« コスモスクエア | トップページ | 幸福な鉄道展 »

2012.12.26

〈まちの埋蔵文化人〉

坩堝

〈まちの埋蔵文化人〉ツボを押さえた指先の魔法

【坩堝】
「るつぼ」と読む。

「興奮のるつぼ」の「るつぼ」である。
これが「ツボ」の一種であるとは、知らなかった。

役割は、ガラス原料を熱で溶かすときに使うものだという。
そして、ろくろで坩堝を作る人は、たった二人しかいないのだそうだ。

しかしこの坩堝は、ガラス原料ととともに高温で焼かれ、約1ヶ月で命を終える。

 「それでも、自分の作った坩堝がガラス作りを支え、誰かの役に立っているという誇りがある。もっと経験を積んで、この技術を100年後に残したい」
と、上記二人の内の一人、若い職人は言う。


ただし、目的によっては必ずしも無くなってしまうものでもないようで、かなりな高級品もあるようだ。


この記事を読んでいて、ふと思うことがあった。
完成されたものが出来るまでの、つなぎとしての役割も果たすもの。話題の本に早く触れたい人たちに届けることが出来るもの。
そうした役割を持ったものが、今少しずつ増えつつある。



|

« コスモスクエア | トップページ | 幸福な鉄道展 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« コスモスクエア | トップページ | 幸福な鉄道展 »