一つを取り出して上半分には一つまるごとが、下半分には半分に切った姿が描かれている。あ、しかしこれは、単行本の裏表紙の絵と同じだった。構図は違うが。
和菓子のアン 2010年4月25日初版第1刷発行
2010年5月20日2刷発行
2012.10.25
〈ますます勝手に関西遺産〉2番線を人が通過しま~す
いかにも、関西的な発想だ。
「どうせ向こうへ行くんやったら、中通っていったらいいやん」てなもんかいな。いちいち階段を下りて上がって向かい側のホームに行く必要がなく、子ども連れや足の悪い人は大助かりだろう。
そういえば、次の電車が前の駅に着いたとか、前の駅を発車して待っている駅との間にいるとかいう表示も、関西発だそうな。
そうそう、カウントダウン信号もイラチ向きの大阪独特のもの(かな?)
こうした考え方は、ひとり こうしたものだけではない。
「同じ方向を向いているんやったら、点字図書館も公共図書館も、はたまたボランティアグループかていいやん」ということで、近畿の連携は他の地域にはない趣を呈している。
しかし阪神電車というのは、甲子園へ行ったときしか乗ったことがないような……。
2012.10.24
ドクターイエロー
ドクターイエローの中に入ってきた。ただし、リニア・鉄道館の中で。正式な名前は、「「新幹線電気軌道総合試験車」だとか。
展示されている車両に入ることが出来て、そこでは夜中の線路・架線点検作業の様子を映していた。
バラストの交換を交換する作業。車(勿論線路上を走る)でやってきて、古いバラストを掬って車内に入れる。次に後ろから新しいバラストをはき出す。続いて、隙間を埋める作業車が来て、次に突き固める車が来る。
以前は手作業だったのが、何とも効率よく作業を進めていく。しかし、一晩で出来る作業量はそう多くないようだ。
一方で、架線の点検や交換をする人もいる。
高速で走る新幹線。最新の(いや、誤変換でないかも)じゃない細心の注意がいるのだろう。
ドクターイエローが、走行しながら線路のゆがみ具合や架線の状態などを計測している様子も映されていた。これらのデータは、、新幹線総合システムに送って保線作業のデータとするようだ。
2012.10.23
リニア・鉄道館
リニア・鉄道館に行ってきた。
本当は、↑の右側に写っている列車で長野へ行きたかったのだが、留守中に色々入ってきていて早く帰る必要があったのだ。
何故「しなの」かと言うと、このところ?(疑問符・クェッションマーク)が渦巻いていて、直接伺いたいことがあったから。メールだと、なかなかうまく書けない。
目的が解らないというのは、何となく不安である。
それは於いて、土曜日ということもあって鉄道館は結構人出があった。
子どもたちだけでなく、いい年をしたおじさん・おばさん達も楽しんでいるようだ。と、その内の一人が書いている(苦笑)。思っていたよりコンパクトで、歩き回らなくていいのもありがたい。
迫力あるジオラマが楽しかった。時間が来ると、一斉に新幹線が(在来線も)動き出す。東京~関西までの一日を模したもの。ドクターイエローも、何度か走る。
せっかくの写真が、iPhoneカメラの設定が何故かおかしくなっていて、全体に薄ボンヤリとなってしまった。
2012.10.22
うたの旅人
ああそうか、だから好きだったんだ。
何となく後ろめたいような気持ちで歌うこともないのだ。
深いところで人を鼓舞したとあるが、音楽がその使われ方で運命を変えてしまう好例だろう。
この記事は、後半で中之島界隈のことにも触れている。
昼休みなど散策する人も多いが、この季節、ゆっくり巡り歩くのも楽しいだろう。
2012.10.21
〈フロントランナー〉「数の世界」
この冒頭にある「1から10までの10個の数字を足せば55になる」。では、「3から12までの10個の数字を足せば?」
で、すぐ答えの出る方法が示してある。
だが、「5番目の数字の後ろに5をつける」と覚える必要がある。
そもそも?なぜ「1から10までを足すと55になる」のか?そりゃ順に足していけばいい話なのだが、5に注目してその前後を見ると、補数になっている。そして、最後が10.そして真ん中の5.
