阪木司【和菓子のアン】
阪木 司 著
税込価格: 1,890円
出版 : 光文社
ISBN : 978-4-334-92706-6
発行年月 : 2010.4
利用対象 : 一般
やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。【「BOOK」データベースの商品解説】
短編集
その杏子が、「アン」と呼ばれるようになるまでが、表題作「和菓子のアン」だ。
ほんの60ページ足らずの中に、次々と起きる不思議。
一見謎や推理とは関係ない話のようでいて、読者を引き込んでしまう。
その杏子は、やや太めで背が低い女の子。
店員の立花は、20代のイケメン。次第に解ってくるのだが、乙女チックな草食男子だ。
そして頭の切れる椿店長は、ネットで株をしていて表面からは想像できないような情熱を注いでいる。
まだこの1編しか読んでいないのだが、楽しみにボチボチと読むことにしよう。
紹介文にも、「あなたも、しぶ〜い日本茶と一緒にいかがですか。」とある。
この著者の、他の作品も読んでみたい。
本書は単行本で、表紙絵はびっしりと並んだ薯蕷まんじゅうだが、文庫版はその一つを取り出して上半分には一つまるごとが、下半分には半分に切った姿が描かれている。あ、しかしこれは、単行本の裏表紙の絵と同じだった。構図は違うが。
和菓子のアン 2010年4月25日初版第1刷発行
2010年5月20日2刷発行
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