【花森安治のデザイン】
花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事
暮らしの手帖社 編
税込価格: 1,365円
出版 : 暮らしの手帖社
ISBN :978-4-7660-0173-0
発行年月 : 2011.12
利用対象 : 一般
『暮しの手帖』表紙原画、書籍装釘原画、カット・手書き文字、新聞広告版下など、花森安治の作品約300点を掲載。関連年譜。掲載目録も収録。花森安治生誕100年記念出版。【「TRC MARC」の商品解説】
生誕100年かー(但し昨年)。
冒頭の「はじめに」で、花森のことを紹介してある一文があるほかは、ひたすら花森の絵が並んでいる。
暮らしの手帖は、子どもの頃から家にあった。年4回出版だから3ヶ月間は同じ本があって、その故か表紙絵は目に焼き付いている。
懐かしい絵がつづく。
結婚してからも時々買ってはいたが、毎回買うほどではなかった。
2世紀に入ってからは、それまでの静物画と違い女性がも多くなっている。何故か前後して、買わなくなったのではないか?
本を通して向き合ってきたような方だが、表紙画を撮影していらっしゃる姿が写っているページがあった。当然だが、若い。
44号からは絵ではなく、ものを配置して上から撮ったものが表紙になっていたらしい。
そうすると、女性画はどうだったのだろう?
まだまだ街にものがあふれていなかった時代、「暮らしの手帖」はバイブル的な位置を占めていたような気がする。それが時代を経て、もっと華やかなものがもて囃されるようになっていった。
しかし本の姿勢は一貫して変わらず、地味に暮らしを支える一角を担ってきた。
花森安治のデザイン
平成23年12月19日初版第1刷発行
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