だから補数が4個で40.それに10と5を足すから、55。で、いいのかな?
というか、最初の数字「1」と最後の数字「10」を足して5倍すればいい。
同じように、「3から12まで」だったら、「(3+12)×5」で「75」と、すぐ出てくるけど、違うのかなあ。
2012.10.20
内田康夫【中央構造帯 上】
内田 康夫 著
税込価格: 540円
出版 : 角川書店
ISBN : 978-4-04-160778-7
発行年月 : 2011.9
利用対象 : 一般
「将門の椅子」に坐る者には死が訪れる—。ある巨大銀行でささやかれていた迷信は現実となり、エリート銀行員が相次いで不審な突然死を遂げる。そして国際部に勤める阿部奈緒美の上司も犠牲となり……。【「BOOK」データベースの商品解説】
上下巻あるので、ストーリーはゆっくり進む。
浅見が登場するのは、上巻が半分以上過ぎたところから。それも事件との関わりではなく、あくまでも自分の関心事というか、「ご母堂」に命令されて調べに行ったから。
将門というのは、たしかにメジャーな人ではないようだ。大河ドラマではたしか加藤剛さんがなさったので、記憶に残っているのだが。
それが、地元では英雄として、より 影響を恐れて祭り上げているようだ。
一方で、バブルの頃の銀行の蛮行?へ踏み込んで、それら人間関係を暴いていく。それにかなりの紙数をさいて、上下巻になったのやもしれぬ。
自殺・他殺併せて何人かの犠牲者が出たところで、上巻は終わり。
プロローグでの戦争中の話とは、どこで結びついてくるのか?
飛行機事故で祖父と二人だけで残された川本は、銀行マンとして戻ってきた。彼は富士山の見えるところで育っている。そしてタイトルの「中央構造帯」。
浅見シリーズとしては、少々異端な作品かもしれない。
2012.10.19
団塊スタイル
某ブログで、この番組のことを知った。
見始めたのが ちょうど最後辺りだったのだが、出てきた場面で「あ、この人」とすぐに思った。
ゲストの落合恵子さんでもなければ、話題になった「挑戦する主婦」でもない。
司会をしている、国井雅比古アナウンサーのことだ。
ずっと以前、「ぐるっと海道3万キロ」という番組のナレーターを担当なさっていた。その頃からファンだったのだが、見事に年を重ねられた。(人のこと言ってられないけど……)
うーん、懐かしいなという思いと、……ふくざつ……。
でも、いい感じだよ、今も。
今日は大会終了後、1月に呼んで頂いているところの代表と会食。お目にかかれてよかった、と双方で合意。
こうした、リーダーに包容力があるところとは、今後もお付き合いしていきたい。
昨日のメールより
今年は地元の講習会が、より進んだ方向へ行きそうだ。
2012.10.18
2012.10.17
玄関・2回目
ごんおばちゃま 著
税込価格: 1,260円
出版 : イースト・プレス
ISBN : 978-4-7816-0625-5
発行年月 : 2011.12
利用対象 : 一般
同じ本なのでと過去記事を探したのだが、もう一ヶ月も昔に紹介しているのだった。まったく月日の経つのが早いこと!
「隠れ片づけ隊」も、先週二日休んで、だが何故か玄関は2回目が廻ってきた。
前回抜いてスッキリした靴箱(下駄箱とは言わないのだろうな)から、全部の靴を出す。あ、本書では「下駄箱」という言葉を使っているよ。実は、綺麗な色の駒下駄が一足あるのだった。どうしようかな。ま、その内決断がつくか。自分のものは少ないのだし。
それはともかく、今日は靴箱の中の拭き掃除もする。
しかし、この場所はむずかしい。自分のものだけではないからだ。
もう少し実績を重ねてから、次のステップへ誘導できればいいとしよう。
あすから三日間は、またお休み。あ、土曜日はどちらにしてもお休みの日だった。
2012.10.16
CassetteMateを使ってみる
というか、「ドリームカセット」というテープ再生機 ↑ を購入したら付いてきたソフト。
これ自身は、テープからの音源を取り込むだけで、編集するにはCassetteMateソフトウエアというのをインストールする必要があるらしい。
だが、環境のせいか?これがうまく入らない。
まぁそれは別段問題は無い。編集については、他にもソフトはあるからだ。
困ったのは、テープの再生速度が速いこと。あちこちひっくり返してみても、どこにも速度調整ボタンなどはない。
しかしこの問題も、千枚通し一本で解決。へー、知らんかったよーー!何でもやってみるもんだね。
元々、テープからPCへの取り込みにはカセットデッキを使っていたのだが、これまで使ってきたデッキが3年くらい前に全部壊れたのだ。30年間で6台買ったな-。一台あたり5年というのは長持ちでは。いや、最初の頃はデンスケなど勧められてたから(誰だ!こんなの勧めるなんて)デッキは使っていない。ここ3年ほども使っていないから、デッキ歴はもう少し短いということになる。だが一度に必ず二台持ちしていた。一台が壊れても、即もう一台で録音できるように。
思えばそれからはパソコン遍歴で、ボランティアとはいってもお金のかかること!
デジタルからアナログへの変換(つまりテープに落とすこと)は、できない。だがこれは、会所有のデッキを使う。
今度テープ再生機を購入したのは、個人的使用のためだから。
使い勝手などは、メモを兼ねて書くかも。
2012.10.15
〈オトナになった女子たちへ〉
ま、そのまんまな記事なのだが……。
きょ、今日も見てしまいました。電車で化粧をする女子です。
この女子、目の前に好きな男子が立っていても、車内化粧する部族なんだろうか。いや、やらない部族だと思う。
とあるが、過日レストランで、見てしまった。
彼氏と食事中の彼女。目の前の男子が一所懸命話しているのだが、彼女の方は彼を見向きもせず、「一所懸命」化粧をしていた。
それを見て、不思議だった。電車内で化粧をするのは、これから会いに行く彼に綺麗な姿を見て貰いたいからではないのか?
結婚しても、しばらくは夫の目の前で化粧する姿を見られたくないというのが、妻の気持ちではなかろうか?
2012.10.14
【Associé 日経ビジネス 2012−11】
Associé 日経ビジネス 2012−11 超決定版 手帳術2013 252号
高木 智編著
税込価格: 690円
出版 : 日経BP社
ISBN : 978-4-569-70039-7
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
コンビニに入ったら入り口付近にあったので、購入。相も変わらず、性懲りも無く、この季節になると少なくとも一冊は読んでおかねばという気になってしまう。
毎年同じような、誰かの手帳使いこなし術、手帳の選び方、スマホとの連携など。
だが、今回は思いがけない「再会」があった。
リフィルが手に入りにくくなって使わなくなった、「SD手帳」の紹介があったのだ。しかも4ページに渡って。
どうしようかな!
これまでに、このSD手帳以上に気に入ったものはなかった。
しかし、今使っているGLOIREも慣れてきたしなあ。
新素材のリフィル用紙はこの秋発売ということで、それを待ってからまた迷うことにしよう。
ため込んでいたリフィルも、プラケースも、何冊か揃えたカバーも、断腸の思いでみーんな処分したんだけどなー。
2012.10.13
【花森安治のデザイン】
花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事
暮らしの手帖社 編
税込価格: 1,365円
出版 : 暮らしの手帖社
ISBN :978-4-7660-0173-0
発行年月 : 2011.12
利用対象 : 一般
『暮しの手帖』表紙原画、書籍装釘原画、カット・手書き文字、新聞広告版下など、花森安治の作品約300点を掲載。関連年譜。掲載目録も収録。花森安治生誕100年記念出版。【「TRC MARC」の商品解説】
生誕100年かー(但し昨年)。
冒頭の「はじめに」で、花森のことを紹介してある一文があるほかは、ひたすら花森の絵が並んでいる。
暮らしの手帖は、子どもの頃から家にあった。年4回出版だから3ヶ月間は同じ本があって、その故か表紙絵は目に焼き付いている。
懐かしい絵がつづく。
結婚してからも時々買ってはいたが、毎回買うほどではなかった。
2世紀に入ってからは、それまでの静物画と違い女性がも多くなっている。何故か前後して、買わなくなったのではないか?
本を通して向き合ってきたような方だが、表紙画を撮影していらっしゃる姿が写っているページがあった。当然だが、若い。
44号からは絵ではなく、ものを配置して上から撮ったものが表紙になっていたらしい。
そうすると、女性画はどうだったのだろう?
まだまだ街にものがあふれていなかった時代、「暮らしの手帖」はバイブル的な位置を占めていたような気がする。それが時代を経て、もっと華やかなものがもて囃されるようになっていった。
しかし本の姿勢は一貫して変わらず、地味に暮らしを支える一角を担ってきた。
花森安治のデザイン
平成23年12月19日初版第1刷発行
2012.10.12
小諸なる古城のほとり
この詩に詠まれた小諸城址へ行ったのは、5年前の秋だった。
「懐古園」の大額も覚えているのだが、大勢での散策だったためササッと巡ったという思い出でしかない。
藤村記念館も、この中にあって、この曲が聴けたのではなかったか?
ガラス障子からの風景がよかったのは、ここではなかったか?堀辰雄文学記念館だったかもしれない。
この詩は中学時代の覚えて以来、当時の文学少女(誰のこと?という突っ込みはなし)の心を捉え続けている。
きっかけというのは面白いもので、何か一つを知ると、関連するものにも興味が沸いてくる。この場合は、藤村の本を片っ端から読むという結果に繋がった。
堀辰雄、然り。
2012.10.11
人形飾る菊と情熱
午後の委員会会場へは、自宅からのJRではなく、福祉会館から私鉄を使う。電車に乗ってすぐ、「ひらパー」の横を通る。帰宅時に使う時はこの辺では確実に居眠りをしている。今日は出発なので、起きていたという次第。
そう言えば、人形飾る菊と情熱 大阪・ひらパー菊人形展が復活ということで、6日から始まっていたのだった。開業100周年を記念しての催しである。
これまでのように、大河ドラマをテーマとするというのは変わらず、今回は「平清盛」である。
恒例最後の年となった2005年は「義経」だったのも、何かの縁だろうか。
2012.10.10
隠れ片づけ隊
ごんおばちゃま 著
税込価格: 1,260円
出版 : イースト・プレス
ISBN : 978-4-7816-0625-5
発行年月 : 2011.12
以前書いたごんおばちゃま【すっきり!幸せ簡単片づけ術】の「片づけ隊 第12期」が、始まった。
実はこの「片づけ隊」には、「隠れ片づけ隊」というのがあって、名乗ることなく密かに参加することが出来るのだ。
で、自分はこれに参加している。
とはいっても、明日はさっそくお泊まりだし、順調に同じようには進めていけない。だが、しなかった日はまた次回ということで、「しないよりはマシさ」くらいの気持ちで「参加」している。
前回も書いたが、「30分しかしてはいけない」というのが、ポイントだ。たかが30分、されど30分。ゼロと一とは大違い。まして30をや。
2012.10.09
タブレットのことなど
今日の運営委員会での会長の新製品?から。
まずは、タブレットフォンでGoogleの検索先を見せて頂く。(実はうちのサイトだったのだが)
その時の話は於いて。
そのタブレットは、6インチらしい。iPadミニの話に発展。
休憩時間に見せて頂いたのが、↑のタブレット。
で、カバーに覆われたそのタブレットに、やおらキーボードをくっつけて……
あらあらと思っている内に、合体。
実はパソコンが離れるのだった。
合わせて、1.1キロくらい?タブレットだけだと700グラムくらいか?iPadと同じくらいだね。
で、3万円台だったとか。
この4月からタブレットづいて、4台も入手。iPadだけは絶対に買わないとか。高すぎる、と!
で、いつもは「いいないいな」となって、追随するのだが、何しろ現在は本気で「抜き」をしている最中なので、ご褒美は「おあずけ」。いえ、これまでだって【本気】だったんだけどね。
iPadミニが出るまでに、「抜き」を卒業しなければ!!!
そうそう、ASUSは「アスース」でなく「エイスース」に統一したようだ。
おまけ、もう一つ。
FAXで貸出依頼が来たのだが(サピエ未加入の公共図書館)、それはテキストDaisyだった。折り返し電話をしたのだが、閉館していた。というか、整理するためにしばらく閉館しているとか。メールで、電話を(掛けてと)依頼する。
リスナーの再生機をお聞きして、出来るだけ柔軟に対応したい。
2012.10.08
城山三郎【逃亡者】
城山 三郎 著
税込価格:500円
出版 : 新潮社
ISBN : 978-4-10-113323-2
発行年月 : 2008.9
利用対象 : 一般
25年前、空襲の混乱にまぎれて刑務所を脱走した男を追っている刑事と、刑事の訪問で逃亡者にまつわる戦時中の記憶を蘇らせる守衛。二人の対話を通して、戦争の残影を凝視した表題作。子供のころに怪我をさせた人物から借金を強要され、それまで見向きもしなかったリベートに手を出してしまう男が、苦い胸中を吐露した「カカオ・フィーズの味」など、単行本未収録の8編を収める。
何故か紙版がないような……?
姉妹二人が、意外とサバサバとした会話をする【北の空へ】。母の世代よりは、若干若いだろうか。戦後、とは言っても既に自衛隊が出来ている。
その自衛隊の飛行士と、その基地まで会いに行くという思いきった行動をする女性を描いている。同世代の男性が多く戦死して、結婚する機会を逸してしまった主人公。
相手の自衛隊員が、酒を飲んでそれまでとは違った一面、目が据わって云々というところなど、面白かった。
上記で紹介されている【カカオ・フィーズの味】も、ほろ苦さを感じさせてよかった。
いずれも、戦争を挟んでの話が多く、やや暗めだ。
2012.10.07
秋日和
歯が痛い痛いとわめいていたつれあいだったが、今日は地区運動会で出かけていった。チビさんたちも来ないし、独りである。
はかどる、はかどる。
何故か、平日よりもはかどる。なぜだろう?と考えて、納得。外を、何も通らないのだ。勿論、ピンポーンも鳴らない。郵便も来ない。夕刊も来ない。電話も鳴らない。メールも来ない。こちらからも出さなくてもよかったらいいのに……。
時折風の音がするくらいだ。
まずは、プライベートで依頼されていたテキストDaisyを完成させる。このところの出版のことで、すっかり遅くなってしまった。専門書なので、膨大だし階層もかなり深い。
しかし、基本に忠実に丁寧に作る。
そのあと、着手登録した本の「読取革命」での「校正」と、メモ帳での「校正」。ソフトを使ってのDAISY化など。
毎日少しずつでもしていないと、すぐ忘れそう。
午後からは、長らく放っておいた委託図書の検証。ここの会は、今ひとつ解ってないようなんだなー。
代表に、メール発信。
他の委託者への連絡もしなければ。暑い間は休業だと仰有っていた方へも、進捗状況を聞かなければ。
と、声を出さない仕事はまだまだ続くのだった。
東京のグループへの連絡もいるなあ。
西方面は、丁寧なテキストDaisyを完成させている。東京の録音とともに、安心できるグループだ。ここは、録音の蔵書は日が浅いが、代表がしっかりしているだけに、有望。
東京もそうだが、やはり代表者の資質にかかっていると言えようか。
などとつらつら書いていたら、つれあいが帰ってきた。懇親会は出なかったとか。
2012.10.06
運動会
今日は朝から慌ただしかった。
先日から歯が痛いと言っていたつれあいが、昨夜は痛くて眠れなかったらしい。
電話を掛けて、11時45分から歯科医へ行けることになった。
午後は、明日の地区運動会の準備で出かけなければならない。
逐刊で製作している雑誌を買いに行く必要がある。開店は10時。
その前に図書館へ寄って、予約本を受け取る。
本屋へ。
帰途、整形外科へ行くとすいていたので、薬のみ処方箋を頂く。
隣の薬局へ。
そのあと、生協で買い物をして帰宅。
今日は暑いくらいだ。このまま行くと、明日は絶好の運動会日和。先週とは大違いだ。
寿司屋の若い店長が、最悪の状態だと嘆いていた。予約キャンセルがあるだろうが、実際に当日(先週の日曜日)にならないと連絡はないだろうから、準備も必要なのだと。
台風という自然のせいとはいえ、大きな被害だけでなく日常生活にも少なからぬ影響があるのだ。
さて、午後は静かに編集と製作をしよう。
愚直に、シンプルに、誠実に、基本に則って。
2012.10.05
伊坂幸太郎【ブックモビール】
伊坂幸太郎 著
税込価格: 1,365円
出版:荒蝦夷
ISBN : :978-4-904863-18-3
発行年月 : 2012.3
利用対象 : 一般
一昨日書いた仙台ぐらしに収録されている短編。
実際に石巻でボランティアをし、移動図書館を走らせていた若者二人を描いている。
ただフィクションであるから、伊坂さん独特の面白い設定になっている。一人はスリ。
ところで、【仙台ぐらし】に戻るが、震災前のエッセイの「消えるお店が多すぎる」は、実感として感じる。
また、「心配事が多すぎる」というのは ⅠとⅡがあるが、伊坂さんの心配ごとにも同感である。
先日電話インタビューを受けたのだが、それが今日からネットで流れている。電話だからか、違う人の声みたいだ。
打ち合わせにはなかった質問もあったりして、少々とまどっている。
本が、たくさんの人に活用して頂ければいいなあ。
仙台ぐらし
2012年2月18日第1刷発行
2012年2月21日第2刷発行
2012.10.04
2012.10.03
歯科医
もう一ヶ月以上前から、右上の歯が痛くなっていた。
ようやく予約をして、歯医者へ行く。
ここは、以前通っていた歯科医院の代替わり?だ。
前の歯科医院は、どうしてお辞めになったのだろう。一月まで見て頂いていたのだが、三月に突然閉院するとのハガキが来たのだった。
さて新しい医院だが、建物はそのままに、内装を変えてある。
しかし、ビックリしたのは、ドクターの物腰だった。まるで、お客様扱いなのである。
しかも、きわめて丁寧な言葉遣いなのだ。例えば、「歯茎が悪くなっていらっしゃる」というような調子。
それはともかく、一回目の治療で歯茎を徹底的にお掃除した。それが功を奏したのか、痛みは治まった。だが、完治したわけではなく、今日の診療ではやはり歯の炎症があるとのことだった。
最近、代替わりする店が多いような気がする。
人様にものを渡すのは、むずかしい。安易にするものではないと思う。
先日も、見事に忘れて帰られた。おそらく、忘れたことさえ思い出されることはないだろう。
しかし、関心のなくなったことを押しつけても迷惑なことだったろうと、反省!
いつぞや、趣味のDVDを貰って、処分に困ったことを思い出した。
医院近くで、まだ咲いていたアサガオ。
最近のコメント